バイブル・エッセイ(1048)十字架の神秘

十字架の神秘 使徒たちが、「わたしどもの信仰を増してください」と言ったとき、主は言われた。「もしあなたがたにからし種一粒ほどの信仰があれば、この桑の木に、『抜け出して海に根を下ろせ』と言っても、言うことを聞くであろう。あなたがたのうちだれか…

こころの道しるべ(135)受け入れる

受け入れる 弱くて欠点だらけの自分自身を、それでもかけがえのない大切な命として受け入れることができたなら、同じように弱くて欠点だらけの相手を、それでもかけがえのない大切な命として受け入れることができるようになるでしょう。 『こころの深呼吸~…

バイブル・エッセイ(1047)淵を越える

淵を越える 「ある金持ちがいた。いつも紫の衣や柔らかい麻布を着て、毎日ぜいたくに遊び暮らしていた。この金持ちの門前に、ラザロというできものだらけの貧しい人が横たわり、その食卓から落ちる物で腹を満たしたいものだと思っていた。犬もやって来ては、…

こころの道しるべ(134)弱さと強さ

弱さと強さ 大きな試練に直面したとき、わたしたちは何もできない自分の無力さに打ちひしがれると同時に、それほどの困難からでさえ立ち上がれる自分の力に気づきます。大きな試練の中で、わたしたちはこれまでに知らなかった自分の弱さと強さを知るのです。…

バイブル・エッセイ(1046)小さなことへの忠実

小さなことへの忠実 「ごく小さな事に忠実な者は、大きな事にも忠実である。ごく小さな事に不忠実な者は、大きな事にも不忠実である。だから、不正にまみれた富について忠実でなければ、だれがあなたがたに本当に価値あるものを任せるだろうか。また、他人の…

こころの道しるべ(133)愛の響き

愛の響き 自分のことを棚に上げて、相手の欠点を指摘するなら、その言葉は裁きの響きを持ちます。自分にもたくさんの欠点があることを認め、それでも相手のことを思って言うなら、その言葉は愛の響きを持ちます。 『こころの深呼吸~気づきと癒やしの言葉366…

バイブル・エッセイ(1045)弱いからこそ

弱いからこそ 徴税人や罪人が皆、話を聞こうとしてイエスに近寄って来た。すると、ファリサイ派の人々や律法学者たちは、「この人は罪人たちを迎えて、食事まで一緒にしている」と不平を言いだした。そこで、イエスは次のたとえを話された。「あなたがたの中…

こころの道しるべ(132)ゆるすために祈る

ゆるすために祈る どうしても相手をゆるせないときは、ゆるせない自分を責めたり、開き直って相手を責めたりせず、「いつかゆるすことができますように」と祈りましょう。ゆるしは、人間の力を越えたものなのです。 『こころの深呼吸~気づきと癒やしの言葉3…

【講演会in宇部】『何を信じて生きるのか』刊行記念

『何を信じて生きるのか』刊行記念講演会in宇部 カトリック宇部教会を舞台として描かれた片柳神父の最新刊『何を信じて生きるのか』(PHP研究所)の発売を記念して、舞台である当教会で講演会を開催していただくことになりました。混迷する現代社会にあって、…

バイブル・エッセイ(1044)十字架を背負う

十字架を背負う 大勢の群衆が一緒について来たが、イエスは振り向いて言われた。「もし、だれかがわたしのもとに来るとしても、父、母、妻、子供、兄弟、姉妹を、更に自分の命であろうとも、これを憎まないなら、わたしの弟子ではありえない。自分の十字架を…

【講演会in神戸】マザー・テレサに学ぶ祈りの心

【講演会in神戸】マザー・テレサに学ぶ祈りの心 1997年にマザー・テレサが帰天して、今年で25年。この機会に、マザー・テレサを支えた祈りについてお話しさせて頂きます。マザーは、何をどう祈ったのか、どうすればわたしたちもマザーのように生きられるのか…

こころの道しるべ(131)全身で語る

全身で語る 心の底からあふれ出す笑顔、きらきら輝く目、相手の話を一言漏らさず聞こうとする耳は、「あなたが大切だ」というメッセージを、どんな言葉よりも雄弁に伝えます。言葉だけでなく、全身で愛を語りましょう。 『こころの深呼吸~気づきと癒やしの…

バイブル・エッセイ(1043)謙虚に生きる

謙虚に生きる イエスは、招待を受けた客が上席を選ぶ様子に気づいて、彼らにたとえを話された。「婚宴に招待されたら、上席に着いてはならない。あなたよりも身分の高い人が招かれており、あなたやその人を招いた人が来て、『この方に席を譲ってください』と…

こころの道しるべ(130)苦しみの中にこそ

苦しみの中にこそ 苦しみの中で、わたしたちは自分のどこが弱いか知ることができます。弱さを知って謙虚さを身に着けることができます。自分と同じ苦しみを味わっている人に共感できるようになります。人間の成長は、苦しみの中にこそあるのです。 『こころ…

バイブル・エッセイ(1042)天国の戸口

天国の戸口 イエスは町や村を巡って教えながら、エルサレムへ向かって進んでおられた。すると、「主よ、救われる者は少ないのでしょうか」と言う人がいた。イエスは一同に言われた。「狭い戸口から入るように努めなさい。言っておくが、入ろうとしても入れな…

こころの道しるべ(129)心を亡くす

心を亡くす 「忙しい」は、「心を亡くす」と書きます。たくさんの仕事に追われているとき、わたしたちは自分を守るのに必死で、人を思いやることができなくなってしまうのです。人を思いやる心を失うほど、自分を追い詰めないようにしましょう。 『こころの…

バイブル・エッセイ(1041)委ねる者の幸い

委ねる者の幸い そのころ、マリアは出かけて、急いで山里に向かい、ユダの町に行った。そして、ザカリアの家に入ってエリサベトに挨拶した。マリアの挨拶をエリサベトが聞いたとき、その胎内の子がおどった。エリサベトは聖霊に満たされて、声高らかに言った…

バイブル・エッセイ(1040)分裂を越えて

分裂を越えて 「わたしが来たのは、地上に火を投ずるためである。その火が既に燃えていたらと、どんなに願っていることか。しかし、わたしには受けねばならない洗礼がある。それが終わるまで、わたしはどんなに苦しむことだろう。あなたがたは、わたしが地上…

こころの道しるべ(128)神さまの勝ち

神さまの勝ち 誰かとけんかをしたときは、「自分が勝つか、相手が勝つか」と考えず、「悪魔が勝つか、神さまが勝つか」と考えましょう。憎しみに負ければ悪魔の勝ち、愛が憎しみを打ち破れば神さまの勝ちです。 『こころの深呼吸~気づきと癒やしの言葉366』…

バイブル・エッセイ(1039)愛に目を覚ます

愛に目を覚ます 「腰に帯を締め、ともし火をともしていなさい。主人が婚宴から帰って来て戸をたたくとき、すぐに開けようと待っている人のようにしていなさい。主人が帰って来たとき、目を覚ましているのを見られる僕たちは幸いだ。はっきり言っておくが、主…

こころの道しるべ(127)利益にならないこと

利益にならないこと 自分の利益にならないことを、「無駄なことだ」と切り捨ててゆくと、最後には人生そのものが無駄なことのように思えてきます。人生の意味は、自分の利益にならないこと、自分以外の誰かのために尽くすことの中にこそあるのです。 『ここ…

バイブル・エッセイ(1038)本当に大切なもの

本当に大切なもの そのとき、群衆の一人が言った。「先生、わたしにも遺産を分けてくれるように兄弟に言ってください。」イエスはその人に言われた。「だれがわたしを、あなたがたの裁判官や調停人に任命したのか。」そして、一同に言われた。「どんな貪欲に…

こころの道しるべ(126)心をまっすぐ整える

心をまっすぐ整える 目標に向かって心をまっすぐ整えれば、生活もまっすぐ整ってゆきます。目標を見失って心がぶれ始めると、生活も同じようにぶれ始めます。生活を整えたいなら、まず心を整えることから始めましょう。 『こころの深呼吸~気づきと癒やしの…

バイブル・エッセイ(1037)何を求めて祈るのか

何を求めて祈るのか イエスはある所で祈っておられた。祈りが終わると、弟子の一人がイエスに、「主よ、ヨハネが弟子たちに教えたように、わたしたちにも祈りを教えてください」と言った。そこで、イエスは言われた。「祈るときには、こう言いなさい。『父よ…

こころの道しるべ(125)愛の報酬

愛の報酬 誰かのために尽くしても、見返りがあるとは限りません。見返りを求めないで自分を差し出すときに、心の底から湧き上がる喜びこそ、見返りを求めない愛の報酬なのです。 『こころの深呼吸~気づきと癒やしの言葉366』(教文館刊) ※このカードはこち…

バイブル・エッセイ(1036)必要なことは一つだけ

必要なことは一つだけ イエスはある村にお入りになった。すると、マルタという女が、イエスを家に迎え入れた。彼女にはマリアという姉妹がいた。マリアは主の足もとに座って、その話に聞き入っていた。マルタは、いろいろのもてなしのためせわしく立ち働いて…

こころの道しるべ(124)意味は必ずある

意味は必ずある 大きな失敗をしたときや、思った通りに生きられないとき、わたしたちはつい「こんな人生には意味がない」 と思ってしまいます。ですが、それは、「人生の意味を見失った」ということに過ぎません。生きている限り、意味は必ずあるのです。 『…

バイブル・エッセイ(1035)心に刻まれた掟

心に刻まれた掟 ある律法の専門家が立ち上がり、イエスを試そうとして言った。「先生、何をしたら、永遠の命を受け継ぐことができるでしょうか。」イエスが、「律法には何と書いてあるか。あなたはそれをどう読んでいるか」と言われると、彼は答えた。「『心…

こころの道しるべ(123)一段上の土俵

一段上の土俵 誰かから悪口を言われたとき、むきになって言い返せば、相手と同じ土俵に乗ることになります。「なぜ、こんなことを言うのだろう」「どうしたら、この人とうまくやってゆけるだろう」と考えることで、もう一段上の土俵に上がりましょう。 『こ…

【新刊】『何を信じて生きるのか』刊行記念サイン会

新刊『何を信じて生きるのか』刊行記念サイン会 新刊『何を信じて生きるのか』(7月23日発売)の刊行を記念して8月1日、2日の両日、銀座・教文館でサイン会を行います。教文館キリスト教書部に電話かメールでお申し込みください。以前に買った本のサインも受…