フォト・レポート(33)Happy Land 2010-4


ここからは、資源ゴミの再利用で生計を立てる人々の住むスモーキー・マウンテンの最貧地帯の写真です。ここでも、1人のお母さんが赤ん坊を誇らしげに抱きかかえながらわたしの方にやって来て、写真を撮ってくれと話しかけてくれました。

スラム街の小さな空き地で、若者たちがバスケット・ボールをしていました。引き締まったたくましい体と敏捷な動きが、スラム街に活気を生み出していました。

シスターたちが配った小さなパンを、女の子がおいしそうに食べているところです。
生まれて間もない赤ん坊の葬儀に出会いました。わたしが聖水で棺を祝福すると、そばに立っていたお母さんが声を上げて泣き崩れました。自慢の赤ちゃんを失ったお母さんの悲しみは、一体どれほどのものなのでしょう。

貧しい人々が暮らす家々です。狭い場所を最大限に利用しようとしているのが分かります。
遊び仲間たちから置いて行かれて、悲しそうな表情の男の子です。

彼らの家に隣接する埋め立て地には、どこまでもゴミが散らばり、無数のハエが飛び交っています。
海を見つめている少女の横顔です。一体何を思っているのでしょうか。