2023-09-01から1ヶ月間の記事一覧

こころの道しるべ(185)信頼のしるし

信頼のしるし 待つことができるのは、相手への信頼のしるし。必ず戻って来てくれる、きっといつか分かってくれると信じているからこそ、じっと待つことができるのです。相手を信頼していない人は、相手を待つこともできません。 『やさしさの贈り物~日々に…

バイブル・エッセイ(1105)弱い人に寄り添う神

弱い人に寄り添う神 「天の国は次のようにたとえられる。ある家の主人が、ぶどう園で働く労働者を雇うために、夜明けに出かけて行った。主人は、一日につき一デナリオンの約束で、労働者をぶどう園に送った。また、九時ごろ行ってみると、何もしないで広場に…

こころの道しるべ(184)心の揺れ

心の揺れ 自分は優れた人間だと思い込んで人を見下すか、自分はダメな人間だと思い込んで劣等感を抱くか、二つの極端のあいだを、行ったり来たりするわたしたちの心。すべての命がかけがえのない命と信じ、人との比較をやめるとき、心の揺れは収まるでしょう…

【朝日新聞ポッドキャスト】「お坊さんに聞け」

朝日新聞ポッドキャスト「お坊さんに聞け」 朝日新聞ポッドキャストの人気番組「お坊さんに聞け」で、片柳神父へのインタビューシリーズ(全4回)が配信されました。2003年に刊行された『カルカッタ日記~マザー・テレサに出会って』(ドン・ボスコ社)を読んで…

バイブル・エッセイ(1104)ゆるすからこそ、ゆるされる

ゆるすからこそ、ゆるされる そのとき、ペトロがイエスのところに来て言った。「主よ、兄弟がわたしに対して罪を犯したなら、何回赦すべきでしょうか。七回までですか。」イエスは言われた。「あなたに言っておく。七回どころか七の七十倍までも赦しなさい。…

こころの道しるべ(183)本人が決める

本人が決める 周りの人からは無意味に見えても、自分がやりたいことをしているなら、本人にとってはそれが意味のある時間。自分がやりたいことをして生きるなら、それが意味のある人生。誰かの人生に意味があるかどうか、それは本人が決めることです。 『や…

バイブル・エッセイ(1103)敵を愛する

敵を愛する 「兄弟があなたに対して罪を犯したなら、行って二人だけのところで忠告しなさい。言うことを聞き入れたら、兄弟を得たことになる。聞き入れなければ、ほかに一人か二人、一緒に連れて行きなさい。すべてのことが、二人または三人の証人の口によっ…

こころの道しるべ(182)人生の意味

人生の意味 「もう駄目だ」と思うとき、前提になっているのは「これができなければ、これを失えば、自分の人生には意味がない」という思い込み。たとえすべてを失っても、生きているだけで人生には意味があります。駄目なことなど何もありません。 『やさし…

バイブル・エッセイ(1102)命の輝き

命の輝き イエスは、御自分が必ずエルサレムに行って、長老、祭司長、律法学者たちから多くの苦しみを受けて殺され、三日目に復活することになっている、と弟子たちに打ち明け始められた。すると、ペトロはイエスをわきへお連れして、いさめ始めた。「主よ、…