【熊本地震復興支援from宇部・小野田3】

熊本地震復興支援from宇部・小野田3

 5月10〜11日にかけて、わたしが主任司祭をしているカトリック宇部教会、高千帆教会、北若山教会の信徒の皆さんと一緒に、阿蘇YMCAにボランティアに行ってきました。

 震災の爪痕がまだくっきりと残る益城町。熊本YMCAが運営する総合体育館の避難所では、今現在も1500人近い人々が避難生活続けておられるそうです。

 益城町から熊本市街に向かう途中にある、カトリック健軍教会。ステンドグラスなどに大きな被害を受けましたが、その荘厳な美しさは変わりません。

 熊本YMCAに災害支援物資を届けました。必要とされる物資は、日ごとに変わっていきます。ニーズに応じたすばやい対応が必要です。

 深い霧に包まれた阿蘇YMCA。前日はひどい雨でしたが、幸いなことに、わたしたちが作業をする日の朝までにはやんでいました。

 阿蘇YMCAボランティアセンターの朝のミーティング。ゴールデンウィークが終わってボランティアが激減したそうです。

 阿蘇市車帰地区でのボランティア活動。膨大な量のゴミの中で格闘しています。まだまだ、たくさんの人手が必要です。

 解体された家の残骸の中から、金属やガラス、陶器などと木材を分別していく作業。わたしたちにできることは限られていますが、被災者の皆さんと一緒に汗を流すことに意味があるように思います。

 阿蘇西小学校の避難所に支援物資を届けました。余震の間隔が開き始めて、家に帰られた方も多いようです。残っている避難者の多くは、家が壊れて帰れない方たちとのことでした。

 阿蘇西小学校に自衛隊が設営した浴場「熊の湯」。多い時には1日80人以上の方が利用していましたが、ニーズが減って来たので12日に撤収とのことでした。

 ボランティア活動を終えて帰るころになって、雲の間から明るい光が射し込んできました。この地に一日も早く平穏な日々が戻るよう、心から祈らずにいられません。

 日本一のスイカの産地、植木で育てられた小玉スイカ。「ひとりじめ」という銘柄ですが、本当に独り占めしたくなるほどのおいしさでした。熊本の農産物などを購入することも、熊本支援につながるでしょう。これからも、さまざまな形で熊本を支援してゆきたいと思います。
★5月29日(日)11:00-12:00、カトリック宇部教会にて熊本地震復興支援のチャリティーコンサートが行われます。出演は、中村清子(パイプオルガン)、八木資義(バイオリン)、サビエル高校合唱部など。詳細はこちらをご覧ください⇒http://ubecat.jp/info/000156/