2008-11-01から1ヶ月間の記事一覧
今朝、教会の庭に植えられた木々の紅葉を写真に収めた。普段は、たくさんの仕事がある日曜日にわざわざカメラを持ち出して教会の写真を撮ったりしない。だが今日は特別に天気がよく、庭の木々の美しさがわたしに「撮ってくれ」と訴えかけているようでもあっ…
このエッセイは、「死者の月」の追悼ミサでの説教に基づいています。 「父がわたしにお与えになる人は皆、わたしのところに来る。わたしのもとに来る人を、わたしは決して追い出さない。わたしが天から降って来たのは、自分の意志を行うためではなく、わたし…
神様の恵みは、ときに応じて形を変えながらわたしたちの心に降り注ぐ。先週は、青空を背景にした鮮やかな紅葉の色彩を通して、神様はあふれんばかりに豊かな恵みを注いでくださった。あの美しさに心を動かされなかった人はほとんどいないだろう。神様は先週…
今日は、清水寺から永観堂まで歩いた。今週あたりが紅葉の見ごろかなと思って行ったのだが、残念ながらもうほとんどのモミジが枯れかけていた。普通に見る分にはまだ楽しめると思うのだが、写真を撮るにはかなりつらい。ほとんどの葉が、もう端の方から枯れ…
このエッセイは、11月23日、「王であるキリスト」の祭日に行われた子どものためのミサでの説教に基づいています。 人の子は、栄光に輝いて天使たちを皆従えて来るとき、その栄光の座に着く。そして、すべての国の民がその前に集められると、羊飼いが羊と山羊…
わたしたちは毎日、御聖体の大切な恵みをいただいているのですから、 その恵みの中でのキリストとの交わりが、 まずわたしたちの祈りです。 キリストの愛、キリストのそばにいる喜び、 キリストの愛への自己放棄、 それらこそがわたしたちの祈りなのです。 …
《今日の福音》ルカ19:1-10 ザアカイが、イエスと出会って回心する場面が読まれました。この箇所で、今日は2つのことに注目したいと思います。 一つは、ザアカイが金持だったことです。イエスの誕生を告げる天使が貧しい羊飼いたちのもとに遣わされたこと、…
このエッセイは、11月22日に行われた教会学校の子どもたちのためのミサでの説教に基づいています。 イエスは言われた。「この世の子らはめとったり嫁いだりするが、次の世に入って死者の中から復活するのにふさわしいとされた人々は、めとることも嫁ぐことも…
渡月橋で六甲教会の若者たちと合流し、保津川の土手でお弁当を食べた。川面を渡ってくる風は冷たかったが、嵐山でおそらく一番いい景色を見ながらの昼食はとてもおいしかった。見ていると、嵐峡の川下りを楽しむ人たちの舟が次々と川を下ってきた。お弁当の…
待ち合わせの時間よりも少し早く嵐山についたので、とりあえず駅の近くにあるお寺を見ておくことにした。目指したのは天竜寺だ。駅にも、待ち合わせ場所の渡月橋にも近いから、時間までちょっとのぞいておこうというくらいのつもりで行ったのだが、行ってび…
京都に行ってきた。朝いつものように青谷の修道院で朝のミサを立てた後、大急ぎで電車に飛び乗ってまず東福寺へと向かった。東福寺駅を降りると、もうたくさんの人たちが東福寺に向かって歩いていた。ただ、開門時間の直後だったので、お寺の中はまだそれほ…
水曜日の晩、大阪大司教区の社会活動センターがやっている夜まわりに参加してきた。12月下旬並みの寒さになると天気予報が言っていたが、まさにその通りで、肌を刺すような冷たい風がビルの間を吹きすさぶ夜だった。夜まわりに参加したのは、1年半ぶりのこと…
質疑応答のときに、壮年の男性たちから「援助」という言葉づかいについて疑問が寄せられた。わたしたちはアフリカや途上国に対して「援助」という言葉を当然のように使っているが、その言葉の背景には貧しい国を下に見るような意識があるのではないかという…
《お知らせ》来月は、クリスマス行事の関係で「ともに考える会」をお休みします。その代わり、①12月19日の「神戸市民クリスマス」の後、プロテスタントの若者たちとの交流会がありますし、②12月21日には青年会のクリスマス会がありますので、六甲教会の若者…
神のたいへんな謙遜さを見てください。 全能の神が、幼子として来られたのです。 そして今日、神はいのちのパンの内に、 家族の中の貧しい人の内に、そしてあなたの隣人の内に来ておられます。 今日の世界にあって神は、謙遜さによってわたしたちを、 神の存…
《今日の福音》ルカ17:7-10 主人に対して僕は奉仕を要求することができない、とイエスはおっしゃっています。僕は、すべての使命を果たした後で、ただ「わたしは取るに足りない僕です。しなければならないことをしただけです」と言えばいいというのです。こ…
天の国はまた次のようにたとえられる。ある人が旅行に出かけるとき、僕たちを呼んで、自分の財産を預けた。それぞれの力に応じて、一人には五タラントン、一人には二タラントン、もう一人には一タラントンを預けて旅に出かけた。…さて、かなり日がたってから…
12月19日(金)の晩、第50回を迎える神戸市民クリスマスが三宮のカトリック神戸中央教会で行われます。神戸市民クリスマスは、神戸市内にあるプロテスタント諸教団とカトリック教会が合同で行うクリスマス行事です。午後7時30分から行われるクリスマス礼拝では…
高山植物園を出る頃までは晴れていたのだが、歩いているうちにだんだん雲が多くなってきた。写真を撮っていて一番困るのは、空の大部分が青空なのに太陽だけが雲に隠れていているという天気だ。そういう天気だと、空は明るく光っているのに、地上に光があま…
昨日は、教会の若者数人と一緒に高山植物園から森林植物園までの道を歩いた。途中、赤や黄色に色づいた木々が水面に影を映す穂高湖の湖畔でお弁当を食べ、3時間くらいかけてゆっくりと歩いた。高山植物園はもちろん、森林植物園も長谷池の周りのモミジを中心…
朝、青谷の修道会でミサを立てた後、次の仕事まで時間があったので布引まで足を延ばした。8時過ぎに修道院を出てきたときにあまりにも空が青く、空気が澄んでいたので、いてもたってもいられなくなったのだ。近くのバス停から、教会とは反対の方向に向かうバ…
今週の月曜日、信者さんたちのグループ20人ほどと一緒に、加西の石仏群を見に行ってきた。新聞などでもときどき取り上げられているそうだが、加西で発見された江戸時代の石仏の一部にキリスト教の影響が見られるという。その石仏を見学に行ったのだ。石仏と…
このエッセイは、11月9日に行われた「七五三ミサ」での説教に基づいています。 ユダヤ人の過越祭が近づいたので、イエスはエルサレムへ上って行かれた。そして、神殿の境内で牛や羊や鳩を売っている者たちと、座って両替をしている者たちを御覧になった。イ…
先週の土日に、青年会の練成会があった。練成会というのは、普段より長い時間をかけてキリスト教について学んだり、一緒に祈ったりすることで信仰心を鍛錬しましょうというような会だ。わたしも初めてだったのでどんなものなのかなと思って参加したが、とて…
ミサは、わたしを支えている霊的な糧です。 ミサなしでは、わたしは人生の一日も、 あるいは一時も過ごすことができなかったでしょう。 御聖体のうちに、わたしはキリストをパンの形で見ます。 スラムでは、キリストを貧しい人々のこころ痛む姿の中に見ます…
《今日の福音》ルカ14:15-24 「神の国で食事をする人はなんと幸いなことでしょう」という言葉から、今日の福音が始まっています。先週お話しましたが、御ミサは神の国での食事の先取りです。ミサに与ることができるわたしたちは、それだけで幸いだと言えるで…
《お知らせ》11月8日から9日まで、青年会の練成会に参加するため六甲山YMCAに行ってきます。 有馬へ向かう道を歩きながら、朝のミサで読まれたパウロの言葉を思い出していた。「わたしの主キリスト・イエスを知ることのあまりのすばらしさに、今では他の一切…
昨日は、六甲山から有馬に抜ける道を初めて歩いた。前から一度歩いてみたかったコースだったが、なかなか機会がなかった。水曜日の晩、紅葉情報で有馬温泉の紅葉が見ごろを迎えていることを知り「よし、行くなら今だ」ということになった。 まず六甲ケーブル…
紅葉に限らず、わたしは風景からの呼びかけを感じたときにシャッターを押すようにしている。カメラを持って山道や公園を歩いていると、ときどき眼がある一点で釘づけになることがある。「なんだろう、あれは」と思ってその風景から眼が離せなくなるのだ。見…
イエスは、わたしたちにいのちを与えるために、ご自分の体でわたしたちを養うのです。 だから、わたしがあなたたちに勧めたいことは、 生活の中で、少なくとも週に一度は御聖体の前に行き、 そこでイエスだけと共にとどまるようにしなさいということです。 …