バイブル・エッセイ(1114)愛の報い

愛の報い 「人の子は、栄光に輝いて天使たちを皆従えて来るとき、その栄光の座に着く。そして、すべての国の民がその前に集められると、羊飼いが羊と山羊を分けるように、彼らをより分け、羊を右に、山羊を左に置く。そこで、王は右側にいる人たちに言う。『…

こころの道しるべ(193)心を満たすもの

心を満たすもの どんなに小さな恵みでも、大きな感謝で受け取れば、それで心は満たされます。どんなに大きな恵みでも、小さな感謝しかなければ、心は決して満たされません。心を満たすのは、恵み自体ではなく、恵みを受け取ったとき心に生まれる感謝なのです…

バイブル・エッセイ(1113)「天の国」の喜び

「天の国」の喜び 「天の国はまた次のようにたとえられる。ある人が旅行に出かけるとき、僕たちを呼んで、自分の財産を預けた。それぞれの力に応じて、一人には五タラントン、一人には二タラントン、もう一人には一タラントンを預けて旅に出かけた。さて、か…

こころの道しるべ(192)聞くのは自分

聞くのは自分 相手を傷つける言葉は、まず自分自身の心を傷つけます。相手をいたわる優しい言葉は、まず自分自身の心を温めます。どんな言葉も、最初に聞くのは自分自身。相手のためにも自分のためにも、よい言葉を選んで話すことができますように。 『やさ…

バイブル・エッセイ(1112)心に愛の火をともす

心に愛の火をともす 「天の国は次のようにたとえられる。十人のおとめがそれぞれともし火を持って、花婿を迎えに出て行く。そのうちの五人は愚かで、五人は賢かった。愚かなおとめたちは、ともし火は持っていたが、油の用意をしていなかった。賢いおとめたち…

こころの道しるべ(191)短い鉛筆

短い鉛筆 優れた画家は、汚れた短い鉛筆を使ってでも、美しい絵を描きあげます。「自分は罪深く、取るに足りない人間だ」と思っても、あきらめる必要はありません。神さまは、そんなわたしたちを使ってさえ、何か美しいものを作り出すことができるのです。 …

バイブル・エッセイ(1111)自分の心に聞く

自分の心に聞く イエスは群衆と弟子たちにお話しになった。「律法学者たちやファリサイ派の人々は、モーセの座に着いている。だから、彼らが言うことは、すべて行い、また守りなさい。しかし、彼らの行いは、見倣ってはならない。言うだけで、実行しないから…

こころの道しるべ(190)まだ知らない自分

まだ知らない自分 「わたしはこの程度の人間」と思って、あきらめるのは早すぎます。わたしたちが知っているのは、自分のほんの一部だけ。わたしたちの中には、まだたくさんの可能性が眠っているのです。「自分はまだ自分のことを知らない」という事実を、謙…

バイブル・エッセイ(1110)心を尽くして

心を尽くして そのとき、ファリサイ派の人々は、イエスがサドカイ派の人々を言い込められたと聞いて、一緒に集まった。そのうちの一人、律法の専門家が、イエスを試そうとして尋ねた。「先生、律法の中で、どの掟が最も重要でしょうか。」イエスは言われた。…

こころの道しるべ(189)一番の栄養

一番の栄養 料理に込められた一番の栄養は、作ってくれた人の愛情。なんでも消化できる丈夫な胃腸があっても、料理に込められた愛を感じ、吸収できる心がなければ、一番の栄養が無駄になってしまいます。料理を無駄にしないために、感謝の心を育てましょう。…

バイブル・エッセイ(1109)神のものは神に

神のものは神に ファリサイ派の人々は出て行って、どのようにしてイエスの言葉じりをとらえて、罠にかけようかと相談した。そして、その弟子たちをヘロデ派の人々と一緒にイエスのところに遣わして尋ねさせた。「先生、わたしたちは、あなたが真実な方で、真…

こころの道しるべ(188)弱さを認める勇気

弱さを認める勇気 他人を批判していると、自分にも同じ弱さがあるのを忘れ、自分は強い人間だと思い込むことができます。ですが本当に強い人とは、自分の弱さを認め、他人の弱さをいたわれる人のこと。自分の弱さを、直視する勇気を持てますように。 『やさ…

バイブル・エッセイ(1108)天国のごちそう

天国のごちそう そのとき、イエスは祭司長や民の長老たちにたとえを用いて語られた。「天の国は、ある王が王子のために婚宴を催したのに似ている。王は家来たちを送り、婚宴に招いておいた人々を呼ばせたが、来ようとしなかった。そこでまた、次のように言っ…

こころの道しるべ(187)幸せの条件

幸せの条件 たくさんの人から感謝されても、「そんなの当たり前」と思っていれば幸せにはなれません。たった一人に喜んでもらえただけでも、「この人の役に立ててよかった」と心の底から思えれば、それだけでわたしたちは幸せになれます。 『やさしさの贈り…

バイブル・エッセイ(1107)隅の親石

隅の親石 「もう一つのたとえを聞きなさい。ある家の主人がぶどう園を作り、垣を巡らし、その中に搾り場を掘り、見張りのやぐらを立て、これを農夫たちに貸して旅に出た。さて、収穫の時が近づいたとき、収穫を受け取るために、僕たちを農夫たちのところへ送…

こころの道しるべ(186)使命を果たす

使命を果たす 人間は、果たすべき使命を帯びてこの世界に生まれ、その使命を果たし終えたとき天国に召されてゆきます。与えられた使命に気づき、その使命を精いっぱいに果たすこと。それがわたしたちの幸せです。 『やさしさの贈り物~日々に寄り添う言葉366…

バイブル・エッセイ(1106)考え直す

考え直す 「あなたたちはどう思うか。ある人に息子が二人いたが、彼は兄のところへ行き、『子よ、今日、ぶどう園へ行って働きなさい』と言った。兄は『いやです』と答えたが、後で考え直して出かけた。弟のところへも行って、同じことを言うと、弟は『お父さ…

こころの道しるべ(185)信頼のしるし

信頼のしるし 待つことができるのは、相手への信頼のしるし。必ず戻って来てくれる、きっといつか分かってくれると信じているからこそ、じっと待つことができるのです。相手を信頼していない人は、相手を待つこともできません。 『やさしさの贈り物~日々に…

バイブル・エッセイ(1105)弱い人に寄り添う神

弱い人に寄り添う神 「天の国は次のようにたとえられる。ある家の主人が、ぶどう園で働く労働者を雇うために、夜明けに出かけて行った。主人は、一日につき一デナリオンの約束で、労働者をぶどう園に送った。また、九時ごろ行ってみると、何もしないで広場に…

こころの道しるべ(184)心の揺れ

心の揺れ 自分は優れた人間だと思い込んで人を見下すか、自分はダメな人間だと思い込んで劣等感を抱くか、二つの極端のあいだを、行ったり来たりするわたしたちの心。すべての命がかけがえのない命と信じ、人との比較をやめるとき、心の揺れは収まるでしょう…

【朝日新聞ポッドキャスト】「お坊さんに聞け」

朝日新聞ポッドキャスト「お坊さんに聞け」 朝日新聞ポッドキャストの人気番組「お坊さんに聞け」で、片柳神父へのインタビューシリーズ(全4回)が配信されました。2003年に刊行された『カルカッタ日記~マザー・テレサに出会って』(ドン・ボスコ社)を読んで…

バイブル・エッセイ(1104)ゆるすからこそ、ゆるされる

ゆるすからこそ、ゆるされる そのとき、ペトロがイエスのところに来て言った。「主よ、兄弟がわたしに対して罪を犯したなら、何回赦すべきでしょうか。七回までですか。」イエスは言われた。「あなたに言っておく。七回どころか七の七十倍までも赦しなさい。…

こころの道しるべ(183)本人が決める

本人が決める 周りの人からは無意味に見えても、自分がやりたいことをしているなら、本人にとってはそれが意味のある時間。自分がやりたいことをして生きるなら、それが意味のある人生。誰かの人生に意味があるかどうか、それは本人が決めることです。 『や…

バイブル・エッセイ(1103)敵を愛する

敵を愛する 「兄弟があなたに対して罪を犯したなら、行って二人だけのところで忠告しなさい。言うことを聞き入れたら、兄弟を得たことになる。聞き入れなければ、ほかに一人か二人、一緒に連れて行きなさい。すべてのことが、二人または三人の証人の口によっ…

こころの道しるべ(182)人生の意味

人生の意味 「もう駄目だ」と思うとき、前提になっているのは「これができなければ、これを失えば、自分の人生には意味がない」という思い込み。たとえすべてを失っても、生きているだけで人生には意味があります。駄目なことなど何もありません。 『やさし…

バイブル・エッセイ(1102)命の輝き

命の輝き イエスは、御自分が必ずエルサレムに行って、長老、祭司長、律法学者たちから多くの苦しみを受けて殺され、三日目に復活することになっている、と弟子たちに打ち明け始められた。すると、ペトロはイエスをわきへお連れして、いさめ始めた。「主よ、…

こころの道しるべ(181)新しい言葉

新しい言葉 昨日の言葉で、今日を語ることはできません。今日を語ることができるのは、新しい出会い、新しい喜び、新しい感動の中から生まれた新しい言葉だけ。古い言葉に縛られず、新しい言葉で、自由に、生き生きと、力強く語ることができますように。 『…

バイブル・エッセイ(1101)天の国の鍵

天の国の鍵 イエスは、フィリポ・カイサリア地方に行ったとき、弟子たちに、「人々は、人の子のことを何者だと言っているか」とお尋ねになった。弟子たちは言った。「『洗礼者ヨハネだ』と言う人も、『エリヤだ』と言う人もいます。ほかに、『エレミヤだ』と…

こころの道しるべ(180)太陽のように

太陽のように 太陽のように燃え上がり、光を放っている命。不安や恐れ、いら立ちや怒り、憎しみによって、その光を曇らせることがありませんように。燃え上がる命の喜びで、互いを照らすことができますように。 『やさしさの贈り物~日々に寄り添う言葉366』…

バイブル・エッセイ(1100)わずかな恵みに感謝する

わずかな恵みに感謝する イエスはそこをたち、ティルスとシドンの地方に行かれた。すると、この地に生まれたカナンの女が出て来て、「主よ、ダビデの子よ、わたしを憐れんでください。娘が悪霊にひどく苦しめられています」と叫んだ。しかし、イエスは何もお…