バイブル・エッセイ(1067)「升」を取り去る

「升」を取り去る 「あなたがたは地の塩である。だが、塩に塩気がなくなれば、その塩は何によって塩味が付けられよう。もはや、何の役にも立たず、外に投げ捨てられ、人々に踏みつけられるだけである。あなたがたは世の光である。山の上にある町は、隠れるこ…

こころの道しるべ(153)自分との和解

自分との和解 どんなに高く登っても、幸せにはたどり着けません。上にはさらに上があり、どこまでもきりがないからです。幸せを目指すなら、低いところに下りましょう。自分の弱さを受け入れ、あるがままの自分と和解できたなら、そのとき心は満たされるでし…

バイブル・エッセイ(1066)幸いとは何か

幸いとは何か イエスはこの群衆を見て、山に登られた。腰を下ろされると、弟子たちが近くに寄って来た。そこで、イエスは口を開き、教えられた。「心の貧しい人々は、幸いである、天の国はその人たちのものである。悲しむ人々は、幸いである、その人たちは慰…

こころの道しるべ(152)自然な姿

自然な姿 自分は汚れていると思えば、自分の目に映るすべてのものも汚れて見えるでしょう。たとえ汚れていたとしても、それが人間として自然な姿であり、それはそれで美しいのだと思えれば、目に映るすべてのものも美しく見えるはずです。 『やさしさの贈り…

バイブル・エッセイ(1065)悔い改めの福音

悔い改めの福音 イエスは、ヨハネが捕らえられたと聞き、ガリラヤに退かれた。そして、ナザレを離れ、ゼブルンとナフタリの地方にある湖畔の町カファルナウムに来て住まわれた。それは、預言者イザヤを通して言われていたことが実現するためであった。「ゼブ…

こころの道しるべ(151)本当に強いのは

本当に強いのは 怒りや憎しみ、傲慢は、大きな力で相手を打ち砕きますが、歯止めが利かないために自滅します。ゆるしやいたわり、謙虚さは、大きなぬくもりですべてを包み込み、どこまでも成長してゆきます。本当に強いのは、ゆるしやいたわり、謙虚さなので…

【グレーテルのかまど・再放送】

グレーテルのかまど・再放送 昨年放送されて好評だったNHKの番組『グレーテルのかまど~マザー・テレサのチョコレート』の回が、下記の通り再放送されるそうです。カトリック宇部教会で撮影された片柳神父へのインタビューの場面もところどころに入っていま…

バイブル・エッセイ(1064)神の小羊

神の小羊 そのとき、ヨハネは、自分の方へイエスが来られるのを見て言った。「見よ、世の罪を取り除く神の小羊だ。『わたしの後から一人の人が来られる。その方はわたしにまさる。わたしよりも先におられたからである』とわたしが言ったのは、この方のことで…

こころの道しるべ(150)気づいて感謝する

気づいてい感謝する 愛されるために必要なのは、自分が愛されていると気づくこと。愛されるのを当たり前と思わず、相手に心から感謝すること。愛に満たされた人とは、ほんの小さな愛にも気づき、感謝して受け止められる人のことです。 『やさしさの贈り物~…

こころの道しるべ(149)人生を知る

人生を知る 人と出会えば出会うほど、それぞれにまったく違った、味わい深い人生があることが分かります。人生を知るとは、人生の正解にたどり着くことではなく、人間の生き方は人それぞれであり、たった一つの正解などないと気づくということなのです。 『…

バイブル・エッセイ(1063)真理を求めて

真理を求めて イエスは、ヘロデ王の時代にユダヤのベツレヘムでお生まれになった。そのとき、占星術の学者たちが東の方からエルサレムに来て、言った。「ユダヤ人の王としてお生まれになった方は、どこにおられますか。わたしたちは東方でその方の星を見たの…

バイブル・エッセイ(1062)心に納めて思い巡らす

心に納めて思い巡らす そのとき、羊飼いたちは急いで行って、マリアとヨセフ、また飼い葉桶に寝かせてある乳飲み子を探し当てた。その光景を見て、彼らは、この幼子について天使が話してくれたことを人々に知らせた。聞いた者は皆、羊飼いたちの話を不思議に…

こころの道しるべ(148)愛が生まれる日

愛が生まれる日 クリスマスは、今日で終わるわけではありません。わたしたちの心に愛が生まれ、それが笑顔や思いやりとなってこの地上に姿を現すなら、毎日がクリスマスなのです。愛が生まれる日、それがクリスマスなのです。 『こころの深呼吸~気づきと癒…

バイブル・エッセイ(1061)愛によって生きる

愛によって生きる 初めに言があった。言は神と共にあった。言は神であった。この言は、初めに神と共にあった。万物は言によって成った。成ったもので、言によらずに成ったものは何一つなかった。言の内に命があった。命は人間を照らす光であった。は暗闇の中…

バイブル・エッセイ(1060)喜びの知らせ

喜びの知らせ そのころ、皇帝アウグストゥスから全領土の住民に、登録をせよとの勅令が出た。これは、キリニウスがシリア州の総督であったときに行われた最初の住民登録である。人々は皆、登録するためにおのおの自分の町へ旅立った。ヨセフもダビデの家に属…

こころの道しるべ(147)自分を知る

自分を知る 自分のことをよく知れば知るほど、わたしたちは謙虚になってゆきます。知れば知るほど、自分がどれだけ弱くて不完全か分かるからです。傲慢な態度で自分が優れていることを誇る人は、実はまだ、自分自身のことさえよく分かっていなのです。 『こ…

バイブル・エッセイ(1059)神の力によって

神の力によって イエス・キリストの誕生の次第は次のようであった。母マリアはヨセフと婚約していたが、二人が一緒になる前に、聖霊によって身ごもっていることが明らかになった。夫ヨセフは正しい人であったので、マリアのことを表ざたにするのを望まず、ひ…

こころの道しるべ(146)自分自身になる

自分自身になる 人と同じことができないからと言って、自分を責める必要はありません。人と同じことではなく、自分がすべきことをすればいいのです。大切なのは、人と同じものになることではなく、自分自身になることです。 『こころの深呼吸~気づきと癒や…

バイブル・エッセイ(1058)救いの証

救いの証 ヨハネは牢の中で、キリストのなさったことを聞いた。そこで、自分の弟子たちを送って、尋ねさせた。「来るべき方は、あなたでしょうか。それとも、ほかの方を待たなければなりませんか。」イエスはお答えになった。「行って、見聞きしていることを…

こころの道しるべ(145)まんざらでもない

まんざらでもない 思いがけない親切に出会ったとき、わたしたちは「世の中まんざらでもないな」と思います。この世界に価値を与えるのは、人と人との間に生まれる愛。世界がわたしたちに価値を与えるのではなく、わたしたちが世界に価値を与えるのです。 『…

バイブル・エッセイ(1057)価値のあるもの

価値のあるもの そのころ、洗礼者ヨハネが現れて、ユダヤの荒れ野で宣べ伝え、「悔い改めよ。天の国は近づいた」と言った。これは預言者イザヤによってこう言われている人である。「荒れ野で叫ぶ者の声がする。『主の道を整え、その道筋をまっすぐにせよ。』…

こころの道しるべ(144)二つの言葉

二つの言葉 最も簡単な祈り、それは神さまに「ありがとう」と「ごめんなさい」を言うこと。いただいた恵みに「ありがとう」、誰かを苦しめたことに「ごめんなさい」と言いましょう。それだけで十分です。 『こころの深呼吸~気づきと癒やしの言葉366』(教文…

『日々を生きる力』刊行記念講演会in東京

『日々を生きる力』刊行記念講演会in東京 12月13日(火)18:30-20:00、水道橋の貸し会議室・内海にて『日々を生きる力~あなたを励ます聖書の言葉366』(教文館)の刊行記念講演会を開催します。コロナ禍で会場探しが難航しましたが、なんとかよい場所を見つけて…

『日々を生きる力』刊行記念講演会in宇部

『日々を生きる力』刊行記念講演会in宇部 聖書から引用された1年分、366箇所の短い言葉に、わかりやすい解説をつけた片柳弘史神父の新刊『日々を生きる力~あなたを励ます聖書の言葉366』(教文館)の刊行を記念して、カトリック宇部教会で講演会を行います。…

バイブル・エッセイ(1056)しもべとして生きる

しもべとして生きる 「人の子が来るのは、ノアの時と同じだからである。洪水になる前は、ノアが箱舟に入るその日まで、人々は食べたり飲んだり、めとったり嫁いだりしていた。そして、洪水が襲って来て一人残らずさらうまで、何も気がつかなかった。人の子が…

こころの道しるべ(143)思いを受け止める

思いを受け止める 状況をコントロールし、相手を自分の思うままに動かそうとする人の周りには、いつも緊張がただよいます。状況を受け入れ、相手の思いを受けとめようとする人の周りには、いつも安らぎがあります。 『こころの深呼吸~気づきと癒やしの言葉3…

バイブル・エッセイ(1055)王であるキリスト

王であるキリスト そのとき、議員たちはイエスをあざ笑って言った。「他人を救ったのだ。もし神からのメシアで、選ばれた者なら、自分を救うがよい。」兵士たちもイエスに近寄り、酸いぶどう酒を突きつけながら侮辱して、言った。「お前がユダヤ人の王なら、…

こころの道しるべ(142)雄弁な沈黙

雄弁な沈黙 悲しみにくれる友だちに、かける言葉もなく寄り添い続ける人の沈黙。その沈黙には、どんな慰めや励ましの言葉よりも誠実な、愛のメッセージが込められています。そんなときには、沈黙こそが最も雄弁な言葉なのです。 『こころの深呼吸~気づきと…

バイブル・エッセイ(1054)おびえるな

おびえるな ある人たちが、神殿が見事な石と奉納物で飾られていることを話していると、イエスは言われた。「あなたがたはこれらの物に見とれているが、一つの石も崩されずに他の石の上に残ることのない日が来る。」そこで、彼らはイエスに尋ねた。「先生、で…

こころの道しるべ(141)幸せを願うなら

幸せを願うなら わたしたちの幸せは、他の誰かを幸せにすることの中にあります。自分が幸せになることしか考えていない人が、いつまでたっても幸せになれないのはそのためです。幸せを願うなら、誰かを幸せにすることを考えましょう。 『こころの深呼吸~気…