フォト・レポート(100)TSUNAMI

TSUNAMI

津波で破壊された牡鹿半島鮎川浜地区の様子です。郵便局で働いていた4人の方が流され、亡くなられたと聞きました。牡鹿半島先端部にあって交通が不便なためか、未だ瓦礫の撤去が進んでいません。

津波で破壊され、傾いた家々がそのまま放置されていました。津波の威力のすさまじさに、背筋が冷たくなります。

海岸沿いの道路は、地震による地盤沈下で冠水していました。港や市街地でもかなり広い範囲で地盤沈下があったようです。

津波で900人以上の犠牲者を出した女川の街です。高台にある町立病院の駐車場から撮りましたが、この病院さえ1階部分は完全に押し流されたとのこと。一体どれだけの高さの津波が襲ったのでしょう。想像するだけで眩暈がします。

道路を走っていると、あちこちにゴミや瓦礫の仮置き場が設けられています。東北3県で発生した瓦礫の総量は2300万トン。全国の自治体の力を借りなければ、到底処理できる量ではありません。

カトリック仙台教区サポート・センターで再会した、カルカッタの折鶴です。世界中のボランティアたちの思いとマザー・テレサの愛が、この折鶴たちの翼に乗って東北までやってきました。