やぎぃの日記(90)教会学校キャンプ2010


 8月6日から9日まで、教会学校のキャンプで兵庫県北部にある兎羽野高原へ行ってきた。今年は子ども70人、リーダー40人、計110人でのキャンプだった。今回はリーダーとして来年助祭叙階を受ける大阪教区の大久保神学生と、現在六甲学院で中間期をしているイエズス会の角田神学生、さらに援助修道会の修練者も参加してくれた。
 これだけの人数で3泊4日のテント生活をするというのはなかなか大変なことだ。例えば夜、わたしは毎年子どもたちのテントで寝るようにしているが、5人の男の子たちと一緒にイワシの缶詰のようになってテントで寝るのはそう簡単なことではない。昼間走り回っている元気な男の子たちは寝てからも動きを止めることなく、寝返りをうったり転げまわったり、そのたびにわたしは蹴飛ばされたり叩かれたりして目を覚ますことになる。寝言を叫ぶ子もいれば、夜中にホームシックになって泣き出す子もいる。トイレに行きたいと言って起こされるのは普通のことだ。結局、朝までほとんど眠れないままに過ごすことが多い。
 だが、そうやって同じテントで寝起きを共にする中で、子どもたちとの関係は自然に深まっていく。昼も夜も子どもたちと一緒に過ごす中で、子どもたちやリーダーたちから学ばされることもたくさんある。「眠い、疲れた」と思いながらも、彼らと一緒に過ごす中で自分自身も成長させられていくのを実感することができる。3泊4日を成し遂げたときの感動は、どんな困難にも代え難いものだ。
 大自然の中で苦楽を共にしてキャンプを一緒に作り上げていくうちに、子どもたちの心の中にもリーダーたちの心の中にも何かが深く刻まれていく。これほど大きな恵みをわたしたちの教会に与えてくださっている神様に感謝。
※写真の解説…兎羽野高原キャンプ場にて。帰路についた子どもたち。