『愛は終わらない』
「好き」と「愛する」の違いはなんでしょう。それは、相手を大切に思う気持ちに条件があるかどうかだと思います。「好き」というのは、文字通り、相手が好ましいということです。相手が好ましい限りにおいて相手を大切にするのが「好き」ということなのです。それに対して、「愛する」には条件がありません。神様が出会わせてくれた人だから、その人がその人である限りいつまでも大切に思い続ける。それが、「愛する」ということです。
「好き」は、相手が条件を満たさなくなれば消えてしまいます。相手がかっこいいから、優しいから、お金持ちだから、頭がいいからというような条件つきで相手を大切に思っているならば、そのような思いは、相手がその条件を満たさなくなった瞬間に消えてしまうのです。ですが、愛には終わりがありません。初めから条件がないからです。相手に何が起ころうと、その人がその人である限り大切に思い続けるのが愛なのです。
真実の愛が、相手をありのままに受け入れる愛、その人がその人だから大切に思う愛のことであるとするならば、真実の愛には終わりがありません。もし愛が途中で終わってしまったように見えるなら、2人の間には初めから愛がなかったのだと考えた方がいいでしょう。途中で消えてしまうくらいの思いは、「好き」であって、愛ではないのです。愛は、その定義上、決して終わることがないのです。どんなにことがあっても最後まで貫くことによって、真実の愛を証することができますように。
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