12月、山口市はクリスマス市になる 2025

12月、山口市はクリスマス市になる

 12月1日に山口市市民会館で行われた、「クリスマス市」のオープニングセレモニーでのあいさつの原稿をお届けします。記録が残っている日本で最初のクリマスは、1552年、ザビエルの後継者であるコスメ・デ・トレス神父らによって山口市で祝われました。

 ちょっと早いですが、クリスマスおめでとうございます。
「クリスマス市」のオープニングに合わせて、サビエル記念聖堂でも今日から2本の塔が赤と黄色にライトアップされます。赤は万里の波濤を越えて旅するザビエルの情熱の赤であり、スペインのシンボルカラー、黄色は山口市の木である銀杏の黄色。ザビエルと山口が出会ったことを記念する「クリスマス市」のシンボルにもなっている赤と黄色です。
 キリスト教文化と大内文化という二つの文化が、さまざまな違いを越えて互いを尊敬し、受け入れ合った。ザビエルと山口のあいだに固い友情の絆が結ばれた、そのことをクリスマスに記念するのは、とても素晴らしいことだと思います。なぜなら、まったく異なるもの同士が、あらゆる違いを乗り越えて互いを受け入れ、共に生きていくことをキリスト教では愛と呼び、その愛の中にイエス・キリストがいると考えているからです。クリスマスはもともと、イエス・キリストが生まれたことを祝うキリスト教のお祝いから始まっていますが、ザビエルと山口が出会ったときに、ザビエルと山口の間に愛が生まれた。ザビエルと山口が出会ったとき、そこにイエス・キリストが生まれた。そう言っていいでしょう。
 当時のキリスト教は、残念ながらキリスト教以外の宗教を認めませんでした。そのため、ザビエルと仏教僧たちの間で、互いに相手を言い負かすための論争が起こったという残念な歴史もあります。しかし、現在のキリスト教は、まったく逆の考え方です。キリスト教の正しさ、あるいは宗教と言ってもいいかもしれませんが、一つの宗教の正しさは、他の宗教を尊敬し、共に仲よく生きていくことによって証明される。それが現在のキリスト教の考え方なのです。愛とか平和とか言いながら、互いに相手を言い負かそうとして喧嘩している宗教の信者たちを見て、誰がその宗教を正しい宗教だと思うでしょう。そんな宗教は偽物だと思われても仕方がありません。あらゆる違いを越えて相手の信仰を尊重し、互いの信仰に学びながら共に仲よく生きていく。それができてこそ、本物の宗教であり、それこそがキリスト教の本来の姿なのだとわたしたちは信じています。
 あらゆる違いを乗り越えて互いを受け入れ、共に助けあって生きようと決断するとき、わたしたちの間に愛が生まれます。その愛の中にイエス・キリストがいるそのことを覚えておいていただきたいと思います。今年も、このクリスマス市のさまざまなイベントの中で、たくさんの愛が生まれ、イエス・キリストが生まれることを心からお祈りしています。皆さんの上に、神様の祝福がありますように。

【テレビのニュースに取り上げられました】

山口朝日放送(yab)

youtu.be

KRY山口放送

news.ntv.co.jp

【クリスマス市HP】

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