2022-10-01から1ヶ月間の記事一覧

バイブル・エッセイ(1052)罪人の悲しみ

罪人の悲しみ イエスはエリコに入り、町を通っておられた。そこにザアカイという人がいた。この人は徴税人の頭で、金持ちであった。イエスがどんな人か見ようとしたが、背が低かったので、群衆に遮られて見ることができなかった。それで、イエスを見るために…

こころの道しるべ(139)支えあう

支えあう 相手のことはもちろん、自分自身のことさえよく分かっていないわたしたち。そんなわたしたちが、互いに裁きあい、傷つけあって、いったい何になるでしょう。むしろ、互いの無力さをいたわり、互いに支えあいましょう。 『こころの深呼吸~気づきと…

バイブル・エッセイ(1051)神の子として生きる

神の子として生きる 自分は正しい人間だとうぬぼれて、他人を見下している人々に対しても、イエスは次のたとえを話された。「二人の人が祈るために神殿に上った。一人はファリサイ派の人で、もう一人は徴税人だった。ファリサイ派の人は立って、心の中でこの…

こころの道しるべ(138)奇跡を起こす

奇跡を起こす 奇跡とは、ありえるはずのないことが実際に起きること。「わたしをこれほどまでに大切にしてくれる人がいるなんて、ありえないことだ」と思わせるほど誰かを愛する人は、確かに奇跡を起こす人です。 『こころの深呼吸~気づきと癒やしの言葉366…

バイブル・エッセイ(1050)祈り続けるために

祈り続けるために イエスは、気を落とさずに絶えず祈らなければならないことを教えるために、弟子たちにたとえを話された。「ある町に、神を畏れず人を人とも思わない裁判官がいた。ところが、その町に一人のやもめがいて、裁判官のところに来ては、『相手を…

こころの道しるべ(137)仕上げる

仕上げる たくさんの仕事を効率よく片付けようとすると、一つひとつの仕事が雑になります。大切なのは、目の前の仕事に集中し、一つひとつ真心込めて仕上げてゆくこと。片付けたものはどこかに消えてしまいますが、仕上げたものはいつまでも残ります。 『こ…

バイブル・エッセイ(1049)感謝こそ信仰

感謝こそ信仰 イエスはエルサレムへ上る途中、サマリアとガリラヤの間を通られた。ある村に入ると、重い皮膚病を患っている十人の人が出迎え、遠くの方に立ち止まったまま、声を張り上げて、「イエスさま、先生、どうか、わたしたちを憐れんでください」と言…

こころの道しるべ(136)誰かのために

誰かのために 「何のために、こんなことをしなければならないんだ」と思えて仕事に身が入らないときは、その仕事を「誰のために」しているのか思い出しましょう。自分のためにはできないことも、愛する誰かのためならできる。それが人間の不思議さです。 『…

バイブル・エッセイ(1048)十字架の神秘

十字架の神秘 使徒たちが、「わたしどもの信仰を増してください」と言ったとき、主は言われた。「もしあなたがたにからし種一粒ほどの信仰があれば、この桑の木に、『抜け出して海に根を下ろせ』と言っても、言うことを聞くであろう。あなたがたのうちだれか…