天地が滅びても 「それらの日には、このような苦難の後、太陽は暗くなり、月は光を放たず、星は空から落ち、天体は揺り動かされる。そのとき、人の子が大いなる力と栄光を帯びて雲に乗って来るのを、人々は見る。そのとき、人の子は天使たちを遣わし、地の果…
できることから 思った通りにならないからといってあせり、周りの人を責めたり、自分を責めて自暴自棄になったりすれば、ますます状況は悪くなるでしょう。大切なのはあせらないこと。できることを、一つ一つ丁寧に仕上げてゆけばよいのです。 『悲しみの向…
たとえわずかでも イエスは賽銭箱の向かいに座って、群衆がそれに金を入れる様子を見ておられた。大勢の金持ちがたくさん入れていた。ところが、一人の貧しいやもめが来て、レプトン銅貨二枚、すなわち一クァドランスを入れた。イエスは、弟子たちを呼び寄せ…
下関海響マラソン2024 2024年11月3日に開催された、下関海響マラソンに参加してきました。初のフルマラソンへのチャレンジです。 海峡ゆめ広場に続々と集まるランナーたち。男女合わせて9,179名がエントリーしたそうです。 わたしはチャリティー・ランにもエ…
心の状態 心が疲れてすさんでいるときには、相手の悪いところばかりが目につきます。でも、それは相手が悪いわけではなく、見ている自分の心の状態が悪いだけ。疲れをとり、落ち着いた心で見れば、きっと相手のよいところが見えてくるでしょう。 『悲しみの…
神を愛する 「あらゆる掟のうちで、どれが第一でしょうか。」イエスはお答えになった。「第一の掟は、これである。『イスラエルよ、聞け、わたしたちの神である主は、唯一の主である。心を尽くし、精神を尽くし、思いを尽くし、力を尽くして、あなたの神であ…
新刊『悲しみの向こう~希望の扉を開く言葉366』 新刊『悲しみの向こう~希望の扉を開く言葉366』(教文館刊)、11月20日発売が決定しました。別れの悲しみは、その人との間に結ばれた、深い愛の絆の証。悲しみの向こうに愛がある。ただいま予約受付中です! ◆A…
いつも近くに どこかに何か、特別な幸せがあるわけではありません。日々の生活の中に喜びを見つけ出し、日々の生活そのものを楽しむことが幸せなのです。遠くに探しに行っても見つからないもの、いつもすぐ近くにあるもの、それが幸せなのです。 『悲しみの…
自分の弱さを知る 一行はエリコの町に着いた。イエスが弟子たちや大勢の群衆と一緒に、エリコを出て行こうとされたとき、ティマイの子で、バルティマイという盲人が道端に座って物乞いをしていた。ナザレのイエスだと聞くと、叫んで、「ダビデの子イエスよ、…
これでいい どんなに欲張っても、すべてを手に入れることはできません。大切なのは、「わたしの人生はこれでいい」と思える何かを見つけ出し、それを最後まで守り抜くこと。誰がなんと言おうと、自分が心から納得できる人生なら、それが幸せな人生なのです。…
すべての人の僕 そこでイエスは一同を呼び寄せて言われた。「あなたがたも知っているように、異邦人の間では、支配者と見なされている人々が民を支配し、偉い人たちが権力を振るっている。しかし、あなたがたの間では、そうではない。あなたがたの中で偉くな…
思いを伝える 話すのが下手でも、あきらめる必要はありません。相手を見つめるやさしいまなざしや、話をしっかり聞こうとする耳、悲しみにそっと寄り添う存在のぬくもりが、口から出るどんな言葉よりもはっきりと、あなたの思いを伝えてくれるでしょう。 『…
心を開く イエスが旅に出ようとされると、ある人が走り寄って、ひざまずいて尋ねた。「善い先生、永遠の命を受け継ぐには、何をすればよいでしょうか。」イエスは言われた。「なぜ、わたしを『善い』と言うのか。神おひとりのほかに、善い者はだれもいない。…
わたしたち 遠くの誰かの苦しみを、自分自身の苦しみのように感じるとき、わたしたちの口から出る祈りは、「あの人を助けてあげてください」ではなく、「わたしたちを助けてください」になります。神さまが、苦しんでいるわたしたちを助けてくださいますよう…
神さまの責任 ファリサイ派の人々が近寄って、「夫が妻を離縁することは、律法に適っているでしょうか」と尋ねた。イエスを試そうとしたのである。イエスは、「モーセはあなたたちに何と命じたか」と問い返された。彼らは、「モーセは、離縁状を書いて離縁す…
初めての体験 歳をとるということは、誰にとっても初めての体験。たとえば七十歳になるときに、「前にも七十歳になったことがあるからよく知っている」といえる人は誰もいません。日々、目の前に広がってゆく新しい世界を、楽しむことができますように。 『…
神の栄光のため ヨハネがイエスに言った。「先生、お名前を使って悪霊を追い出している者を見ましたが、わたしたちに従わないので、やめさせようとしました。」イエスは言われた。「やめさせてはならない。わたしの名を使って奇跡を行い、そのすぐ後で、わた…
身近な奇跡 奇跡なんてありえないと思っていると、身近で起こっている奇跡を見過ごしてしまいます。生命にあふれたこの星が存在すること。たくさんの出会いに恵まれながら、この星の上にいまわたしが生きていること。すべての奇跡に感謝できますように。 『…
誰も見下さない生き方 ガリラヤを通って行った。しかし、イエスは人に気づかれるのを好まれなかった。それは弟子たちに、「人の子は、人々の手に引き渡され、殺される。殺されて三日の後に復活する」と言っておられたからである。弟子たちはこの言葉が分から…
時間からの解放 永遠とは、気が遠くなるほど長い時間のことではありません。永遠とは、時間から解放されるということ。もはや変わることも、消え去ることもない愛の中で、完全に結ばれるということなのです。この一瞬の中に、永遠を見つけられますように。 …
サタンの罠 イエスは、弟子たちとフィリポ・カイサリア地方の方々の村にお出かけになった。その途中、弟子たちに、「人々は、わたしのことを何者だと言っているか」と言われた。弟子たちは言った。「『洗礼者ヨハネだ』と言っています。ほかに、『エリヤだ』…
愛が指す方向 先がまったく見通せず、道に迷ってしまいそうなときは、自分の心をしっかり見つめ、心に宿った愛が指し示す方向に進みましょう。やさしさや思いやりに導かれて進んでゆく限り、間違った道に迷い込むことは決してありません。 『やさしさの贈り…
心を開く イエスはティルスの地方を去り、シドンを経てデカポリス地方を通り抜け、ガリラヤ湖へやって来られた。人々は耳が聞こえず舌の回らない人を連れて来て、その上に手を置いてくださるようにと願った。そこで、イエスはこの人だけを群衆の中から連れ出…
質素に生きる 謙遜からは感謝が、感謝からは幸せが生まれます。傲慢からは不満が、不満からは不幸が生まれます。思い上がった考え方や生活様式を改め、謙虚な心で質素に生きることこそ、幸せに続く最も確かな道なのです。 『やさしさの贈り物~日々に寄り添…
清らかな心で生きる ファリサイ派の人々と数人の律法学者たちが、エルサレムから来て、イエスのもとに集まった。そして、イエスの弟子たちの中に汚れた手、つまり洗わない手で食事をする者がいるのを見た。――ファリサイ派の人々をはじめユダヤ人は皆、昔の人…
祈りは希望 祈るとは、どんなことがあっても最後まで希望を捨てないということ。希望を持って前に進んでゆく限り、必ず出口は見つかります。祈りながら、いま自分にできることを見つけ、いま自分がすべきことをしてゆきましょう。 『やさしさの贈り物~日々…
心を燃やす 弟子たちの多くの者はこれを聞いて言った。「実にひどい話だ。だれが、こんな話を聞いていられようか。」イエスは、弟子たちがこのことについてつぶやいているのに気づいて言われた。「あなたがたはこのことにつまずくのか。それでは、人の子がも…
相手の下に立つ 人の上に立って威張りたがる人ばかりだと、踏みつけられ、押し潰される人が出てきます。威張りたがるわたしたちの心が、下に置かれた誰かを押し潰すのです。誰もが相手の下に立ち、互いに奉仕する心を持てば、押し潰される人はいなくなるでし…
生きる力 「わたしは、天から降って来た生きたパンである。このパンを食べるならば、その人は永遠に生きる。わたしが与えるパンとは、世を生かすためのわたしの肉のことである。」それで、ユダヤ人たちは、「どうしてこの人は自分の肉を我々に食べさせること…
喜びの源 そのころ、マリアは出かけて、急いで山里に向かい、ユダの町に行った。そして、ザカリアの家に入ってエリサベトに挨拶した。マリアの挨拶をエリサベトが聞いたとき、その胎内の子がおどった。エリサベトは聖霊に満たされて、声高らかに言った。「あ…