フォト・ライブラリー(426)埼玉での休暇

埼玉での休暇

山口に引っ越す前に、埼玉の実家で独り暮らしをしている母に顔を見せに来ました。庭一面に植えられた芝桜も歓迎してくれました。ちなみに、20年前に父が亡くなる前は、実家は園芸農家をしていました。

芝桜というだけあって、一輪一輪は確かに桜に似た形をしています。咲き方も見事。地面に舞い降りた桜という感じです。

白とピンクが寄せ植えされて、美しい模様を作り出していました。「試しに植えたところがこんなに増えてしまった」と言って、母も驚いていました。

芝桜の隣では、菜の花も満開を迎えていました。この菜の花は観賞用であると同時に食用。毎日葉を摘み取って、おひたしにして食べているそうです。

菜の花が作り出す美しい黄色の世界。顔を近づけると、色の中に吸い込まれてしまいそうになります。

菜の花の隣では、ムラサキハナナも群落を作っていました。庭の隅々まで、よくこれだけたくさんの花を植えたものです。

庭の片隅に1本だけ植えられた桃の花も、ピンク色の美しい花を咲かせていました。

庭のあちこちで群落を作って咲いているシャガの花。地味な花ですが、こうしてみるとなかなかの美しさ。母は仏花として使っているそうです。

びっしりと生えたヒメオドリコソウ。この花の写真を撮っていたら、「なぜそんな雑草の写真を撮るの?」と母に不思議がられました。

この数日の暖かさのせいでしょうか、ツツジも開花が進んでいました。情熱的な赤です。

縁側のプランターで一冬を越したカランコエ。暖かな春の日差しを浴びて、とてもうれしそうです。

冬のあいだすっかり葉を落としていた柿の木が、新緑をつけ始めました。とても優しい緑色に心を癒されます。実家で数日休養して、いよいよ神戸での聖週間、最後のご奉仕です。