2021-04-01から1ヶ月間の記事一覧

こころの道しるべ(63)弱い人こそ強い

弱い人こそ強い 自分の弱さを知っている人は、思い上がって失敗することがありません。弱点を直視して、それを乗り越えることができます。限界を素直に認め、人と協力することができます。自分の弱さを知っている人が、実は一番強いのです。 『こころの深呼…

バイブル・エッセイ(965)良い羊飼い

良い羊飼い 「わたしは良い羊飼いである。良い羊飼いは羊のために命を捨てる。羊飼いでなく、自分の羊を持たない雇い人は、狼が来るのを見ると、羊を置き去りにして逃げる。――狼は羊を奪い、また追い散らす。――彼は雇い人で、羊のことを心にかけていないから…

こころの道しるべ(62)時間を愛に変える

時間を愛に変える 自分だけのために使った時間は、あっという間に流れ去り、どこかに消えてゆきます。誰かのために使った時間は、愛に変わって、いつまでも心の中に残ります。自分のために使えば失い、誰かのために使えば残る。それが時間の不思議、人生の不…

バイブル・エッセイ(964)復活を信じる

復活を信じる そのとき、エルサレムに戻った二人の弟子は、道で起こったことや、パンを裂いてくださったときにイエスだと分かった次第を話した。こういうことを話していると、イエス御自身が彼らの真ん中に立ち、「あなたがたに平和があるように」と言われた…

こころの道しるべ(61)言葉にすべきこと

言葉にすべきこと いらだちや恐れに取りつかれているとき、わたしたちは、心に浮かんだ言葉を手あたり次第相手にぶつけてしまいます。口を開く前に感情を静めましょう。心の表面にある感情ではなく、心の奥深くから湧き上がるやさしさやぬくもりだけを言葉に…

バイブル・エッセイ(963)ゆるしの使命

ゆるしの使命 その日、すなわち週の初めの日の夕方、弟子たちはユダヤ人を恐れて、自分たちのいる家の戸に鍵をかけていた。そこへ、イエスが来て真ん中に立ち、「あなたがたに平和があるように」と言われた。そう言って、手とわき腹とをお見せになった。弟子…

こころの道しるべ(60)身を低くする

身を低くする 相手と同じ目線に降りなければ、苦しみに寄り添うことはできません。自分の弱さや限界を知って身を低くすればするほど、寄り添える人の数は増えます。最も低いところまで降りる人は、すべての人の苦しみに寄り添うことができるでしょう。 『や…

バイブル・エッセイ(962)恐れる必要はない

恐れる必要はない 週の初めの日、朝早く、まだ暗いうちに、マグダラのマリアは墓に行った。そして、墓から石が取りのけてあるのを見た。そこで、シモン・ペトロのところへ、また、イエスが愛しておられたもう一人の弟子のところへ走って行って彼らに告げた。…

バイブル・エッセイ(961)永遠の命を生きる

永遠の命を生きる 安息日が終わると、マグダラのマリア、ヤコブの母マリア、サロメは、イエスに油を塗りに行くために香料を買った。そして、週の初めの日の朝ごく早く、日が出るとすぐ墓に行った。彼女たちは、「だれが墓の入り口からあの石を転がしてくれる…

バイブル・エッセイ(960)答えは十字架の中に

答えは十字架の中に イエスは、すべてのことが今や成し遂げられたのを知り、「渇く」と言われた。こうして、聖書の言葉が実現した。そこには、酸いぶどう酒を満たした器が置いてあった。人々は、このぶどう酒をいっぱい含ませた海綿をヒソプに付け、イエスの…

バイブル・エッセイ(959)足を洗う愛

足を洗う愛 過越祭の前のことである。イエスは、この世から父のもとへ移る御自分の時が来たことを悟り、世にいる弟子たちを愛して、この上なく愛し抜かれた。夕食のときであった。既に悪魔は、イスカリオテのシモンの子ユダに、イエスを裏切る考えを抱かせて…

こころの道しるべ(59)幸いな苦しみ

幸いな苦しみ 心の苦しみを取り去る最良の薬は、誰かがその苦しみを受け止めてくれること。「この人はわたしの苦しさを理解し、わたしを助けたいと願っている」そう感じた瞬間、苦しみは相手と自分を結びつける絆となり、幸いな苦しみに変わります。 『やさ…