2014-10-01から1ヶ月間の記事一覧

フォト・ライブラリー(471)宇部・小野田〜秋の風景2

宇部・小野田〜秋の風景2 前回に引き続き、宇部・小野田の秋の風景をお届けします。まずは、日本夕陽百選の一つである山陽小野田市、焼野海岸の夕景から。 夕暮れのオレンジ色に包まれた海辺。寄せては返す波の音が、心の凝りを解きほぐしてくれます。 オレ…

バイブル・エッセイ(421)二つで一つの掟

二つで一つの教え ファリサイ派の人々は、イエスがサドカイ派の人々を言い込められたと聞いて、一緒に集まった。そのうちの一人、律法の専門家が、イエスを試そうとして尋ねた。「先生、律法の中で、どの掟が最も重要でしょうか。」イエスは言われた。「『心…

【11・12月の講座のお知らせ】

11・12月の講座のお知らせ ●講座『マザー・テレサの心をあなたに〜ベナレス書簡を読む』 1993年3月、体力の衰えを感じ始めたマザー・テレサは、ヒンドゥー教の聖地ベナレスで、「神の愛の宣教者会」のすべての修道女に宛てて一通の長い手紙を書きました。マ…

祈りの小箱(191)『自分自身を愛するように』

『自分自身を愛するように』 「隣人を、自分のように愛しなさい」と、イエスは言います。ただ「隣人を愛しなさい」ではなく、「自分のように」と加えているところが大きなポイントだと思います。わたしたち人間は、結局のところ、自分自身を愛するようにしか…

祈りの小箱(190)『タンポポにはタンポポの花』

『タンポポにはタンポポの花』 先日、幼稚園の研修会で、教育学の専門家の方からとても興味深い話を聞きました。長年に渡る教育学の研究の成果として、最近分かってきたのは、「子どもは、放っておいても自分で育つ」ということだというのです。もちろん、教…

フォト・ライブラリー(470)宇部・小野田〜秋の風景1

宇部・小野田〜秋の風景1 今回は、宇部市と山陽小野田市で撮影した秋の風景をお届けします。まずは「日本夕陽百選」の一つ、山陽小野田市、焼野海岸の景色から。 台風の名残りか、強風が吹きつける焼野海岸。いつになく荒い波が、砂浜に打ち寄せていました。…

祈りの小箱(189)『愛とは』

『愛とは』 「すべてを自分の思った通りにしたい」という思いは、人間の最も根源的な欲望だと言っていいでしょう。キリスト教では、人間が例外なく誰でも持って生まれてくるこの欲望のことを、原罪と呼んでいます。自分自身を神にし、自分が善悪の基準となり…

バイブル・エッセイ(420)『神様の刻印』

『神様の刻印』 ファリサイ派の人々は出て行って、どのようにしてイエスの言葉じりをとらえて、罠にかけようかと相談した。そして、その弟子たちをヘロデ派の人々と一緒にイエスのところに遣わして尋ねさせた。「先生、わたしたちは、あなたが真実な方で、真…

【フランシスコ教皇の言葉】

フランシスコ教皇の言葉 ■説教・メッセージから■ 10月4日(土)シノドスのための祈りの夕べ 「今日の個人主義の文化の中にあっても、女性から生まれた私たち一人ひとりの中に、人生の物語を共に築き上げ、分かち合う誰かを求める本質的な望みが生き続けていま…

フォト・ライブラリー(469)空の風景、空からの風景

空の風景、空からの風景 今回は、空をテーマにして写真をご紹介したいと思います。まずは、先週、宇部から東京に向かう飛行機の中から見た景色。地球の美しさを、改めて実感しました。 雲海の中から顔を出した富士山。ちょうど夕暮れどきで、空は赤く染まっ…

祈りの小箱(188)『苦しみの意味』

『苦しみの意味』 「神様がいるのに、なぜ人間はこんなに苦しまなければならないのですか」という質問をよく受けます。とても実感のこもった質問です。神様がいるなら、なぜ神様は人間に苦しみを与えるのでしょう。一つの答えは、苦しみを味わった人にしか果…

祈りの小箱(187)『神様の鉛筆』

『神様の鉛筆』 たくさんの仕事が押し寄せてきて、どこから手をつけていいか分からないとき。自分の能力をはるかに越える、大きな責任を任されてしまったとき。人間関係がこじれにこじれ、もうどうしていいか分からないとき。そんなときわたしたちは、「もう…

フォト・ライブラリー(468)コスモスの季節

コスモスの季節 先日、山陽小野田市を流れる有帆川沿いの道で、満開のコスモスを見かけました。車を止めて、しばしコスモス鑑賞です。 ピンクから赤へのグラデーションが見事なコスモス。フラッシング・ピンクという品種だそうです。 有帆川の土手に咲いたコ…

バイブル・エッセイ(419)『心の礼服』

『心の礼服』 「天の国は、ある王が王子のために婚宴を催したのに似ている。王は家来たちを送り、婚宴に招いておいた人々を呼ばせたが、来ようとしなかった。そこでまた、次のように言って、別の家来たちを使いに出した。『招いておいた人々にこう言いなさい…

祈りの小箱(186)『苦しみを乗り越える力』

「明日からわたしはどうなるんだろう」と考えていて、夜も眠れなかった。そんな話をときどき聞きます。つまり、まだやって来ていない苦しみを心配するあまり、その心配の苦しみで寝られなかったということです。自分で勝手に将来の苦しみを想像し、苦しむ必…

フォト・ライブラリー(467)台風の日の空

台風の日の空 台風18号が近づいた日の夕方、宇部の空に、いつもとはまったく違った不思議な雲が現われました。今回は、台風前後の空と海の写真をお届けします。 真っ赤な雲のあいだから青空ものぞき、まるで空が燃えているようでした。 日が暮れて辺りが暗く…

【10月の講座のお知らせ】

10月の講座のお知らせ 講座『マザー・テレサの心をあなたに〜ベナレス書簡を読む』 1993年3月、体力の衰えを感じ始めたマザー・テレサは、ヒンドゥー教の聖地ベナレスで、「神の愛の宣教者会」のすべての修道女に宛てて一通の長い手紙を書きました。マザー・…

バイブル・エッセイ(418)『僕を迎え入れる』

『僕を迎え入れる』 「もう一つのたとえを聞きなさい。ある家の主人がぶどう園を作り、垣を巡らし、その中に搾り場を掘り、見張りのやぐらを立て、これを農夫たちに貸して旅に出た。さて、収穫の時が近づいたとき、収穫を受け取るために、僕たちを農夫たちの…

【フランシスコ教皇の言葉】

フランシスコ教皇の言葉 ■説教、メッセージから■ 9月28日(日)高齢者のためのミサ 「乙女マリアは、若者と高齢者が出会うための道を示してくださいます。若者は前に進むための力を与え、高齢者は自分たちの体験と知恵の伝統によってその力を確かなものにする…

祈りの小箱(185)『苦しみのときこそ成長のとき』

『苦しみのときこそ成長のとき』 「順風満帆なときに成長はない。人間は、苦しみの中でこそ成長する。」これは、わたしたちが体験的に感じている事実だと思います。では、苦しみの中でどんな成長が生まれるのでしょう。わたしは3つあると思います。まず、苦…

フォト・ライブラリー(466)秋の到来

秋の到来 今日から10月、本格的な秋がやって来ました。今回は、この数日に出会った、秋の深まりを感じさせる風物をご紹介したいと思います。まずは、美祢(みね)の山里で出会ったコスモスの風景から。 先週通ったときは彼岸花の赤に彩られていた美祢の山里。…