祈りの小箱(118)『そんな自分が大好き』


『そんな自分が大好き』
 「あなたって、○○よね。最悪!」これは、悪口一つの定型句と言っていいでしょう。相手の弱点や欠点をズバリと指摘し、それによって相手を傷つけようとするやり方です。とても強烈な悪口ですが、この悪口を無力化してしまう方法が一つだけあります。それは「そう、わたしって○○なの。でも、わたしはそんな自分が大好き」と答えることです。
 自分の弱点や欠点を指摘されて傷ついたり、腹が立ったりするのは、自分でもその弱点や欠点を受け入れることができないからでしょう。こんな自分ではいたくない、なんとかしなければと思っているときにそんなことを言われたからこそ傷つくし、腹が立つのです。ですが、自分の中でその弱点や欠点を受け入れていれば、そんなことにはなりません。たとえば、「あなたって、仕事が遅いわよね。最悪!」と言われたとしても、自分でそんな自分が好きならば別に気にならないのです。「そう、わたしって仕事が遅いの。でも、わたしはそんな自分が好きよ」と答えることができるのです。自分なりに精いっぱいに、丁寧にやっているし、そのペースを周りの人も受け入れてくれる。ゆっくりやった方がいいことだってある。そう考えて仕事の遅さを受け入れているなら、「仕事が遅い」という指摘は、かえってほめ言葉にさえ聞こえるでしょう。落ち込むどころか喜んでいるあなたを見て、相手は大いにがっかりし、「悪口の言いがいのない相手だ」と思ってもう悪口を言うのをやめるかもしれません。
 ですが、いつもそんな風に自分の弱点や欠点を受け入れ、好きになることができるとは限りません。身体的な弱さや性格上の欠点など、自分でもどうしても受け入れられず、自分で自分を責め続けてしまう。そんなこともあります。そんなときには、天国の神様を思い出しましょう。天におられるわたしたちの「お父さん」である神様は、弱くて不完全なわたしたちを、ありのままに愛して受け入れて下さる方です。むしろ、「出来の悪い子ほどかわいい」とばかりに、弱い者、不完全な者に優しく寄り添って下さる方、それが神様なのです。そのことを思い出せば、わたしたちは自分の弱さや欠点を受け入れることができるでしょう。神様がこんなにも愛してくださっているのに、自分で自分を嫌い続けるのはもったいないのです。どんな悪口にもめげることなく、神様の子どもとして自信を持って生きたいですね。
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