やぎぃの日記(28) 「ともに祈る会」


 このあいだの日曜日の午後、教会で「ともに祈る会」をした。1月1日に青年たちを対象として「新年を祈りで始める会」をしたとき、このような集まりを月に1度くらいしてほしいというリクエストがあったので、今年は「ともに考える会」と並行して月に1度のペースで「ともに祈る会」をしていこうと思っている。
 1回目である今回は、呼吸に集中する祈り、糾明、そして聖書箇所の黙想を行った。「ともに考える会」は、分かち合いが中心の会なのでにぎやかな雰囲気になる。それはそれで楽しいのだが、静かな祈りの雰囲気の中で共に時間を過ごすと、いつもとは違ったコミュニケーションができるように感じた。呼吸に集中する祈りが終わったあたりから、わたし自身の話し方も変わってきたし、みんなの息遣いも変わってきたように思う。深呼吸することで心と身体がほぐれ、神様に向かって開かれていくからだろう。そのような状態になると、一緒にいるだけで何か深いところで結ばれているような気持になってくる。祈りの中で、みんなの心が一つにつながっていくようだった。
 少人数だったこと、そして青年の中では割とベテランの人たちが集まったこともあって、分かち合いもだいぶ深まったように思う。はっとさせられるような切り口からの聖書の味わい方や、生活に密着した解釈などが分かち合われ、多いに参考になった。会社員や主婦として日常生活を生きている人しかできない聖書の読み方があるのだということを実感した。分かち合いを通してたくさんの霊的な恵みをもらえたと思う。
 日曜日の午後なので、なかなかみんな集まりにくいかもしれないが、細々とでも続けていければと思う。日曜の午後に静かな祈りのひとときを過ごしたい方は、ぜひご参加ください。
※写真の解説…北野天満宮梅園の白梅。