フォト・ライブラリー(381)大阪南港・舞洲ゆり園2013

大阪南港・舞洲ゆり園2013

6月5日にオープンしたばかりの大阪の新名所、舞洲ゆり園に行ってきました。信者さんから紹介されて出かけたのですが、着いてびっくり。まさかこれほどとは思いませんでした。

舞洲(まいしま)は、大阪南港の端にある3つの人口島の1つ。野球場などの大型施設が点在する、広大な場所です。

植えられたゆりの花は、なんと200万輪。埋立地の荒れた土を改良し、ここまでにするのに一体どれほどの労力がかかったことでしょう。まさに堂々たる新名所です。

数万本を1度に見るのもきれいですが、一輪一輪もかなりの美しさ。とてもぜいたくな花畑です。

始めはオレンジ、次は黄色、赤と色の違うゆりの花畑が次々に現われます。何もない荒れた埋立地に、まさかこれほどの花畑があるとは。まるで白昼夢を見ているようでした。

まるでパッチワークのような花畑。ゆりだけでこんな景色ができるなんて、本当に驚いてしまいます。

この日は大阪府内で37度が記録された真夏日。抜けるような青空に、まっ白な雲が浮かんでいました。

潮風に乗って、ゆりの甘い香りが漂ってきます。ゆりは、香りもすばらしいですね。

壮大な景色に感嘆しては、一輪一輪の花の美しさにまた驚く。そんなことを繰り返しているうちに、時間がどんどん過ぎてゆきます。

それにしてもこのスケール。まるで北海道か、外国にでも来たかのような錯覚に陥ります。ですが、ここは大阪なのです。

花畑の向こう側に、大阪湾と対岸のコンビナートが見えています。不思議な取り合わせです。

この角度から見ると、大阪湾の向こう側に我らが神戸の街と六甲山が見えます。

まだ開花したばかりの、オレンジ色のゆりの花。まだつぼみがたくさんあるので、しばらく見ごろが続くでしょう。

日傘を差したお客さんたちが、あちこちで歓声を上げていました。大型の観光バスも来ているようです。ユニバーサル・スタジオもすぐ近くにあるし、なかなかの観光地です。

どういう訳か知りませんが、わたしがお休みに行く場所を探していると、そのときそのときで一番美しい場所が示されます。お天気にも恵まれ、まるで神様が写真を撮るためのおぜん立てをして下さっているかのよう。病者訪問で写真をお見せする入院中の皆さんや、ブログを通して写真を楽しまれる皆さんのためなのかもしれません。神に感謝。