祈りの小箱(116)『想像力の欠陥』


『想像力の欠陥』
 以前にも指摘したことがありますが、わたしたち人間の想像力には構造上の欠陥があるように思います。わたしたちの想像力は、将来のことを考えるとき悪い方へ悪い方へと曲がっていくようにできているのです。その理由ははっきりしています。いま持っているものを失うことを想像するのは簡単ですが、いつどんな形で与えられるかわからない恵みについて想像することはとても困難だからです。だから、車輪の一方だけが大きすぎる台車のように、どちらか一方に曲がっていってしまうのです。
 このような想像力の欠陥を補うためにわたしたちに与えられたのが、信じる力なのではないかとわたしは思います。いつどんな形で恵みが与えられるかは、神様しか知りません。わたしたちは、ただ神様が恵み豊かな方で、奪われるのと同じくらい、あるいは奪われるものよりもはるかに大きな恵みを与えて下さることをただ信じればいいのです。それは、これまでのキリスト教2000年の歴史に裏付けられた、間違いのない事実です。信じるというより、むしろ思い出すと言った方がいいのかもしれません。
 神の恵みを信じることによって、わたしたちは安心して将来のことを考えることができます。何かを奪い取られ、大きな試練に直面するかもしれませんが、神様それを補ってあまりあるほどの恵みを与え、試練を乗り越えるための力も与えて下さいます。だから、将来については何も心配する必要がないのです。神様の愛を信じて、まっすぐ将来に向かって進んでゆきましょう。
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