2023-10-01から1ヶ月間の記事一覧

バイブル・エッセイ(1110)心を尽くして

心を尽くして そのとき、ファリサイ派の人々は、イエスがサドカイ派の人々を言い込められたと聞いて、一緒に集まった。そのうちの一人、律法の専門家が、イエスを試そうとして尋ねた。「先生、律法の中で、どの掟が最も重要でしょうか。」イエスは言われた。…

こころの道しるべ(189)一番の栄養

一番の栄養 料理に込められた一番の栄養は、作ってくれた人の愛情。なんでも消化できる丈夫な胃腸があっても、料理に込められた愛を感じ、吸収できる心がなければ、一番の栄養が無駄になってしまいます。料理を無駄にしないために、感謝の心を育てましょう。…

バイブル・エッセイ(1109)神のものは神に

神のものは神に ファリサイ派の人々は出て行って、どのようにしてイエスの言葉じりをとらえて、罠にかけようかと相談した。そして、その弟子たちをヘロデ派の人々と一緒にイエスのところに遣わして尋ねさせた。「先生、わたしたちは、あなたが真実な方で、真…

こころの道しるべ(188)弱さを認める勇気

弱さを認める勇気 他人を批判していると、自分にも同じ弱さがあるのを忘れ、自分は強い人間だと思い込むことができます。ですが本当に強い人とは、自分の弱さを認め、他人の弱さをいたわれる人のこと。自分の弱さを、直視する勇気を持てますように。 『やさ…

バイブル・エッセイ(1108)天国のごちそう

天国のごちそう そのとき、イエスは祭司長や民の長老たちにたとえを用いて語られた。「天の国は、ある王が王子のために婚宴を催したのに似ている。王は家来たちを送り、婚宴に招いておいた人々を呼ばせたが、来ようとしなかった。そこでまた、次のように言っ…

こころの道しるべ(187)幸せの条件

幸せの条件 たくさんの人から感謝されても、「そんなの当たり前」と思っていれば幸せにはなれません。たった一人に喜んでもらえただけでも、「この人の役に立ててよかった」と心の底から思えれば、それだけでわたしたちは幸せになれます。 『やさしさの贈り…

バイブル・エッセイ(1107)隅の親石

隅の親石 「もう一つのたとえを聞きなさい。ある家の主人がぶどう園を作り、垣を巡らし、その中に搾り場を掘り、見張りのやぐらを立て、これを農夫たちに貸して旅に出た。さて、収穫の時が近づいたとき、収穫を受け取るために、僕たちを農夫たちのところへ送…

こころの道しるべ(186)使命を果たす

使命を果たす 人間は、果たすべき使命を帯びてこの世界に生まれ、その使命を果たし終えたとき天国に召されてゆきます。与えられた使命に気づき、その使命を精いっぱいに果たすこと。それがわたしたちの幸せです。 『やさしさの贈り物~日々に寄り添う言葉366…

バイブル・エッセイ(1106)考え直す

考え直す 「あなたたちはどう思うか。ある人に息子が二人いたが、彼は兄のところへ行き、『子よ、今日、ぶどう園へ行って働きなさい』と言った。兄は『いやです』と答えたが、後で考え直して出かけた。弟のところへも行って、同じことを言うと、弟は『お父さ…