【フランシスコ教皇の言葉】


フランシスコ教皇の言葉
■2014年世界広報の日メッセージから■
「メディアの中でも特にインターネットは、出会いと連帯のために限りない可能性を提供しています。これは何か本当によいものであり、神様からの贈り物です。」
「コミュニケーションの世界は、知見を広げるのを助けることも、関心を閉ざすのを助けることもできます。デジタル世界で繋がりたいという欲求は、私たちを隣人や、最も近くにいる人たちから孤立させてしまう効果を持ちうるのです。何らかの理由でソーシャルメディアにアクセスできない人たちが、置き去りにされる可能性があるという事実も見落としてはなりません。」
「これらの欠点をふまえても、ソーシャルメディアを拒否することは正しくありません。むしろそれらの欠点は私たちに、コミュニケーションは技術によって達成されものではなく、最終的には人間によって実現するものであることを思い出させます。」
「人間は、ただ我慢して聞いてもらっているときではなく、真に受け入れられたと感じるときにだけ自分自身のことをすっかり話すものです。もし真剣に人々の話に耳を傾けるなら、世界を違った目で見られるようになるし、異なった文化や伝統の中に現れた人間の体験の豊かさを評価できるようになるでしょう。」
「『隣人になる』とは、誰かを自分のように見ることではなく、自分を誰かのようにする力なのです。コミュニケーションとは、私たちの誰もが人間であり、神の子であると認めることなのです。私は、コミュニケーションの持つこの力こそ『隣人になる』ことだと考えています。」
「デジタル・ハイウェイの通行人であるだけ、『繋がっている』だけでは不十分です。繋がりを、真の出会いに育てる必要があります。私たちは、自分の中に閉じこもり、離れ離れに生きることができません。私たちは、愛し、愛される必要があるのです。」
「コミュニケーションにおいては、自分の殻から出る人だけが頼りになります。人格的な関わりこそが、コミュニケーションにおける信頼の土台となるのです。そのようなコミュニケーションが行われれば、キリスト教の証は、インターネットによって世界の隅々にまで届けられることでしょう。」
「『通り』に出て行って痛めつけられた教会と、自分のことだけを考えて苦しんでいる教会のどちらかを選ぶなら、私は最初の方を選びます。デジタル・ハイウェイも、傷ついた人々、救いや希望を探し求める人々があふれる『通り』なのです。インターネットは、キリスト教のメッセージを『地の果てまで』届けることができます。」
「今日において、ソーシャルネットワークは、信仰の美しさ、キリストと出会うことのすばらしさへの招きを体験する一つの方法です。コミュニケーションの場においても、わたしたちは暖かさを運び、心を掻き立てる力をもたなければなりません。」
「勇気をもって、デジタル世界の住人になりましょう。今日の人々と対話し、彼らがキリストと出会うのを助けるために、教会はコミュニケーションの世界に関心を持ち、その中に存在する必要があります。」
「人々に寄り添う教会、すべての人々と共に道を歩むことができる教会である必要があります。コミュニケーション・メディアや情報技術の中で起こっている革命は、大きくて刺激的な挑戦です。神の美しさを人々と分かち合うため、この挑戦に若々しい力と想像力で応じることができますように。」
教皇様のツイート■
1月16日(木)
「平和のために祈りましょう。平和を実現する者になりましょう。まず、私たちの家庭から始めましょう。」
1月17日(金)
「祈りは、何と力強いことでしょう。『主よ、私たちにあなたの平和をお与えください』と祈る勇気を失うことが決してありませんように。」
1月18日(土)
「戦争は、たくさんの人生を打ち砕きます。私は特に、戦争によって子ども時代を奪われる子どもたちのことを思います。」
1月20日(月)
「私たちはキリスト教徒だと、口で言うだけでは不十分です。言葉だけではなく、行いによって信仰を生きなければならないのです。」
1月21日(火)
「日常生活の中で信仰を生きなら、仕事もキリスト教徒である喜びを広めるためのチャンスになるでしょう。」
1月23日(木)
「マリアのように、クリスマスに私たちの心に生まれた光を大切に育てることができますように。日常生活のあらゆる場面に、その光を運ぶことができますように。」
1月24日(金)
「私たちは、洗礼の恵みを日々生きるよう、新しく創造された者として、キリストを身にまとった者として生きるよう召されています。」
※写真…埼玉県、宝登山からの景色。