2014-02-01から1ヶ月間の記事一覧

祈りの小箱(110)『傷を癒していただきましょう』

『傷を癒していただきましょう』 誰かにひどいことを言われたり、信頼していた友達から裏切られたり、会社で容赦なく叱責されたりしたときなど、わたしたちの心には怒りや憎しみが湧き上がってきます。そんなとき、怒りや憎しみを無理に抑えつけようとしてい…

祈りの小箱(109)『一緒に救って下さい』

『一緒に救って下さい』 職場や学校などで誰かから嫌な目にあわされたとき、わたしたちはつい「神様、どうかわたしを救って下さい。嫌なあの人をやっつけてください」と願ってしまいがちです。ですが、もし相手もわたしたちのことをとても嫌な奴だと思ってい…

祈りの小箱(108)『心で話し、心で聞く人』

『心で話し、心で聞く人』 人と深く交わり、深く愛し合いたいという願いを、多くの人が持っていると思います。では、どうしたら人と深く交わることができるのでしょう。人と人とのコミュニケーションには、一つの法則があるように思います。それは、心の深み…

祈りの小箱(107)『よい聞き手』

『よい聞き手』 その人と話していると、心の奥深いところにあった漠然とした思いが、はっきりとした言葉になって湧き上がってくる。自分でも気づいていなかった本当の自分に出会うことができる。そんな人がときどきいます。よい聞き手というのは、確かに存在…

バイブル・エッセイ(385)「父なる神の子となるために」

父なる神の子となるために 「あなたがたも聞いているとおり、『目には目を、歯には歯を』と命じられている。しかし、わたし は言っておく。悪人に手向かってはならない。だれかがあなたの右の頬を打つなら、左の頬をも向け なさい。あなたを訴えて下着を取ろ…

【フランシスコ教皇の言葉】

フランシスコ教皇の言葉 ■説教、メッセージから■ 2月16日(日)アンジェラス 「キリストの光に照らすとき、すべての掟は愛の要求としての完全な意味を現します。そして、すべての掟は『心を尽くして神を愛し、自分を愛するように隣人を愛しなさい』という最も…

祈りの小箱(106)『たった5分でも祈るなら』

『たった5分でも祈るなら』 「祈りほど実用的なものはない」と言った人がいます。「祈る」というと、現実離れしてあまり役に立たないと思う人がいるけれども、実際にはまったく逆で、祈りほど実用的なものはないというのです。わたしもまったく同感です。祈…

【感謝と祈り、分かち合いの集い】

感謝と祈り、分かち合いの集い 〜マザー・テレサの心を生きるために〜 神戸からの離任に当たって、マザー・テレサ共労者会神戸グループの皆さんが下記の通り「感謝と祈り、分かち合いの集い」を企画してくださいました。今回は、マザーのあまり知られていな…

【春からの新しい任地について】

春からの新しい任地について すでにカトリック新聞の人事欄などでも発表されましたのでご存知の方も多いかと思いますが、このたび6年間奉仕させていただいた神戸の地を離れ、山口県に移ることになりました。山口県では、宇部カトリック教会、高千帆カトリッ…

祈りの小箱(105)『自分に自信を持ちましょう』

『自分に自信を持ちましょう』 大きな失敗をしてしまったときや、自分の思った通りにうまく生きられないとき、わたしたちはつい「わたしはつまらない人間だ」と思ってしまいます。すっかり自分に自信を失い、自分自身に向かっても、友人や家族に向かっても「…

【大阪教区3.11記念行事・とどけ!心の歌声】

とどけ!心の歌声〜東日本大震災から3年、今こそ共に〜 東日本大震災発生から、間もなく3年が過ぎようとしています。あの震災の記憶を風化させず、被災地の皆さんといつまでも心を一つにして祈り続けるため、3.11に合わせて神戸で祈りの集いを行うことになり…

バイブル・エッセイ(384)天の国に入るために

天の国に入るために 「言っておくが、あなたがたの義が律法学者やファリサイ派の人々の義にまさっていなければ、あなたがたは決して天の国に入ることができない。あなたがたも聞いているとおり、昔の人は『殺すな。人を殺した者は裁きを受ける』と命じられ …

【フランシスコ教皇の言葉】

フランシスコ教皇の言葉 ■説教・メッセージから■ 2月12日(水)一般謁見 「エウカリスチアの秘跡の中で、私たちは神のゆるしと、ゆるしへの招きを体験します。私たちは、自分に価値があるからエウカリスチアの秘跡を祝うのではなく、イエス・キリストに受肉し…

祈りの小箱(104)『幸せはつながりの中に』

『幸せはつながりの中に』 「幸せになりたい」、それは誰にとっても切実な願いでしょう。ですが、どうしたらわたしたちは幸せになれるのでしょう。幸せとはいったい何なのでしょう。 ある人は、幸せになろうとして自分を磨こうとします。勉強して資格を取っ…

フォト・ライブラリー(419)大阪城公園のスズメたち〜冬の日の風景

大阪城公園のスズメたち〜冬の日の風景 今回は、スズメたちのあまり知られていない日常生活の様子をお届けしようと思います。まずは朝早く、桜の木の枝から昇ってくる朝日を見つめるスズメ。ちょっとまぶしそうですね。 小さな木の切り株に、押し合うように…

祈りの小箱(103)『98%の恵み』

『98%の恵み』 人からひどい悪口を言われたり、思いがけないトラブルに巻き込まれたり、仕事でへまをしてしまったときなど、家に帰って来てからもそのことで頭がいっぱいになってしまうことがあります。感情が高ぶって、他のことが何も考えられなくなってし…

【シグニス・セミナーin関西】

インターネットが拓く、新福音宣教Ⅷ 教皇庁広報評議会のもと、全世界で活動を続ける信徒団体「シグニス」(日本支部)主催によるセミナー「インターネットが拓く、新福音宣教」が、関西で初めて開催されることになりました。今回の主なテーマは、福音宣教にお…

バイブル・エッセイ(383)『内なる愛の光』

内なる愛の光 「あなたがたは地の塩である。だが、塩に塩気がなくなれば、その塩は何によって塩味が付けられよう。 もはや、何の役にも立たず、外に投げ捨てられ、人々に踏みつけられるだけである。あなたがたは世の光である。山の上にある町は、隠れること…

フォト・ライブラリー(418)大阪城公園のスズメたち〜「ふくらすずめ」

大阪城公園のスズメたち〜「ふくらすずめ」 今回は、大阪城公園で出会った「ふくらすずめ」たちの姿をご紹介したいと思います。「ふくらすずめ」というのは、このように全身の毛をふくらませた冬のスズメのことです。 冬の日の朝、こんな姿にふくれあがった…

【フランシスコ教皇の言葉】

フランシスコ教皇の言葉 ■説教、メッセージから■ 1月31日(金)朝のミサ 「『神の国』が小さくなるとき、その一つのしるしはあなたが罪の意識を失うことです。あなたは『神の国』を意識しなくなり、その代わりに自分は何でもできると信じ込む、強力な人間主義…

祈りの小箱(102)『悪口さえ肥やしにして』

『悪口さえ肥やしにして』 人から悪口を言われたとき、一つの対処法は「悪口など言わせておけ」と開き直って無視することです。まったく事実無根の悪口に対しては、一番いい対処法でしょう。ですが、簡単に無視する前に、ちょっと立ち止まって考えてみてはど…

【『祈りへの旅立ち』増刷のお知らせ】

『祈りへの旅立ち〜マザー・テレサに導かれて』増刷のお知らせ 『祈りへの旅立ち〜マザー・テレサに導かれて』が、このたびおかげさまで増刷されました。皆さまのご愛読に心から感謝いたします。 いまから19年前にマザー・テレサと初めて出会い、カルカッタ…

祈りの小箱(101)『たくさんの奇跡に守られて』

『たくさんの奇跡に守られて』 先のことを考えるとき、わたしたちはいろいろと悪いことばかり想像してしまいがちです。実際には、悪いことと同じくらい、あるいはそれ以上のよいことが待っているかもしれないのですが、よいことについては想像することができ…

バイブル・エッセイ(382)「聖別された者」

「聖別された者」 モーセの律法に定められた彼らの清めの期間が過ぎたとき、両親はイエスを主に献げるため、エルサレムに連れて行った。それは主の律法に、「初めて生まれる男子は皆、主のために聖別される」と書いてあるからである。また、主の律法に言われ…

【マザー・テレサQ&A】

マザー・テレサQ&A 昨年、川崎市のカリタス小学校でマザー・テレサについてお話したのですが、あとから子どもたちのすばらしい感想文とたくさんの質問が教会に送られてきました。質問が多すぎて全部にはとても答えられないのですが、その中のいくつかに答え…