《主の御降誕、おめでとうございます!》


主の御降誕、おめでとうございます!
 今年も御降誕の夜がやってきました。カトリック六甲教会では今晩、3回のミサが行われ、およそ1,200人の方々が御降誕の喜びを分かち合いました。 わたしは4時半の子どもミサを担当しましたが、子どもたちによる「神様への手紙」の朗読や福音にちなんだ寸劇などが組み込まれたとても楽しいミサでした。教会学校の子どもたち約60人の他に、六甲学院の中学生が70人ほど参加したのも特筆すべきことでしょう。
 担当のミサが終わって次のミサが行われているあいだ、助任司祭室で晩御飯を食べながらこの夏にカルカッタで撮影してきた写真をパソコンで見返していました。わたしにとって、あの旅が神様からいただいた今年最大の贈り物だったことは間違いありません。写真を見ているうちに、心の底から感謝がわきあがってきて幸せな気持ちになりました。
 ですが、同時に今晩もカルカッタでは何千、何万という人々がクリスマスを祝うこともなく路上で空腹と戦いながら眠っているという現実にも直面せざるをえませんでした。路上で生活する子どもたちがどんな思いでクリスマスを過ごしているのかと思うと、胸が痛みます。彼らの上にも、神様の恵みが豊かに注がれるよう心から祈らずにいられません。このブログをお読みの皆さまにも、幸せなクリスマスが訪れますように。

※写真の解説…教会の入口に置かれた御降誕の飾り付け。