写真で振り返る2011年・恵み溢れる季節(11-12月)

写真で振り返る2011年・恵み溢れる季節(11-12月)

11月25日、東日本大震災被災地への思いを込めて、超教派による祈りの集い「被災地にとどけ、心の歌声〜テゼの祈りを神戸から」が開催されました。日本基督教団日本聖公会、福音ルーテル教会、キリスト改革派教会とカトリック教会の協力によって実現したもので、当日は372人もの方々が参加してくださいました。世の終わりに必ず実現するキリストの兄弟姉妹の一致の喜びを先取りするかのような、深い恵みのひと時でした。

今年は、地区長や司祭評議員としての仕事の関係で月に1度は玉造のカテドラル教会に行っていました。帰りに時間があるときは大阪城公園を通り抜けて隣の駅まで歩くようにしていました。そんな散歩の途中で見かけた、青空に向かって燃え上がる金色の炎のようなイチョウの木です。

12月初旬、今年も神戸の冬の風物詩、ルミナリエに行ってきました。今から16年前、阪神淡路大震災の被害にうちひしがれた神戸の人々を励ますために始められた光のイベント、イルミネーションの輝きの一つ一つに人々の希望が託されているようです。今年は東日本大震災被災地を励ますという意向も加えられていました。

12月10日、10数年ぶりの皆既月食が日本中で観測されました。わたしも司祭館のベランダから身を乗り出して写真撮影。欠けていくにしたがって、月の色が赤っぽくなっていくのに驚きました。最後は、まるで巨峰の粒のようなおいしそうな姿になりました。

12月11日、「喜びの主日」のミサの中で、夏に受洗を決意した教会学校のリーダーが洗礼を受けました。長いあいだ迷いの中にあり、今も人生の道を切り開こうと懸命に頑張っている彼が洗礼の恵みを受けたことは本当に大きな恵みでした。彼をよく知っている人々は、皆、涙を拭きながらその様子を見守っていました。

12月18日、教会学校のクリマス会に本物のサンタ・クロース(を自称するコリンズ神父)がやってきました。子どもたちはおおはしゃぎで、「トナカイはどこにいるの」、「どうしてクリスマスより1週間早く来たの」などたくさんの質問をしてサンタさんを困らせました。写真は、孫のような中学生サンタとのツーショットです。

写真で振り返る1年、最後は12月24日、クリスマスの子どもミサの様子です。フィリピンのスラム街でのミサ、カルカッタ「神の愛の宣教者会」本部修道院でのミサ、そして六甲教会でのミサと、今年も司祭として神を賛美する感謝の祭儀を司式できたことが一番大きな喜びでした。来年も、ミサを通して神の愛を力強く証していきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。