マザー・テレサ生誕100年記念写真展News(25)撮影者の感想


ロザリオを繰るマザー。 Copy Right:片柳弘史
《撮影者の感想》
 写真展が終わってからあっという間に1週間が過ぎてしまいました。昨日から講座「マザー・テレサの言葉を読む」も始まり、ゆっくり休む間もなく新年度のいろいろな仕事が次々に押し寄せてきています。
 振り返ってみると、あの写真展は本当に奇跡のようなことでした。わたしが司祭として六甲教会に派遣されたこと、昨年14年ぶりにカルカッタに行けたこと、神戸の街でいろいろなつながりが生まれ、教会の仕事にも慣れた着任2年目がちょうどマザー・テレサ生誕100年の年に当たっていたこと、とてもいい会場が見つかったこと、宗教の壁を越えてたくさんの方々が協力してくださったこと。これらのどれか1つでも欠けていたとしたら今回の写真展は生まれなかったでしょう。写真展の誕生自体が奇跡的なことでした。そしてなにより、写真展の会場に4800人もの方々が足を運んでくださったこと、これはもう奇跡としかいいようがありません。
 正直言って、教会の仕事をこなしながら写真展の会場にも顔を出すというのは本当に疲れることでした。ですが会場に行ってマザーの写真と向かい合っていると、写真からあふれ出してくる不思議な力に心を癒され、すぐに元気になることができました。写真からあふれ出していたのは、きっとマザーの愛であり、神の愛だったのだろうと思います。写真展の期間中、まるで写真を通して天国と神戸がつながってしまったかのように、写真からとめどなくマザーの愛、そして神の愛があふれだしていました。
 この愛を感じたのは、わたしだけではなかったようです。たくさんの方々が写真を通してマザーの愛と出会い、慰められ、励まされ、力を与えられたと「感想ノート」に書き残してくださいました。会場を何周回っても、マザーのもとから立ち去り難いという方も多かったようです。受け止めてくれるたくさんの人たちがいたからこそ、神の愛が写真からとめどなくあふれ出したのではないかとも思えます。
 写真展から、本当にたくさんの恵みをいただくことができました。思い出にしがみつくことなく、頂いた恵みをしっかりと胸にたくわえながら新たなミッションに向かって進んでいきたいと思います。これからも、どうぞよろしくお願いいたします。

撮影者・片柳弘史(イエズス会司祭) 
《最新情報》
 姫路での写真展の後援団体が以下の通り確定しました。
 姫路市/ 株式会社姫路ケーブルテレビ/ 株式会社姫路シティFM21/姫路日ノ本短期大学・高等学校/賢明女子学院中学 ・高等学校/ 淳心学院中学 ・高等学校
《姫路での写真展概要》
名称:マザー・テレサ生誕100年記念写真展「マザー・テレサは生きている」
日程:2010年5月25日(火)〜5月31日(月)
会場:姫路市民プラザギャラリー第4展示室 イーグレ姫路B1
主催者:カトリック姫路教会/日本基督教団姫路福音教会/姫路YMCA
後援:姫路市/ 株式会社姫路ケーブルテレビ/ 株式会社姫路シティFM21/姫路日ノ本短期大学・高等学校/賢明女子学院中学 ・高等学校/ 淳心学院中学 ・高等学校
事務局:姫路YMCA
問い合わせ先:姫路YMCA 079-298-5566/ 日本基督教団姫路福音教会 079-288-2910

なお、写真展に先立って以下の通り講演会も行われます。いずれも入場無料です。
片柳弘史神父講演会》 5月20日14:00よりカトリック姫路教会にて。
アンドレ・ボーガルト神父講演会》 5月23日14:00より日本基督教団姫路福音教会にて。