大阪城公園〜鳥たちの生活
カテドラルでの会議の帰り道、鳥たちを求めて大阪城公園を散策しました。まず出くわしたのがシベリアからやってきた渡り鳥、ツグミです。チェック模様の羽が、とってもおしゃれですね。
次に出会ったのは、草むらで餌を食べているスズメたち。この日は、どういう訳かいつもよりたくさんスズメを見かけました。
地上に落ちた木の種のなかに埋もれて、一心に餌をついばむスズメ。いい場所をみつけましたね。
雨上がりの水たまりで、スズメが水浴びをしていました。後ろに写っている緑色の陰は、スズメの水浴びに興味を持って近づいてきたメジロです。
スズメが飛び去ったあと、メジロも恐る恐る水に顔をつけました。どうやら、このメジロは水がちょっと苦手のようですね。
メジロが顔を洗っていると、後ろからスズメたちの陰が近づいてきました。びっくりぎょうてんして飛び上がったメジロ。そのままどこかへ飛んで行ってしまいました。
雨上がりの水たまりは、再びスズメたちの専用水浴び場になりました。
桜の枝に、メジロが止まって餌を探していました。
どうやら何かを見つけたようですね。
体を前にぐっと倒して、飛んできた虫をナイスキャッチ。細いくちばしで、よく捕まえました。
一満足して、次の枝へと飛び移るメジロ。羽を広げた姿には、わずかな無駄もない機能美が感じられます。
こちらの水場では、シジュウカラが水浴びしていました。普段はとても警戒心が強くて、なかなか近よれませんが、水浴びをしているときは警戒心がゆるむようです。
市民の森では、シメが地上に降りて餌をついばんでいました。まるで「ゴルゴ13」のようなこわもての顔。がっしりした嘴は、木の実を割って食べるために発達したものです。
木の枝では、マヒワ達が休憩中でした。日によってはスズメよりもたくさんいますが、この日はあまり多くありませんでした。
わずか1時間あまりの散歩でしたが、雨上がりのせいか鳥たちの動きが活発で、ふだんあまり見られない姿を間近に見ることができました。鳥たちが繰り広げる命の物語は、いつまで見ても新鮮な感動と驚きを与えてくれます。「空の鳥をよく見なさい」(マタイ6:26)とおっしゃったイエスの気持ち、分かるような気がします。