2024-01-01から1年間の記事一覧

こころの道しるべ(227)気づいて感謝する

気づいて感謝する 愛されるために必要なのは、自分が愛されていると気づくこと。愛されるのを当たり前と思わず、相手に心から感謝すること。愛に満たされた人とは、ほんの小さな愛にも気づき、感謝して受け止められる人のことです。 『やさしさの贈り物~日…

バイブル・エッセイ(1154)すべてを可能にする力

すべてを可能にする力 使徒たちはイエスのところに集まって来て、自分たちが行ったことや教えたことを残らず報告した。イエスは、「さあ、あなたがただけで人里離れた所へ行って、しばらく休むがよい」と言われた。出入りする人が多くて、食事をする暇もなか…

こころの道しるべ(226)楽しさと喜び

楽しさと喜び 遊園地の乗り物や、ゲームで遊んだ楽しさは、終わるとすぐに消えてしまいます。家族や友だちと一緒に過ごした喜びは、終わってもじんわり心を温めてくれます。楽しさは、賑やかに心を通り過ぎますが、喜びは、静かに心を満たしてゆくのです。 …

バイブル・エッセイ(1153)生き方による証

生き方による証 そのとき、イエスは十二人を呼び寄せ、二人ずつ組にして遣わすことにされた。その際、汚れた霊に対する権能を授け、旅には杖一本のほか何も持たず、パンも、袋も、また帯の中に金も持たず、ただ履物は履くように、そして「下着は二枚着てはな…

こころの道しるべ(225)愛情表現

愛情表現 家族や親友とのあいだでは、ときにわがままも愛情表現。ですが、愛しているのなら、わがままを聞いてくれて当然ということにはなりません。わがままを聞いてくれる相手への感謝を忘れてしまえば、わがままは、ただのわがままでしかないのです。 『…

バイブル・エッセイ(1152)弱いときにこそ強い

弱いときにこそ強い イエスはそこを去って故郷にお帰りになったが、弟子たちも従った。安息日になったので、イエスは会堂で教え始められた。多くの人々はそれを聞いて、驚いて言った。「この人は、このようなことをどこから得たのだろう。この人が授かった知…

こころの道しるべ(224)命と出会う

命と出会う 時間を忘れて花や鳥と向かいあう中で、わたしたちは花や鳥を生かしている命と出会います。そして、自分自身も同じように、命に生かされていることに気づくのです。命とのつながりを取り戻すため、自然と向かいあう時間を大切にしましょう。 『や…

バイブル・エッセイ(1151)手を置けば生きる

手を置けば生きる イエスが舟に乗って再び向こう岸に渡られると、大勢の群衆がそばに集まって来た。イエスは湖のほとりにおられた。会堂長の一人でヤイロという名の人が来て、イエスを見ると足もとにひれ伏して、しきりに願った。「わたしの幼い娘が死にそう…

道しるべ(223)質素に生きる

質素に生きる 謙遜からは感謝が、 感謝からは幸せが生まれます。傲慢からは不満が、 不満からは不幸が生まれます。思い上がった考え方や生活様式を改め、謙虚な心で質素に生きることこそ、幸せに続く最も確かな道なのです。 『やさしさの贈り物~日々に寄り…

バイブル・エッセイ(1150)イエスと共に舟を漕ぐ

イエスと共に舟を漕ぐ その日の夕方になって、イエスは、「向こう岸に渡ろう」と弟子たちに言われた。そこで、弟子たちは群衆を後に残し、イエスを舟に乗せたまま漕ぎ出した。ほかの舟も一緒であった。激しい突風が起こり、舟は波をかぶって、水浸しになるほ…

道しるべ(222)自分との対話

自分との対話 一人ぼっちでさびしいときは、自分の心と対話しましょう。わたしは何を恐れているのか、いま本当にしたいことは何なのか、自分の心に問いかけ、自分を深く知ってゆく。そんな対話が始まれば、一人でもまったくさびしくありません。 『やさしさ…

バイブル・エッセイ(1149)小さな愛の種

小さな愛の種 「神の国は次のようなものである。人が土に種を蒔いて、夜昼、寝起きしているうちに、種は芽を出して成長するが、どうしてそうなるのか、その人は知らない。土はひとりでに実を結ばせるのであり、まず茎、次に穂、そしてその穂には豊かな実がで…

こころの道しるべ(221)してもらったこと

してもらったこと 疲れが溜まると、してもらったことより、してもらえなかったことの方が大きく見えてきます。相手をいたわるゆとりを失い、「わたしはこんなにして上げたのに」と思い始めるのです。してもらったことへの感謝を忘れないようにしましょう。 …

バイブル・エッセイ(1148)聖霊への冒涜

聖霊への冒涜 イエスが家に帰られると、群衆がまた集まって来て、一同は食事をする暇もないほどであった。身内の人たちはイエスのことを聞いて取り押さえに来た。「あの男は気が変になっている」と言われていたからである。エルサレムから下って来た律法学者…

こころの道しるべ(220)愛を育てる

愛を育てる 愛するとは、相手のすべてを、あるがままに受け入れるということ。初めから相手のすべてを知り尽すことはできないので、わたしたちは一生かけて少しずつ相手を知り、愛を育ててゆくことになります。愛するとは、愛を育ててゆくという決意なのです…

バイブル・エッセイ(1147)イエスと共に生きる

イエスと共に生きる 除酵祭の第一日、すなわち過越の小羊を屠る日、弟子たちがイエスに、「過越の食事をなさるのに、どこへ行って用意いたしましょうか」と言った。そこで、イエスは次のように言って、二人の弟子を使いに出された。「都へ行きなさい。すると…

こころの道しるべ(219)幸せの記憶術

幸せの記憶術 嫌な言葉はすぐ忘れるが、励ましや感謝の言葉は忘れない。何かしてあげたことはすぐ忘れるが、してもらったことは忘れない。自分の苦しみは忘れても、相手の苦しみは決して忘れない。それが、幸せに生きるための記憶術です。 『やさしさの贈り…

バイブル・エッセイ(1146)神の子として生きる

神の子として生きる 十一人の弟子たちはガリラヤに行き、イエスが指示しておかれた山に登った。そして、イエスに会い、ひれ伏した。しかし、疑う者もいた。イエスは、近寄って来て言われた。「わたしは天と地の一切の権能を授かっている。だから、あなたがた…

こころの道しるべ(218)そばにある幸せ

そばにある幸せ 庭の手入れや鳥の世話、豆から挽いた一杯のコーヒー。幸せは、わたしたちの身の回りの、ささやかなことの中に隠れています。大きな幸せを探しに、出かけてゆく必要はありません。すぐそばにある幸せを見つけましょう。 『やさしさの贈り物~…

バイブル・エッセイ(1145)謙虚な心に聖霊が降る

謙虚な心に聖霊が降る 「わたしが父のもとからあなたがたに遣わそうとしている弁護者、すなわち、父のもとから出る真理の霊が来るとき、その方がわたしについて証しをなさるはずである。あなたがたも、初めからわたしと一緒にいたのだから、証しをするのであ…

こころの道しるべ(217)幸いな悲しみ

幸いな悲しみ 心の苦しみを取り去る最良の薬は、誰かがその苦しみを受け止めてくれること。「この人はわたしの苦しさを理解し、わたしを助けたいと願っている」そう感じた瞬間、苦しみは相手と自分を結びつける絆となり、幸いな苦しみに変わります。 『やさ…

バイブル・エッセイ(1144)イエスと共に働く

イエスと共に働く そのとき、イエスは十一人の弟子に現れて、言われた。「全世界に行って、すべての造られたものに福音を宣べ伝えなさい。信じて洗礼を受ける者は救われるが、信じない者は滅びの宣告を受ける。信じる者には次のようなしるしが伴う。彼らはわ…

こころの道しるべ(216)整理整頓

整理整頓 思った通りにならないことばかりでストレスが溜まったときは、思った通りになることを増やしましょう。例えば、部屋を整理整頓すれば、思った通り物を取り出せるようになります。心を整理整頓すれば、苛立ちを取り除くこともできるでしょう。 『や…

バイブル・エッセイ(1143)愛の中にとどまる

愛の中にとどまる 「父がわたしを愛されたように、わたしもあなたがたを愛してきた。わたしの愛にとどまりなさい。わたしが父の掟を守り、その愛にとどまっているように、あなたがたも、わたしの掟を守るなら、わたしの愛にとどまっていることになる。これら…

こころの道しるべ(215)祈りは愛

祈りは愛 愛する誰かが苦しんでいるのに、自分には何もしてあげられることがない。そんなとき、わたしたちはその人のために祈ります。誰かのために祈るとは、祈らずにはいられないほど、その人を愛しているということなのです。 『やさしさの贈り物~日々に…

バイブル・エッセイ(1142)イエスとつながる

イエスとつながる 「わたしはまことのぶどうの木、わたしの父は農夫である。わたしにつながっていながら、実を結ばない枝はみな、父が取り除かれる。しかし、実を結ぶものはみな、いよいよ豊かに実を結ぶように手入れをなさる。わたしの話した言葉によって、…

こころの道しるべ(214)よい香り

よい香り 謙虚さは、よい香りとなって周りの人をよい気持ちにします。傲慢は、嫌な臭いとなって周りの人を不愉快にします。外見をどんなにきれいにしても、ひどい臭いがすれば台無し。心を清め、いつもよい香りを漂わせることができますように。 『やさしさ…

バイブル・エッセイ(1141)愛の響き

愛の響き 「わたしは良い羊飼いである。良い羊飼いは羊のために命を捨てる。羊飼いでなく、自分の羊を持たない雇い人は、狼が来るのを見ると、羊を置き去りにして逃げる。――狼は羊を奪い、また追い散らす。――彼は雇い人で、羊のことを心にかけていないからで…

こころの道しるべ(213)幸せ集め

幸せ集め 大きな幸せを見つけられないときは、小さな幸せを集めましょう。道端に咲く花の美しさ、頬をなでる風のさわやかさ、道で人とかわす挨拶のあたたかさ。そんな小さな幸せを集めてゆけば、幸せがいっぱい詰まった心で一日を終えられるでしょう。 『や…

バイブル・エッセイ(1140)「罪の赦しを得させる悔い改め」

「罪の赦しを得させる悔い改め」 (そのとき、エルサレムに戻った二人の弟子は、)道で起こったことや、パンを裂いてくださったときにイエスだと分かった次第を話した。こういうことを話していると、イエス御自身が彼らの真ん中に立ち、「あなたがたに平和が…