美祢の彼岸花2017
日本初の民間刑務所、「美祢社会復帰促進センター」に行く途中にいつも通る山里。今の季節は、彼岸花で真っ赤に彩られています。
川の土手にびっしりと咲いた彼岸花。初めて見たのにどこか懐かしい、そんな風景です。
彼岸花が土手に植えられているのは、球根の毒がモグラから土手を守るからだとも、飢饉のときに球根を毒抜きして食料にするためだとも言われています。
たわわに実った稲穂。まもなく刈り入れの時期です。
土手を埋め尽くした彼岸花。彼岸花の別名「曼殊沙華」は、天上の花という意味だそうです。
長く伸びた雄しべと、繊細な花びらが、神秘的な美しさを作り出しています。
真っ赤な彼岸花に、黒いアゲハ蝶がとまりました。蝶を、人間の魂の象徴と考える文化もあります。
畑の水路と彼岸花。緑と赤のコントラストが印象的です。
この日はちょうど、秋の彼岸の最終日。暦に合わせるかのように、正確に咲く花です。
あぜ道で出会ったシオカラトンボ。子どもの頃に、よく追いかけました。
山里を流れる清流。たくさんの小さな魚が、鱗をきらめかせながら泳いでいます。
まるで日本の原風景のような、美祢の山里の風景。心がほっと安らぎました。