2022-04-01から1ヶ月間の記事一覧

こころの道しるべ(113)言い訳しない

言い訳しない 間違いを指摘されたとき、言い訳して取りつくろえば、相手は「この人は間違った上に言い訳までする人だ」と思います。言い訳せずに事実を認めるなら、「この人は間違うこともあるが信頼できる人だ」と思ってくれるでしょう。 『こころの深呼吸…

バイブル・エッセイ(1024)感じとる力

感じとる力 その日、すなわち週の初めの日の夕方、弟子たちはユダヤ人を恐れて、自分たちのいる家の戸に鍵をかけていた。そこへ、イエスが来て真ん中に立ち、「あなたがたに平和があるように」と言われた。そう言って、手とわき腹とをお見せになった。弟子た…

バイブル・エッセイ(1023)墓から出る

墓から出る 週の初めの日、朝早く、まだ暗いうちに、マグダラのマリアは墓に行った。そして、墓から石が取りのけてあるのを見た。そこで、シモン・ペトロのところへ、また、イエスが愛しておられたもう一人の弟子のところへ走って行って彼らに告げた。「主が…

バイブル・エッセイ(1022)生きるために

生きるために 週の初めの日の明け方早く、(婦人たちは、)準備しておいた香料を持って墓に行った。見ると、石が墓のわきに転がしてあり、中に入っても、主イエスの遺体が見当たらなかった。そのため途方に暮れていると、輝く衣を着た二人の人がそばに現れた…

バイブル・エッセイ(1021)身代わりの愛

身代わりの愛 イエスの十字架のそばには、その母と母の姉妹、クロパの妻マリアとマグダラのマリアとが立っていた。イエスは、母とそのそばにいる愛する弟子とを見て、母に、「婦人よ、御覧なさい。あなたの子です」と言われた。それから弟子に言われた。「見…

バイブル・エッセイ(1020)この上ない愛

この上ない愛 過越祭の前のことである。イエスは、この世から父のもとへ移る御自分の時が来たことを悟り、世にいる弟子たちを愛して、この上なく愛し抜かれた。夕食のときであった。既に悪魔は、イスカリオテのシモンの子ユダに、イエスを裏切る考えを抱かせ…

こころの道しるべ(112)持ってゆけるもの

持ってゆけるもの どんなにたくさんの物を手に入れても、入院するとき病院に持ってゆけるのは、せいぜいキャリーバッグ一つ分の荷物だけ。天国には、それさえ持ってゆくことができません。天国に持ってゆくことができるのは、心を満たした愛だけです。 『こ…

バイブル・エッセイ(1019)十字架につける

十字架につける 既に昼の十二時ごろであった。全地は暗くなり、それが三時まで続いた。太陽は光を失っていた。神殿の垂れ幕が真ん中から裂けた。イエスは大声で叫ばれた。「父よ、わたしの霊を御手にゆだねます。」こう言って息を引き取られた。百人隊長はこ…

こころの道しるべ(111)自立する

自立する 一人で生きられる人はいません。「自立する」とは、誰かのお世話にならなければ生きられないことに気づき、感謝できるようになること。誰かに支えられながら、他の誰かを支えられるようになることです。 『こころの深呼吸~気づきと癒やしの言葉366…

バイブル・エッセイ(1018)愛の大河

愛の大河 そのとき、イエスはオリーブ山へ行かれた。朝早く、再び神殿の境内に入られると、民衆が皆、御自分のところにやって来たので、座って教え始められた。そこへ、律法学者たちやファリサイ派の人々が、姦通の現場で捕らえられた女を連れて来て、真ん中…

こころの道しるべ(110)ゆるせる強さ

ゆるせる強さ 人をゆるせるのは、怒りや憎しみの感情に打ち克つことができる人だけ。すぐ感情に押し流されてしまう弱い人に、人をゆるすことはできません。人をゆるすのは、弱さではなく、強さのしるしなのです。 『こころの深呼吸~気づきと癒やしの言葉366…