思いを天に向けようとするとき、どうしようもない空虚さにぶつかります。
天に向けようとした思いは、
するどいナイフのように戻ってきて、わたしの魂を傷つけるのです。
愛は何ももたらしてくれません。それはただの言葉のように響きます。
この言葉は、「霊的な闇」の中で苦しんでいた時期のマザーが、霊的指導司祭に宛てて書いた手紙からの引用です。これほどの痛みを抱えながらもイエスへの愛を貫いたマザーの姿は、わたしたちに大きな励ましを与えてくれるでしょう。マザーの「霊的な闇」について詳しくは「マザー・テレサに学ぶキリスト教(5)」をご覧ください。
※写真・文とも『聖なる者となりなさい マザー・テレサの生き方』より。