フォト・ライブラリー(334)初冬の神戸〜布引ハーブ園

初冬の神戸〜布引ハーブ園

先日、教会から布引ハーブ園まで散策した時に、街角で見かけた神戸の初冬の景色をお届けします。まずは、公園の花壇に咲いた懸崖菊。

モノトーンに変わりゆく景色の中で、鮮やかな黄色は心に元気を与えてくれるようです。「ビタミン・カラー」という言葉を思い出しました。

青空とのコントラストもきれいです。冬の青空は、秋の青空とちがって何かちょっと厳しい雰囲気のように感じられます。

葉の色を変えた杉の一種。クリスマスが近づいたことを告げているかのようです。

神社の境内では、山茶花が力強く咲いていました。寒さに耐え、屈みこむようにして参道を歩く人々の心を励ましているかのようです。

これも、やはりクリスマスの雰囲気を感じさせる黄色い葉。街角のあちこちにこのような植物が植えられている神戸、人々が生活を楽しんでいることがよく分かります。

ふと空を見上げると、久しぶりに彩雲が出ていました。とても幻想的な景色です。

これは、まだ背が低いですがストックでしょう。ほのかなピンク色がとてもかわいらしいですね。

ようやく布引ハーブ園に到着。花壇にシクラメンが寄せ植えされていました。わたしの実家は、シクラメンを専門にする園芸農家でしたから、この花を見るととても感慨深いものがあります。わたしにとっては、亡くなった父の姿と重なって見える花です。

温室では、ポインセチアが葉を真っ赤に染めていました。クリスマスの定番ですね。途中で仕事の電話が入ったため、ほんの数時間の散策になりましたが、冬の植物たちから1週間ぶんの元気をたっぷりもらったひと時でした。