【フランシスコ教皇の言葉】


フランシスコ教皇の言葉
ワールド・ユース・デー参加のためブラジルのリオ・デ・ジャネイロを訪れていたあいだの教皇様の言葉、後半をお届けします。
■ミサ説教から■
7月28日(日)ワールド・ユース・デー閉会ミサ
「『行って、すべての民を弟子にせよ。』この言葉を通して、イエスは今、私たち一人ひとりにこう語っています。『ワールド・ユース・デーに参加し、地球のあらゆる場所からやって来た若者たちと一緒に信仰を生きるのはすばらしいことだ。だが、もうあなたたちは出かけなければならない。さあ、この体験を人々に伝えるのだ。』」
「この出会いの体験を、あなた自身や小さなグループ、小教区、運動体、共同体などの中に閉じ込めるべきではありません。それは、激しく燃え盛る炎から酸素を取り上げるようなものです。信仰は、分かち合われれば分かち合われるほど、伝えられれば伝えられるほど激しく燃え上がる炎です。そのようにして、全ての人が人生と歴史の主であるイエス・キリストを知り、愛し、信じるようになるのです。」
「イエスは『もしよければ、時間があるならば、福音を伝えなさい』とは言いませんでした。『行って、すべての民を弟子にせよ』と言ったのです。これは、あなたたち若者を含む教会全体に主が託した命令です。」
「教会はあなたたちを、あなたたち若者の特徴である情熱、創造性、喜びを必要としています。若者に福音を伝えるために一番役に立つ道具は何だか知っていますか?それは、もう一人の若者です。これこそ、あなたたちが進むべき道です。」
「『行け、恐れるな、仕えよ。』この3つのことを守りなさい。それを守るなら、福音を伝える者が福音知り、信仰の喜びを伝える者が喜びを受けるのだということを体験するでしょう。」
「福音を運ぶとは、神の力を運ぶことです。悪や暴力を根こそぎにし、打ち倒すために。利己心と不寛容、憎しみの壁を打ち破るために。そして、新しい世界を作り上げるのです。イエス・キリストはあなたたちに信頼しています。教会は、あなたたちに信頼しています。教皇は、あなたたちに信頼しています。」
教皇様のツイート■
7月25日(木)
「若い友たちよ、決して忘れないでください。聖母マリアは、私たちの母なのです。マリアの助けがあれば、キリストに忠実であり続けることができます。」
福者ヨハネ・パウロ2世に、WYDの恵みと、28回の集いの中で生まれた召命の恵みを感謝しましょう。」
「スポーツが、どんなときでも交流と成長の手段でありますように。暴力や憎しみを引き起こすことが決してありませんように。」
7月26日(金)
キリスト教徒の生活は、祈りに限定されるものではありません。むしろ、祈りから生まれる着実な奉仕や勇気が求められています。」
「社会の偉大さは、その社会が最も助けを必要としている人々、貧しさ以外に何も持たない人々をどう扱うかによって測られます。」
コパカバーナでの歓迎は、まったく忘れがたいものでした。神が皆さんを祝福してくださいますように。」
「毎週金曜日は、イエスが私たちのためにどれほど苦しまれたかを思い出すための機会です。主よ、あなたがどれほど私たちを愛して下さったかを、決して忘れることがありませんように。」
7月27日(土)
「私たちの人生には、大きいものであれ小さいものであれ、主が共に担って下さらない十字架などありません。」
「司教は神の民の牧者です。信頼と勇気を持って、その後に従いましょう。」
7月28日(日)
「若い友たちよ、日々の祈りの習慣を身に付けましょう。それこそ、イエスを知るための道であり、イエスを生活の中にお招きするための道です。」
「これほどたくさんの人々が福音を待ちわびているときに、教会や自分たちのグループだけに閉じこもっているわけにはいきません。」
「若者の皆さん、本物の『キリストの選手』になって下さい。キリストのチームの一員としてプレーするのです。」
「イエスをモデルとして私たちの人生を作り上げる必要があります。イエスの心情と思いを分かち合うために。」
7月29日(月)
「WYDを成功させるために働いて下さったすべての皆さんに、心から感謝します。参加して下さったすべての皆さんを抱きしめたい思いです。」
「ローマに戻ってきました。疲労よりも喜びの方がはるかに大きいと、はっきり言うことができます。」
7月30日(火)
「リオでの1週間は、実に忘れがたいものでした。ありがとう、すべての皆さん。わたしのために祈って下さい。」
「若い友たちよ。今度は、WYDで一緒に告白した信仰のすべてを、日々の生活の中で生きなければなりません。」
7月31日(水)
「若い友たちよ、キリストと福音は、あなたたちの人生を賭けるに値します。偉大なる理想のために、あなたたちのすべてを賭けるのです。」
※写真…フィリピン、マリキナ渓谷にて。