【フランシスコ教皇の言葉】


フランシスコ教皇の言葉
■クリスマス・ミサでの説教から■
「この夜、闇の霊が世界を覆っているこのとき、私たちを驚かせずにいない出来事がまた新たにされます。闇の中を歩く民が、大いなる光を見るのです。」
アブラハムの時代から、神を信じる人々とは、約束の地に向かって巡礼の旅を続ける人々のことです。主はいつも、この旅の日々に寄り添っておられます。主は、ご自分の約束を必ず守られるのです。」
「神の民の歩みに光と闇のときがあったように、私たちの人生の歩みにも光と闇のときがあります。神と兄弟姉妹を愛しているとき、私たちは光の中を歩いています。心を閉ざし、プライドやごまかし、利己心によって心が支配されるとき、私たち自身と私たちの周りに闇がやって来ます。」
「この世界に現された神の慈しみとは、おとめマリアから生まれた、真の人にして真の神であられる方、イエスのことです。イエスは、私たちの歴史の中に入って来られました。私たちの旅に加わって下さったのです。それは、私たちを闇から解き放ち、光を与えるためでした。」
「イエスは、単なる知恵の教師ではありません。自分たちが絶望的なほど遠くにいることを知りながら、何とかそれに到達しようと努力を続ける理想でもありません。イエスは人生と歴史に意味を与える方であり、私たちの間に幕屋を張って住まわれた方なのです。」
「社会の片隅に追いやられた者、分け前に与る最後の者だったからこそ、羊飼いたちが最初に喜びの知らせを聞いたのです。目を覚まして夜通し羊たちを見張り、守っていたからこそ、彼らは最初になったのです。彼らと共に幼子の前に立ち、沈黙のうちに祈りましょう。」
「この夜、福音の喜びを共に分かち合いましょう。神は私たちを愛しておられます。一人子を私たちの兄弟として、暗闇に輝く光として与えるほど、私たちを愛しておられるのです。恐れてはいけません。私たちの父は忍耐強く愛して下さる方です。神はイエスを遣わし、約束の地に続く道へと導いて下さいます。イエスは闇を照らす光なのです。私たちの平和なのです。」
教皇様のツイート■
12月23日(月)
「クリスマスの祝いは騒々しいものになりがちです。しかし私たちは、愛である神の声を聞くために静かな時間を持った方がいいでしょう。」
12月24日(火)
「主が来られます。心を開いて、主を待ちましょう。」
12月25日(水)
「クリスマスには、キリストが私たちの間にやって来られます。主と親しく出会うために、もっともふさわしいときです。」