新緑の六甲山〜教会から有馬へ・前半
ゴールデンウィークに、教会の青年たちと一緒に山登りをしました。わたしたちの六甲教会は「六甲登山口」の交差点のすぐ上にあります。今回は、教会を出発して油こぶし経由で山頂に向かい、山頂からは極楽茶屋跡を通って紅葉谷に入るコースで有馬温泉まで歩いてみました。新緑の六甲山を写真でお楽しみください。
教会から歩き始めて30分ほどで登山道に入ります。登山道の入り口で、満開のヤマブキの花がわたしたちを出迎えてくれました。
モミジの新緑も目に鮮やかでした。この緑には、何か癒しの力があるような気がします。
新緑に彩られた山道を進んでいきます。新緑のお蔭で餌になる虫たちがたくさん出てきたからでしょうか、元気な鳥たちの歌声が木々の間にこだましていました。
登山道に入って1時間半ほどで油こぶしに到着しました。日当たりのよい開けた場所のせいか、タツナミソウが群落を作っていました。ちなみに「油こぶし」という名前は、江戸時代にこの道を通って有馬に向かった油商人たちが、険しい山道で油をこぼしながら歩いたことに由来しているそうです。
油こぶしを過ぎ、山頂部が近づいてくると、うっそうと生い茂ったウバメガシの林が現れます。曲がりくねっていますが、備長炭の原料となる良質の木材だと聞いたことがあります。
教会を出発して2時間半ほどで、ようやく山頂部分に到着しました。お天気はいまひとつだったのですが、風が強かったせいか、遠く瀬戸内海に浮かぶ島々の影がはっりと見えました。