2013-12-01から1ヶ月間の記事一覧

【2013年を振り返って】

2013年を振り返って この1年の出来事を、四季折々の写真と一緒に振り返ってみたいと思います。 1月 January ・神戸超教派鍋の集い(日本基督教団神戸栄光教会) 2008年の市民クリスマスをきっかけとして始まり、今年で5年目を迎えた神戸超教派青年の集い。最初…

【カトリック看護協会全国大会基調講演】

日本カトリック看護協会全国大会基調講演 10月24〜25日の2日間、仙台市で開催された日本カトリック看護協会全国大会の中で、『キリストの輝き〜マザー・テレサに学ぶ看護の心』というテーマでお話しさせていただきました。参加しておられた神言会の神父様が…

バイブル・エッセイ(377)『聖なる家族』

『聖なる家族』 占星術の学者たちが帰って行くと、主の天使が夢でヨセフに現れて言った。「起きて、子供とその母親を連れて、エジプトに逃げ、わたしが告げるまで、そこにとどまっていなさい。ヘロデが、この子を探し出して殺そうとしている。」ヨセフは起き…

祈りの小箱(90)『天国の誕生日』

『天国の誕生日』 家族や友人との死別は、どんな場合でも耐えがたいほどつらいものです。最愛の人が冷たくなって横たわり、2度と目覚めない。もう話すことも、ほほ笑みを交わすこともできない。目の前で起こっているその現実に直面したとき、わたしたちは胸…

祈りの小箱(89)『安らぎをもたらす人』

『安らぎをもたらす人』 わたしの悪い癖で、大事な会議を司会したり、講座で話したりするとき、つい緊張してピリピリした雰囲気を作ってしまうことがあります。あるとき「なぜ、こんなことになってしまうのだろう。なぜ、もっとリラックスできないのだろう」…

【フランシスコ教皇の言葉】

フランシスコ教皇の言葉 ■クリスマス・ミサでの説教から■ 「この夜、闇の霊が世界を覆っているこのとき、私たちを驚かせずにいない出来事がまた新たにされます。闇の中を歩く民が、大いなる光を見るのです。」 「アブラハムの時代から、神を信じる人々とは、…

【クリスマス、おめでとうございます!】

「恐れるな。わたしは、民全体に与えられる大きな喜びを告げる。今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになった。」(ルカ2:11-12) クリスマス、おめでとうございます!この幼子こそ、まぎれもない愛の証。どんなにきらびやかな宝石にも負けな…

祈りの小箱(88)『神さまからのプレゼント』

『神さまからのプレゼント』 いよいよクリスマスがやってきます。家族や友だちからプレゼントをもらった人も、今年はもらえなかった人もいるでしょう。ですが、もし誰からも何ももらえなかったとしても、悲しむ必要はありません。なぜなら、わたしたちは全員…

バイブル・エッセイ(376)しるしの宗教

しるしの宗教 主は更にアハズに向かって言われた。「主なるあなたの神に、しるしを求めよ。深く陰府の方に、あるいは高く天の方に。」しかし、アハズは言った。「わたしは求めない。主を試すようなことはしない。」イザヤは言った。「ダビデの家よ聞け。あな…

【フランシスコ教皇の言葉】

フランシスコ教皇の言葉 ■説教、メッセージから■ 12月13日(金)朝のミサ 「限界を抱えた、罪深い人間を通して神が語るということはスキャンダルです。神の子を名乗りながら罪人として生涯を終わった一人の人間を通して神が私たちに語り、私たちを救ったという…

祈りの小箱(87)『なぜゆるせないのか』

『なぜゆるせないのか』 他の人はあまり気にしていないようなのに、自分だけがある人の言動をどうしてもゆるせない。そんな不可解なことがときどき起こります。なぜでしょう? 学生の頃にこんな体験をしたことがあります。食事の席である人が、自分の能力が…

祈りの小箱(86)『傷が痛み続ける限り』

『傷が痛み続ける限り』 神学生の頃、ある犯罪の被害者のご遺族から話をうかがったことがあります。その方は、まだ働き始めたばかりの若い息子を、無謀運転のトラックにひき殺されたお母さんでした。加害者は数年で刑を終えて出所し、今もその方が住んでいる…

祈りの小箱(85)『変わりたいと思ったときにだけ』

『変わりたいと思ったときにだけ』 本やテレビを通して立派な教えや崇高な理想に触れ、感動して「自分も変わらなければ」と思うことがあります。それはすばらしいことですが、わたし自身の経験上、そのような決意はうまくいかないことが多いようです。 例え…

バイブル・エッセイ(375)救い主が来られた証

救い主が来られた証 ヨハネは牢の中で、キリストのなさったことを聞いた。そこで、自分の弟子たちを送って、尋ねさせた。「来るべき方は、あなたでしょうか。それとも、ほかの方を待たなければなりませんか。」イエスはお答えになった。「行って、見聞きして…

フォト・ライブラリー(411)神戸ルミナリエ2013

神戸ルミナリエ2013 毎年、コートを着込んでルミナリエの行列に並ぶと、いよいよ本格的な冬がやってきたと感じます。神戸の冬の風物詩、ルミナリエを写真でお楽しみください。まずは、正面玄関となるフロントーネから。 フロントーネを通り抜けて光の回廊、…

【フランシスコ教皇の言葉】

フランシスコ教皇の言葉 ■説教・メッセージから■ 12月7日(土)信徒評議会総会 「福音宣教は、人間同士の結びつきを必要とするもの、神との人格的な出会いへと導くものです。それゆえ、インターネットだけ、技術だけでは不十分なのです。」 「インターネット上…

祈りの小箱(84)『それぞれに違った使命』

『それぞれに違った使命』 「努力すればできる。できないのは努力が足りないからだ」という考え方は、ある程度まで正しいでしょう。単純な計算や読み書きなどは、誰でも根気よく努力すればある程度まで同じようにできるからです。ですが、そこから先になると…

祈りの小箱(83)『神様からの頂きもの』

『神様からの頂きもの』 先日、日雇い労働者の街、釜ヶ崎で、長年に渡って野宿者支援をしている方から残念な話を聞きました。野宿者の皆さんが置かれた状況をどれだけ説明し、支援を求めても、野宿者に対する強い偏見をなくすことができない。「野宿者は怠け…

祈りの小箱(82)『無力さの恵み』

『無力さの恵み』 病気や老化などによって、これまで当たり前にできていたことができなくなるとき、わたしたちの心に恐れが生じます。「もう、これまで通りには生きられない。これから先、いったいどうなるのだろう」、そんな不安が湧き上がってくるからです…

バイブル・エッセイ(374)悔い改めの実り

悔い改めの実り ヨハネは、ファリサイ派やサドカイ派の人々が大勢、洗礼を受けに来たのを見て、こう言った。「蝮の子らよ、差し迫った神の怒りを免れると、だれが教えたのか。悔い改めにふさわしい実を結べ。『我々の父はアブラハムだ』などと思ってもみるな…

フォト・ライブラリー(410)京都、嵐山の残りモミジ

京都、嵐山の残りモミジ 今週の木曜日、散り残ったモミジを求めて嵐山を散策してきました。まずは、秋の特別公開中の宝厳院から。苔の深い緑に赤やオレンジの紅葉が映え、まるで絵のような景色を作り出していました。 続いてお隣の天龍寺へ。ほとんどのモミ…

【フランシスコ教皇の言葉】

フランシスコ教皇の言葉 ■説教・メッセージから■ 11月29日(金)朝のミサ 「どんなときでも、時のしるしを読み解く知性の霊に導かれて進むよう主は望んでおられます。弱気な考えを斥け、偏狭な考えに陥らず、個人の好みにとらわれることがないように。私たちが…

フォト・ライブラリー(409)津山城の紅葉2013

津山城の紅葉2013 今週の日曜日、カトリック津山教会でマザー・テレサの話をしてきました。講演が終わった後、信者さんのご夫婦が、教会の向かいにそびえる津山城を案内してくださいました。 津山城の城跡は、現在、鶴山公園として整備されています。モミジ…

祈りの小箱(82)『バランスの悪い想像』

『バランスの悪い想像』 先のことを考えるとき、わたしたちの想像力はどうしても悪い方へ、悪い方へと向かっていきます。「こうなったら、ああなるかもしれないし、そうなったらこうなる」というように、わたしたちは次々と悪いことを考えて、不安や心配に陥…

バイブル・エッセイ(373)全知全能の夢

全知全能の夢 「人の子が来るのは、ノアの時と同じだからである。洪水になる前は、ノアが箱舟に入るその日まで、人々は食べたり飲んだり、めとったり嫁いだりしていた。そして、洪水が襲って来て一人残らずさらうまで、何も気がつかなかった。人の子が来る場…