やぎぃの日記(75)ヤッホー鍋の会


 2月11日の建国記念日にヤッホー会(自然が好きな若者が山に登って「ヤッホー」と叫ぶ会)をする予定だったが、あいにく雨が降ってしまった。そこで急遽、雨天特別企画として「ヤッホー鍋の会」をすることになった。山に登って「ヤッホー」と叫んだあとのようなすがすがしい気持ちで、鍋を囲んで語り合いましょうという集いだ。
 場所を探していると、いつも娘さんと一緒に「ヤッホー会」に参加してくれる信徒のAさんが「よかったら、うちでどうぞ」と言ってくださった。鍋も準備してくださるとのことだった。Aさんは料理がうまいことで定評があるし、願ったりかなったりということでお言葉に甘えることにした。
 とてもきれいに盛りつけられたクラッカーとチーズから始まって、水炊き、チラシ寿司、そして最後にデザートのケーキというフルコースの料理に舌鼓を打ちながら、食卓を囲んだ楽しい会話がどんどんはずんでいった。4時間くらいは食べていたはずなのだが、本当にあっという間の出来事のように感じられた。
 食卓を囲むということは、人と人との交わりの基本だろう。おいしい料理と気の合う仲間たちがいれば、そこには確実に幸せがある。Aさんの家庭の温かい雰囲気が、その幸せをさらにふくらませてくれたようだった。「主の食卓」の延長線上にあるこの食卓を囲んだ若者たちのうれしそうな顔を見ながら、「すべての若者たちにこのような交わりの場があれば」と願わずにいられなかった。若者たちに家庭を開放し、料理まで準備してくださったAさん、本当にありがとうございました。
※写真の解説…食卓の様子。