赤目四十八滝2012〜前半
久しぶりにお休みが取れたので、涼を求めて三重県の山奥、赤目四十八滝に行ってきました。神戸からは電車を乗り継いで2時間ほどで行くことができます。
バス停から3分ほど歩いて渓谷に入ると、涼しくてしかも潤いのある、滝の周辺に特有の心地よい風が吹いてきました。街と比べると2〜3度は温度が低いようです。この千手滝は、遊歩道の最初の方で出くわす印象深い滝です。赤目十八滝のシンボルと言っていいでしょう。
轟音を立てて流れ落ちる滝の流れ。水しぶきが、まるで生き物のように跳ねています。
この辺り特有の巨大な岩の断崖。このようなごつごつした岩が滝を生み、全国でもまれな美しい渓谷を形作ったのです。
岸壁の隙間を流れ落ちる真っ白な滝。その名も「布引の滝」です。
澄みきった渓流の水の中を、たくさんの魚たちが泳いでいきます。どんな激しい流れや滝もものともせずに生息域を広げていくことができる、アブラハヤ。本当に不思議な魚です。
滴るような木々の緑と豊かに流れる水に恵まれたこの渓谷は、まさに癒しの場です。
薄暗い渓谷の岩場には、苔がびっしりと生えています。緑に包まれた岩と透明な水、真っ白な滝の流れ、心休まる静かな美しさです。