秋の六甲山3〜ヤッホー会登山
11月4日、恒例のヤッホー会紅葉ハイキングで、教会から徳川道、杣谷峠を経て森林植物園まで歩きました。今回は、特別ゲストの三日月会会長、鈴木さん(72歳)を含む9人でのハイキングでした。
徳川道は、江戸末期、参勤交代の大名行列が外国人居留地を通らないよう六甲山の山中に造られた迂回路です。大名行列が通れるくらいだから、なだらかな道かと思ったら大きな間違いで、途中で何箇所も固定ロープや鎖、梯子を使いながら登っていく結構ハードな道です。
長峰墓地の近くにある登山道から山に入り、しばらく登っていくと見晴らしのよい岩の上に出ます。ここから街に向かって大声で「ヤッホー」と叫びました。
紅葉に染まり始めた小さな峰。コンパクトにまとまって、美しい景色を作っていました。
赤や黄色に色づいた山の斜面。街から山を見上げるとところどころ色づいているのが分かりますが、近くから見るとこんな感じなんですね。
杣谷川沿いに険しい道を登ること2時間、ようやく山頂部にある湖、穂高湖に到着しました。ダムの建設によって生まれた小さな人造湖ですが、湖畔の景色が見事です。ここでお弁当を食べました。
紅葉と言うとモミジやイチョウなどの鮮やかな赤や黄を連想しますが、山の木々の茶色い紅葉もなかなか味わいがあります。
穂高湖を過ぎると、あとは森林植物園までなだらかな下り道。美しい紅葉を眺めながら、気持ちのいいハイキングが続きます。
杉木立の中を歩きながら、仲間同士の会話もはずみます。大自然の中だと、ふだんは話せないようなことも話せるような気がします。
山道を1時間半ほど下り、ようやく森林植物園の東門に到着しました。いよいよ、六甲山で最も美しいと言われる紅葉の世界へ足を踏み入れます。