2022-09-01から1ヶ月間の記事一覧

こころの道しるべ(135)受け入れる

受け入れる 弱くて欠点だらけの自分自身を、それでもかけがえのない大切な命として受け入れることができたなら、同じように弱くて欠点だらけの相手を、それでもかけがえのない大切な命として受け入れることができるようになるでしょう。 『こころの深呼吸~…

バイブル・エッセイ(1047)淵を越える

淵を越える 「ある金持ちがいた。いつも紫の衣や柔らかい麻布を着て、毎日ぜいたくに遊び暮らしていた。この金持ちの門前に、ラザロというできものだらけの貧しい人が横たわり、その食卓から落ちる物で腹を満たしたいものだと思っていた。犬もやって来ては、…

こころの道しるべ(134)弱さと強さ

弱さと強さ 大きな試練に直面したとき、わたしたちは何もできない自分の無力さに打ちひしがれると同時に、それほどの困難からでさえ立ち上がれる自分の力に気づきます。大きな試練の中で、わたしたちはこれまでに知らなかった自分の弱さと強さを知るのです。…

バイブル・エッセイ(1046)小さなことへの忠実

小さなことへの忠実 「ごく小さな事に忠実な者は、大きな事にも忠実である。ごく小さな事に不忠実な者は、大きな事にも不忠実である。だから、不正にまみれた富について忠実でなければ、だれがあなたがたに本当に価値あるものを任せるだろうか。また、他人の…

こころの道しるべ(133)愛の響き

愛の響き 自分のことを棚に上げて、相手の欠点を指摘するなら、その言葉は裁きの響きを持ちます。自分にもたくさんの欠点があることを認め、それでも相手のことを思って言うなら、その言葉は愛の響きを持ちます。 『こころの深呼吸~気づきと癒やしの言葉366…

バイブル・エッセイ(1045)弱いからこそ

弱いからこそ 徴税人や罪人が皆、話を聞こうとしてイエスに近寄って来た。すると、ファリサイ派の人々や律法学者たちは、「この人は罪人たちを迎えて、食事まで一緒にしている」と不平を言いだした。そこで、イエスは次のたとえを話された。「あなたがたの中…

こころの道しるべ(132)ゆるすために祈る

ゆるすために祈る どうしても相手をゆるせないときは、ゆるせない自分を責めたり、開き直って相手を責めたりせず、「いつかゆるすことができますように」と祈りましょう。ゆるしは、人間の力を越えたものなのです。 『こころの深呼吸~気づきと癒やしの言葉3…

【講演会in宇部】『何を信じて生きるのか』刊行記念

『何を信じて生きるのか』刊行記念講演会in宇部 カトリック宇部教会を舞台として描かれた片柳神父の最新刊『何を信じて生きるのか』(PHP研究所)の発売を記念して、舞台である当教会で講演会を開催していただくことになりました。混迷する現代社会にあって、…

バイブル・エッセイ(1044)十字架を背負う

十字架を背負う 大勢の群衆が一緒について来たが、イエスは振り向いて言われた。「もし、だれかがわたしのもとに来るとしても、父、母、妻、子供、兄弟、姉妹を、更に自分の命であろうとも、これを憎まないなら、わたしの弟子ではありえない。自分の十字架を…