宇部・小野田〜秋の風景1
今回は、宇部市と山陽小野田市で撮影した秋の風景をお届けします。まずは「日本夕陽百選」の一つ、山陽小野田市、焼野海岸の景色から。
台風の名残りか、強風が吹きつける焼野海岸。いつになく荒い波が、砂浜に打ち寄せていました。
打ち寄せる波と引いてゆく波がぶつかって、白い波しぶきを上げています。「海は生きている」と感じました。
街のあちこちで、一斉に花を咲かせ始めたツワブキ。「ツワブキ」というのは、「つやのある蕗」から来ているそうです。
教会の庭で、今年、2度目の花を咲かせたキンモクセイ。珍しいことですが、気温の変化によってはこんなこともあるそうです。
修道院の庭に咲いたコスモスたち。とても優しいピンク色です。育てているシスターたちの心を映しているのかもしれません。
修道院の庭に咲いた「メキシコハナヤナギ」。最初見たときはミソハギかと思いましたが、それにしては背が低すぎます。ずっと気になっていましたが、ミソハギ科の「メキシコハナヤナギ」と分かって、心から納得しました。
教会の上空に現われたいわし雲。こんなに大きな群れは珍しいですね。
空を埋め尽くした「いわし」の群れと、カトリック宇部教会のシルエット。宇部の空は、本当に表情が豊かです。
太陽に照らされて輝くいわし雲。まるで、大きな目が空から見ているようでした。
また別の日に撮影した焼野海岸の夕焼けです。見事な巻雲(すじ雲)が空に出ていました。まるで、天使たちが飛び回っているようでした。
すじ雲と飛行機雲が交わって、空に大きな十字を描きました。神様が、天から十字を切ってわたしたちを祝福しているのかもしれません。
夕陽を浴びて、赤く染まった周防灘。波もなく、とても穏やかな秋の夕暮れでした。
北九州の山並の向こうに沈んでゆく夕陽。まるで、雲が燃え上がっているように見えました。これほどまでに美しい世界を創って下さった神様に、感謝せずにいられません。