バイブル・エッセイ(1008)解放の福音

解放の福音 イエスはお育ちになったナザレに来て、いつものとおり安息日に会堂に入り、聖書を朗読しようとしてお立ちになった。預言者イザヤの巻物が渡され、お開きになると、次のように書いてある個所が目に留まった。「主の霊がわたしの上におられる。貧し…

こころの道しるべ(101)必要とされている

必要とされている 人生の意味を探すとは、自分にどんな力があり、それをどう使えば人を幸せにできるのか探すこと。誰かから必要とされている、自分の存在を喜んでくれる人がいるという実感が、わたしたちの人生に意味を与えるのです。 『こころの深呼吸~気…

バイブル・エッセイ(1007)最大限の祝福

最大限の祝福 三日目に、ガリラヤのカナで婚礼があって、イエスの母がそこにいた。イエスも、その弟子たちも婚礼に招かれた。ぶどう酒が足りなくなったので、母がイエスに、「ぶどう酒がなくなりました」と言った。イエスは母に言われた。「婦人よ、わたしと…

こころの道しるべ(100)世界という舞台

世界という舞台 世界は一つの大きな舞台。わたしたちは神さまに選ばれてその舞台に立つ役者。大切なのは、自分が目立つことではありません。与えられた役を、精一杯に演じること。みんなで力を合わせてよりよい舞台、よりよい世界を作りあげることです。 『…

バイブル・エッセイ(1006)神の子として生きる

神の子として生きる そのとき、民衆はメシアを待ち望んでいて、ヨハネについて、もしかしたら彼がメシアではないかと、皆心の中で考えていた。そこで、ヨハネは皆に向かって言った。「わたしはあなたたちに水で洗礼を授けるが、わたしよりも優れた方が来られ…

こころの道しるべ(99)本当の偉大さ

本当の偉大さ 本当に偉大なのは、はなばなしい成功によってひと時の脚光を浴びる人ではなく、普通の人生を当たり前のように最後までまっとうできる人。一度も転ばない人ではなく、転ぶたびごとに立ち上がって歩き続けられる人です。 『こころの深呼吸~気づ…

バイブル・エッセイ(1005)地上に輝く星

地上に輝く星 イエスは、ヘロデ王の時代にユダヤのベツレヘムでお生まれになった。そのとき、占星術の学者たちが東の方からエルサレムに来て、言った。「ユダヤ人の王としてお生まれになった方は、どこにおられますか。わたしたちは東方でその方の星を見たの…

バイブル・エッセイ(1004)愛を届ける使命

愛を届ける使命 そのとき、羊飼いたちは急いで行って、マリアとヨセフ、また飼い葉桶に寝かせてある乳飲み子を探し当てた。その光景を見て、この幼子について天使が話してくれたことを人々に知らせた。聞いた者は皆、羊飼いたちの話を不思議に思った。しかし…

こころの道しるべ(98)神さまからのプレゼント

神さまからのプレゼント わたしたちの命は、神さまからのプレゼント。いやな顔をしたり、途中で放り出したりすれば、神さまはどんなに悲しむでしょう。笑顔で受け取り、最後の日まで大切に生きましょう。 『こころの深呼吸~気づきと癒やしの言葉366』(教文…

フォト・ライブラリー(602)カトリック宇部教会「クリスマス・ファンタジー」

カトリック宇部教会「クリスマス・ファンタジー」 今年も、カトリック宇部教会の聖堂エントランスに、御降誕の夜をリアルに再現したジオラマが作られました。庭には、子どもたちが喜ぶイルミネーションも。ご近所のみなさんにもなかなか好評のようで、たくさ…

バイブル・エッセイ(1003)共に探し求める~共同識別の神秘

共に探し求める~共同識別の神秘 イエスの両親は過越祭には毎年エルサレムへ旅をした。イエスが十二歳になったときも、両親は祭りの慣習に従って都に上った。祭りの期間が終わって帰路についたとき、少年イエスはエルサレムに残っておられたが、両親はそれに…

バイブル・エッセイ(1002)神の子の栄光

神の子の栄光 初めに言があった。言は神と共にあった。言は神であった。この言は、初めに神と共にあった。万物は言によって成った。成ったもので、言によらずに成ったものは何一つなかった。 言の内に命があった。命は人間を照らす光であった。 光は暗闇の中…

バイブル・エッセイ(1001)魂の安らぎ

魂の安らぎ そのころ、皇帝アウグストゥスから全領土の住民に、登録をせよとの勅令が出た。これは、キリニウスがシリア州の総督であったときに行われた最初の住民登録である。人々は皆、登録するためにおのおの自分の町へ旅立った。ヨセフもダビデの家に属し…

こころの道しるべ(97)耐えられる苦しみ

耐えられる苦しみ 耐えられないほどひどい苦しみも、誰かがそばにいて手を握ってくれるなら耐えられる苦しみに変わります。愛する人の苦しみをなくすことはできなくても、耐えられる苦しみに変えることならできるのです。 『こころの深呼吸~気づきと癒やし…

バイブル・エッセイ(1000)信じる者の幸い

信じる者の幸い そのころ、マリアは出かけて、急いで山里に向かい、ユダの町に行った。そして、ザカリアの家に入ってエリサベトに挨拶した。マリアの挨拶をエリサベトが聞いたとき、その胎内の子がおどった。エリサベトは聖霊に満たされて、声高らかに言った…

こころの道しるべ(96)間違って引いた線さえ

間違って引いた線さえ すぐれた画家は、間違って引いた線さえ、美しい絵の一部にしてしまいます。わたしたちの人生もそれと同じ。消せない間違いを、いつまでも気にする必要はありません。あきらめずに描き続け、美しい人生の一部にしてしまいましょう。 『…

バイブル・エッセイ(999)ニつの喜び

二つの喜び 主において常に喜びなさい。重ねて言います。喜びなさい。あなたがたの広い心がすべての人に知られるようになさい。主はすぐ近くにおられます。どんなことでも、思い煩うのはやめなさい。何事につけ、感謝を込めて祈りと願いをささげ、求めている…

こころの道しるべ(95)人間の偉大さ

人間の偉大さ 人間の偉大さは、これまでに手に入れたものや成し遂げたこと、世間の評判などによっては決まりません。いまこの瞬間、どれだけ誠実に人と向かい合えるか、見返りを求めず自分を与えられるか、目の前の相手を幸せにできるかによって決まります。…

バイブル・エッセー(998)心の大掃除

心の大掃除 皇帝ティベリウスの治世の第十五年、ポンティオ・ピラトがユダヤの総督、ヘロデがガリラヤの領主、その兄弟フィリポがイトラヤとトラコン地方の領主、リサニアがアビレネの領主、アンナスとカイアファとが大祭司であったとき、神の言葉が荒れ野で…

こころの道しるべ(94)物語の意味

物語の意味 物語は、途中で終わってしまえば意味がありません。最後まで書き上げたときに意味が生まれるのです。わたしたちの人生もそれと同じ。意味があるから生きるのではありません。最後まで生き抜くからこそ意味が生まれるのです。 『こころの深呼吸~…

バイブル・エッセー(997)心配する必要はない

心配する必要はない 「太陽と月と星に徴が現れる。地上では海がどよめき荒れ狂うので、諸国の民は、なすすべを知らず、不安に陥る。人々は、この世界に何が起こるのかとおびえ、恐ろしさのあまり気を失うだろう。天体が揺り動かされるからである。そのとき、…

こころの道しるべ(93)「一人ぼっちでも」

一人ぼっちでも たくさんの人と一緒にいても、自分は愛されていると信じられない限り、孤独のさびしさが消えることはありません。たとえ一人ぼっちでも、自分は愛されていると信じられれば、孤独を感じることはありません。 『こころの深呼吸~気づきと癒や…

バイブル・エッセー(996)真理の支配

真理の支配 そのとき、ピラトはイエスに、「お前がユダヤ人の王なのか」と言った。イエスはお答えになった。「あなたは自分の考えで、そう言うのですか。それとも、ほかの者がわたしについて、あなたにそう言ったのですか。」ピラトは言い返した。「わたしは…

こころの道しるべ(92)いまを精いっぱいに

いまを精いっぱいに 自分がいつ死ぬのかさえ、予測できないわたしたち。一番大事なことがわからないのに、そんなに先のことまで思い悩んでも仕方がありません。わたしたちにできるのは、与えられたいまを精いっぱいに生きることだけです。 『こころの深呼吸…

バイブル・エッセー(995)揺るぎない人生の土台

揺るぎない人生の土台 「それらの日には、このような苦難の後、太陽は暗くなり、月は光を放たず、星は空から落ち、天体は揺り動かされる。そのとき、人の子が大いなる力と栄光を帯びて雲に乗って来るのを、人々は見る。そのとき、人の子は天使たちを遣わし、…

こころの道しるべ(91)小さなチャンス

小さなチャンス 「こんな小さな仕事、やっても仕方がない」と思ってすれば、実際に小さな成果しか出せません。「小さな仕事だが、この小さなチャンスに全力を尽くそう」と思ってすれば、予想をはるかに越える成果が生まれます。 『こころの深呼吸~気づきと…

バイブル・エッセー(994)愛の報い

愛の報い イエスは賽銭箱の向かいに座って、群衆がそれに金を入れる様子を見ておられた。大勢の金持ちがたくさん入れていた。ところが、一人の貧しいやもめが来て、レプトン銅貨二枚、すなわち一クァドランスを入れた。イエスは、弟子たちを呼び寄せて言われ…

こころの道しるべ(90)芋虫と蝶

芋虫と蝶 芋虫が、死んだ仲間を思って「あいつはもう地面をはえない。葉っぱを食べられない」と悲しんでいるとき、その仲間は蝶として空を舞い、花の蜜を吸っています。人間の死も、それと同じかもしれません。 『こころの深呼吸~気づきと癒やしの言葉366』…

バイブル・エッセー(993)ひとつの掟

ひとつの掟 そのとき、一人の律法学者が進み出て、イエスに尋ねた。「あらゆる掟のうちで、どれが第一でしょうか。」イエスはお答えになった。「第一の掟は、これである。『イスラエルよ、聞け、わたしたちの神である主は、唯一の主である。心を尽くし、精神…

こころの道しるべ(89)感謝と謙虚さ

感謝と謙虚さ 人間を成長させるのは、厳しい訓練より、むしろ誰かから愛される体験。厳しい訓練は、それに耐えた自分への過信と傲慢を生むことがありますが、愛される体験は、愛してくれた人への感謝と謙虚さを心に刻むからです。 『こころの深呼吸~気づき…