【今日の1枚・カトリック高千帆教会のステンドグラス】


カトリック高千帆教会のステンドグラス
 カトリック高千帆教会の壁いっぱいに飾られた、ステンドグラス。ステンドグラスには、大きく言って2種類、天国から射しこむ美しい光を思わせるデザインのものと、聖書などの場面を描いたものがありますが、これはどちらかと言えば後者。7つの秘跡をイメージして描かれたステンドグラスです。右から、油のしるしと共に聖霊を受ける堅信の秘跡。キリストの体を頂くエウカリスチアの秘跡。神から罪をゆるされるゆるしの秘跡。愛し合う2人が結ばれる結婚の秘跡。司祭職の恵みを受ける叙階の秘跡。癒しと回復の霊が注がれる病者の塗油の秘跡が描かれています。
 秘跡は、神様の愛の目に見えるしるし。このステンドグラスを眺めていると、神様が教会を通してどれだけわたしたちを愛して下さっているかがよくわかります。生まれてから死に到るまで、神様の愛が人生のあらゆる場面で目に見える形でわたしたちに注がれていることが、はっきりと分かるのです。ここで「神さまのおはなし」を聞く幼稚園児たちは、このステンドグラスの意味がよくわかっていませんが、ステンドグラス降り注ぐ優しい光りの中に、神様の愛を感じ取っているに違いありません。えっ、一つ、大切な秘跡が抜けているって?そう、洗礼の秘跡だけは、教会の入口の窓に、別に描かれているのです。