フォト・ライブラリー(421)テゼの祈りin神戸「とどけ、心の歌声」


テゼの祈りin神戸「とどけ、心の歌声」
 3月9日(日)、カトリック大阪大司教区主催の3.11記念行事「とどけ、心の歌声〜東日本大震災から3年、いまこそ共に」が、カトリック神戸中央教会で開催されました。3.11の当日にあたって、その日の祈りの様子を写真でご紹介したいと思います。

 当日、会場にはカトリック大阪教区の各教会、プロテスタント聖公会の諸教会からおよそ170人の方が集まって下さいました。「見よ、兄弟が共に座っている。なんという恵み、なんという喜び」という詩編の言葉がそのまま当てはまる、恵みと喜びのひと時でした。

 集いの初めには、大船渡と福島についての現状の報告が行われました。復興が遅々として進まない状況と震災の記憶の風化。「安全宣言」による放射能汚染の現実の封印。放射性物質の広範囲への拡散など、神に祈らざるを得ない状況が無数にあります。津波で家族と家を失った人たち、放射能汚染による健康被害の恐怖にさらされている人たちの悲しみや不安に寄り添いながら、いつまでも共に祈り続けたいと思います。

 今回の祈りは、日本聖公会の藤井尚人司祭が指導し、礼拝中の「分かち合い」も日本聖公会の坪井智執事が担当してくださいました。聖書朗読や共同祈願も、諸教派の信徒が担当。神戸で日常的に行われている、エキュメニカルな交流の土台があったからこそ実現した行事でした。協力して下さった皆さん、参加して下さった皆さん、本当にありがとうございました。
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