【熊本地震復興支援from宇部・小野田2】

熊本地震復興支援from宇部・小野田2

 阿蘇YMCAにボランティア・センターが開設されたとの知らせを聞いて、4月28-29日の2日間、教会の若者たちと一緒に熊本へボランティアに行ってきました。
4月28日

 1日目はお昼頃、熊本市内に到着しました。まずは熊本YMCAを訪問。色々な方々からお預かりしたお見舞金の他に、避難所への差し入れとして、宇部銘菓の一口饅頭をお渡ししました。

 熊本市内から阿蘇へ移動。阿蘇YMCAスタッフの案内で、近隣の避難所や幼稚園に一口饅頭を配って歩きました。こちらは、車帰公民館避難所の皆さんです。和気あいあいとした雰囲気で、暖かく迎えて下さいました。

 こちらは、YMCAが運営する保育園。震災の大きな被害にもめげることなく、皆さん元気いっぱいです。

 民家のすぐ後ろの山が、ひどく崩落していました。二次災害が心配です。

 町のあちこちに、災害廃棄物の仮置き場が作られていました。

 市の中心部に設けられた仮置き場。取り壊された家に住んでいた皆さんのお気持ちを思うと、心が痛みます。
4月29日

 28日の晩は、阿蘇YMCAに泊めていただきました。神戸YMCAから応援できておられた、カトリック六甲教会の信徒さんと思いがけず再会し、感慨深いものがありました。神様のなさることは不思議です。

 阿蘇大自然に抱かれた、YMCAキャンプ場。震災が発生してからは、宿泊可能なボランティアセンターとして活用されています。全国各地のYMCAから、続々とボランティアたちが駆けつけています。

 満開のツツジと、キャンプ場のコテージ。全体で、80人のボランティアが宿泊できるそうです。

 緑滴るメタセコイアの巨木。何があっても負けることのない、生命の力を感じさせてくれます。

 熊本地震で半壊した家屋から、家財道具を運び出すボランティアをさせていただきました。

 長崎からボランティアにやって来たサッカー部員たちのお陰で、作業が大いにはかどりました。

 阿蘇山が見守る中で、後片づけがどんどん進んでゆきます。

 美しく、のどかな阿蘇の農村。ですが、よく見ると、どの家も多かれ少なかれ震災の被害を受けています。

 家財道具が運び出され、すっきり片付いた家屋。あとは取り壊しを待つばかりです。

 全国から阿蘇YMCAに送られてきた、救援作業のための道具。阿蘇の一日も早い復興を、祈らずにいられません。

 熊本市内で炊き出しをしていたカトリック福岡教区の若者たちが、阿蘇の被災者の皆さんのためにドライカレーを届けてくれました。それぞれに、出来る限りの支援をしています。

 夕方まで作業を手伝い、帰路につきました。九州自動車道が全線開通したおかげで、まったく渋滞もなく、熊本から宇部までわずか3時間で帰って来ることができました。またゴールデンウィーク明けにでも、お手伝いに行きたいと思います。