「ふっこうのかけ橋」ニュース(6)福島の子どもたちと海へ!

「ふっこうのかけ橋」ニュース(6)福島の子どもたちと海へ!

キャンプ2日目が始まりました。昨晩から参加してくださっている松浦悟郎司教様を囲んで、子どもたちの楽しそうな声が食堂に響いています。

いよいよ舞子の海水浴場に向かって出発。海で泳ぐのを心待ちにしていた福島の子どもたち、神戸の子どもたちと一緒に大喜びで海に向ってゆきます。

100人の子どもと50人のリーダーたちが、歓声を上げて海に飛び込んでゆきました。どこまでも澄んだ青空から、真夏の日差しが降り注ぎます。

大人も子どもも大はしゃぎ。冷たい水を掛け合ってうれしそうです。

元気一杯の子どもたちに、リーダーもたじたじ。力の限りに遊んでいます。

初日からプロジェクトの取材に入っている『24時間テレビ・愛は地球を救う』。この日は2台のカメラを出しての取材でした。取材を受けた女の子、ちょっと照れくさそうにしていますね。

オリンピック、シンクロナイズドスイミングの銅メダリスト、奥野史子さんもやって来て、子どもたちの遊びの輪に混じってくれました。

海水浴が終わって愛徳学園に戻り、牛丼のお昼ご飯。奥野選手も一緒に食べてくれました。子どもたち、少し緊張してるかな。

午後2時半から、神戸地区平和旬間行事も兼ねた「子どもと共に捧げる平和祈願ミサ」が行われました。司式は松浦悟郎司教様。神戸地区だけでなく、わざわざ大阪から来てくださった方もいらっしゃいました。ミサの途中、お母さんの一人、稲葉景さんからのお話もありました。「苦しみは、神様の手の中で愛に変わると信じています」という言葉が印象的でした。(撮影・蛭田さん)

ミサのあと、神戸地区の皆さんが準備してくれた「ふれあい祭り」が始まりました。11教会が輪投げ、スーパーボールすくい、たこ焼き、フランクフルトなどそれぞれ1つの出店を準備してのミニ夏祭り。愛徳学園の先生方の綿あめブースや、ご近所の舞子高校の生徒さんたちの水遊びブースもありました。

真夏の日差しが照りつける中で、一番人気はかき氷。子どもたちの行列が絶えませんでした。

明石海峡の上に、見事な「天使の階段」が現れました。神様が、福島と神戸の子どもたちに天から祝福を与えてくださったようです。

日が暮れて、晩御飯と入浴を済ませた後、一日の締めくくりは花火大会。校庭なので打ち上げ花火はできませんでしたが、手持ち花火でのとても情緒のある花火大会になりました。

花火を持って走り回る男の子。もう、うれしくて仕方がないようです。

海水浴、平和祈願ミサ、お祭り、花火、それにオリンピック選手との出会いというおまけまでついて、神様の恵みに満たされた一日でした。その興奮はすぐに冷めたとしても、心の奥底に刻まれた喜びの記憶はいつまでも残り続ける。そう信じたいと思います。