やぎぃの日記(33) 10年後の六甲教会

《お知らせ》
 来月以降の「ともに考える会」のラインナップをご紹介します。青年の皆さん、ぜひご参加ください。
☆4月16日(木)19:00〜「復活祭をともに祈る集い」…次回は、聖公会聖ミカエル教会を会場にお借りして、プロテスタントの若者たちと合同のイースター礼拝を行いたいと思います。祈りの中核になるのは「テゼの歌」です。
☆5月裁判員制度を考える」裁判員制度の開始に当たって、裁判員制度導入準備に深く関わられた赤木文生弁護士にお話ししていただきます。

 昨日の晩、「ともに考える会」があった。「ともに考える会」というのは、わたしが呼びかけて毎月行っている青年たちの集いだ。毎回、人生や信仰、身近な社会問題などについて分かち合いをしている。今回は「六甲教会の10年後を考える」というテーマで、六甲教会評議会次期議長の川合弘一氏から話を聞いた上で質疑応答をした。川合氏は、5月から「六甲教会の将来について考えるチーム」(正式名称・「マスタープラン検討チーム」)の座長に就任することも決まっている。
 今の六甲教会に必要なのは、みんなが教会の将来を自分のこととして真剣に考え、それぞれの意見を出し合いながら教会の未来について考えていくこと。それがなければ、六甲教会に未来はないという趣旨の川合氏の熱いメッセージに触発されたのか、そのあとの質疑応答はとても活発だった。参加した15人の若者たちから教会の将来について次々に質問や意見が出され、川合氏がそれに対して真剣に応答するというやり取りが続いた。2019年、自分たちが教会の中核を担っていく時代に六甲教会はどうなっているのか、どうなっていてほしいのか、議論はいやがうえにも白熱していった。
 信徒が減っていく現状に合わせて教会施設を縮小していく消極的な計画ではなく、どんどん一般の人たちを惹きつけて教会を発展させていくために必要な施設を作るための計画を持ってほしい。一般の人が入りやすいような図書室、喫茶室、託児室などの施設を充実させてほしい。教会を、神社や公園のようにもっと社会に開かれた場にしていってほしい。管理も大切だが、若者たちの自由な活動が生むダイナミズムを削がないような管理であってほしい。掲示板をもっと工夫してほしいなど、若者たちから出された意見はどれも考えさせられるものばかりだった。
 なによりうれしかったのは、六甲教会の将来を自分の将来の一部として真剣に考える若者たちの姿勢だった。話された内容が具体化していくかどうかは別として、このような議論をすることには大きな意味があるだろう。これからも、このような場を作っていければと思う。
※写真の解説…教会の庭で昨日、開花したばかりのアーモンドの花。