フォト・ライブラリー(380)初夏の神戸、教会の周りの花々

初夏の神戸、教会の周りの花々

梅雨はどこに行ってしまったのかと思うほど、晴れた日ばかりが続く神戸の街。夏の花たちが、教会の庭やご近所で次々と開花しています。まずは、教会のテッポウユリから。

清らかな白い百合の花と小聖堂の十字架。十字架の傍らに立っている聖母マリアを連想させます。

テッポウユリの見ごろはほんの数日。この時を、精いっぱいに咲ききっているという感じがします。

教会の庭の片隅で、カシワバアジサイも満開を迎えています。葉の形が柏の木に似ていることから、この名がついたとか。ちょうどウツギとアジサイの中間くらいの形ですね。

草むらでは、ヒルガオも花を咲かせました。誰かが植えたものではなく、自然に生えて来たようです。

ご近所で見かけた、かわいらしいガクアジサイ。雨が少ないのに、がんばって咲いています。

修道院の前の道路の植え込みで満開を迎えているセイヨウキンシバイ。花の色や形はキンシバイと同じですが、このふさふさした雄蕊に特徴があります。見事ですね。

かわいらしいランタナも、あちこちで花を咲かせています。咲いているうちに花の色が少しずつ変化するため、別名「七変化」とも呼ばれているそうです。

真っ赤なタチアオイも花を咲かせました。背が高くてよく目立つ、初夏の代表的な花の一つですね。

ツルハナナスも満開です。野菜のナスの親戚だそうで、確かに花の形がそっくりです。

花壇では、南アフリカが原産というディモルフォセカが花を咲かせています。細長い花びらが美しいですね。

こちらは、普通のキンシバイ。神戸の街のあちこちで、道路の植え込みに咲いているのを見かけます。

教会の草むらに生えたイモカタバミ。これも誰かが植えたものではなく、自然に生えて来たようです。いわゆる「雑草」ですが、なかなかの美しさです。

六甲登山口の交差点の植え込みで満開を迎えた白い夾竹桃。葉っぱの形が竹そっくりなので、そこから名前が来ているに違いありません。

教会の庭の片隅で花を咲かせた真っ赤な夾竹桃。これから夏の終わりまで、わたしたちの目を楽しませてくれる花です。神戸の街は、どうやら花好きの人ばかりが住んでいるようで、この時期はちょっと散歩するのにもカメラを手放すことができません。至るところで神の恵みを見つけることができる、祝福された季節です。