2014-04-01から1ヶ月間の記事一覧
『苦しみからの出口』 大きな失敗をしたり、人から裏切られたりして苦しくて仕方がないとき、わたしたちはつい苦しみから逃げてしまいがちです。おしゃべりをしたり、ゲームをしたり、お酒を飲んだりして、その苦しみからなんとか逃げようとするのです。です…
『無条件の受け入れ』 わたしたちは自分をどのように受け入れているでしょうか。これまで自分はダメな人間だと思っていたけれど、「仕事を見つけられたし、貯金もある程度たまったから自分を受けいれられた」とか、「恋人ができたから自分を受けいれることが…
宇部カトリック教会と花たち 宇部カトリック教会に着任して、1週間が過ぎました。今回は教会の建物と、教会の庭やご近所で出会った花たちをご紹介したいと思います。まずは温かな光に満たされた主聖堂から。 小聖堂に置かれた御聖櫃。ステンドグラスの色を映…
『見ないで信じる』 十二人の一人でディディモと呼ばれるトマスは、イエスが来られたとき、彼らと一緒にいなかった。そこで、ほかの弟子たちが、「わたしたちは主を見た」と言うと、トマスは言った。「あの方の手に釘の跡を見、この指を釘跡に入れてみなけれ…
『こんな私が』 一日をどんな気持ちで終えるか、それは人さまざまでしょう。自分の能力に自信があり、自分にはいろいろなことができると思っている人は、今日一日に自分ができたことよりもできなかったことに目を向けてしまいがちです。「私としたことが、あ…
『完璧さより、誠実さを』 新年度が始まり、新しい職場でたくさんの新しい仕事に追われている人も多いでしょう。そんなときに起こりがちなのは、どれから手をつけていいかわからないまま焦りだけがつのって、パニックに陥ってしまうこと。パニックに陥らずに…
フランシスコ教皇の言葉 ■教皇様のツイート■ 4月4日(金) 「イエスと共にいることによって、私たちの人生は満たされます。イエスと共にいることによって、すべてが意味を持つのです。」(EG266) 4月5日(土) 「福音書を通して、私たちはイエスが語りかける声を…
淡路島の菜の花とチューリップ2014 先日、お別れピクニックで淡路島へ行ってきました。お目当ては満開の菜の花とチューリップ。まずは、「あわじ花さじき」の菜の花畑からお楽しみください。 どこまでも広がる菜の花畑。丘を越え、春霞のかかった青空へと続…
宇部・小野田ブロックに着任しました 無事に引っ越しを終え、昨晩、宇部カトリック教会に到着しました。この教会に住んで、近隣の高千帆カトリック教会、北若山カトリック教会を含む宇部・小野田ブロックの3教会を司牧することになります。小野田老人ホーム…
『イエス・キリストは生きている』 週の初めの日、朝早く、まだ暗いうちに、マグダラのマリアは墓に行った。そして、墓から石が取りのけてあるのを見た。そこで、シモン・ペトロのところへ、また、イエスが愛しておられたもう一人の弟子のところへ走って行っ…
御復活、おめでとうございます! 満ちあふれる喜びの中で、復活の聖なる徹夜祭が終了しました。カトリック六甲教会での聖週間は、これが最後。聖なる3日間の典礼も、今日の洗礼式も、一生忘れられない思い出になるに違いありません。わたしは、明日の復活の主…
『苦しみの中におられるイエス』 「キリストは、肉において生きておられたとき、激しい叫び声をあげ、涙を流しながら、御自分を死から救う力のある方に、祈りと願いとをささげ、その畏れ敬う態度のゆえに聞き入れられました。キリストは御子であるにもかかわ…
大阪城公園のスズメたち〜2014春 カテドラルでの聖香油ミサの前に、早めに出かけて大阪城公園を散策しました。柔らかな木々の若葉と生い茂る草花の中で、たくましく生きるスズメたちの生活の様子、どうぞご覧ください。 お城の石垣の上から辺りを見渡してい…
『真理を実現するために』 誰かから馬鹿にされたり、面と向かって悪口を言われたりすると、わたしたちはついかっとなって反論してしまいがちです。何とかして自分のプライドを保ち、周りの人々から侮られまいとするのです。ですが、そのためにますます周りの…
『前に進みたいのなら』 片方の手で何かをぎゅっと掴みながら、前に進もうとしたらどうなるでしょう。どんなに前に進もうとしても、自分が掴んでいるものの周りをぐるぐる回ってしまうに違いありません。心の世界でも、それと同じことが起こります。もっと成…
『聖なる沈黙』 総督の兵士たちは、イエスを総督官邸に連れて行き、部隊の全員をイエスの周りに集めた。そして、イエスの着ている物をはぎ取り、赤い外套を着せ、茨で冠を編んで頭に載せ、また、右手に葦の棒を持たせて、その前にひざまずき、「ユダヤ人の王…
『目と目が合う瞬間』 梅、桃、桜、八重桜と次々に春の花が咲いてゆきます。その一つひとつがどれも美しく、立ち止まって眺めているうちに時間を忘れてしまうことがあります。あまりに美しい色彩の世界に、吸い込まれてしまうような気がすることさえあるので…
埼玉での休暇 山口に引っ越す前に、埼玉の実家で独り暮らしをしている母に顔を見せに来ました。庭一面に植えられた芝桜も歓迎してくれました。ちなみに、20年前に父が亡くなる前は、実家は園芸農家をしていました。 芝桜というだけあって、一輪一輪は確かに…
『神様のストップ・サイン』 若いころ、インドで結核にかかったことがあります。マザー・テレサのもとで、ボランティアとして働いていたときのことです。当時わたしは、マザーの勧めもあってインドで修道会に入り、神父になろうと考えていたところでした。実…
『他の人にとってはどうでもいいこと』 自分に誇りを持つのはすばらしいことですが、ときとしてわたしたちは、自分が誇りに思っていることを尺度にして人々を判断してしまいがちです。歌が上手な人は、美しい歌声を響かせることができる人こそ価値がある人間…
六甲教会の桜2014 今年も見事に咲いた六甲教会の桜と、桜の花の蜜を求めて集まったスズメたちの写真をご紹介したいと思います。まずは鐘楼と桜から。 続いて、正門脇の桜と小聖堂の十字架です。満開の花々が、一足早く復活の喜びを告げているようです。 朝早…
信じる者は、死んでも生きる マルタは、イエスが来られたと聞いて、迎えに行ったが、マリアは家の中に座っていた。マルタはイエスに言った。「主よ、もしここにいてくださいましたら、わたしの兄弟は死ななかったでしょう に。しかし、あなたが神にお願いに…
王子公園の桜2014 関西でも屈指の桜の名所、王子公園の今年の桜をお届けします。今年の満開は4月2日前後でした。 公園から六甲山の方を見上げると、海星女子学園のマリア像が見えます。神様の恵みに満ちあふれた春の景色です。 運動場を取り囲むようにして咲…
『愛は死なない』 本当に苦しいとき、「もう立ち上がることができない」「明日など来ないで欲しい」とさえ思うようなそんなときが、きっと誰にもあるでしょう。そんなときにふっと、むかし誰かから深く愛された体験が蘇ってくることがあります。子どものころ…
フランシスコ教皇の言葉 ■教皇様のツイート■ 3月20日(木) 「神様に、そしてお互いに『ありがとう』という習慣をつけましょう。子どもにはそうするように教えますが、自分でするのは忘れてしまいがちです。」 3月21日(金) 「病気や死を話題にすることはタブー…