2010-01-01から1年間の記事一覧

《クリスマス実習終了のお知らせ》

クリスマス実習終了のお知らせ 遅くなりましたが、クリスマスおめでとうございます。予定より3日ほど遅れましたが、本日、マウンテン州でのクリスマス実習を終えて無事マニラに戻ってきました。出発地点のナトニンからマウンテン州の州都ボントックまでジー…

《クリスマス実習開始のお知らせ》

《クリスマス実習開始のお知らせ》 今、ルソン島北部にあるマウンテン州の州都、ボントックの司教館でこの文章を書いています。四方を標高2000mほどの山に囲まれた盆地にある、人口約1万人のとても美しい街です。街自体は標高850mほどで、先日まで滞在して…

フォト・レポート(33)Happy Land 2010-4

ここからは、資源ゴミの再利用で生計を立てる人々の住むスモーキー・マウンテンの最貧地帯の写真です。ここでも、1人のお母さんが赤ん坊を誇らしげに抱きかかえながらわたしの方にやって来て、写真を撮ってくれと話しかけてくれました。 スラム街の小さな空…

フォト・レポート(32)Happy Land 2010-3

スラム化した仮設住宅の内部です。子どもが多いのでしょうか、この家の前にはたくさんの洗濯物が吊るされていました。 廃品回収した段ボールを整理していた青年から、写真を撮ってほしいというリクエストがありました。自分が働く姿に誇りがあるのでしょう。…

フォト・レポート(29)Happy Land 2010-2

狭い通路で、子どもたちがゴム飛びをして遊んでいました。子どもたちは、どんな場所でも遊び場にしてしまいます。 海沿いのスラム街です。左側の家々は、海の中に組まれた足場の上に建てられています。 お母さんと赤ちゃんの写真を撮っていると、真ん中から…

フォト・レポート(28)Happy Land 2010-1

Happy Land 2010 2010年11月28日(日) ハッピー・ランドの入り口付近です。道は舗装されておらず、あちこちに水たまりやぬかるみがあります。 元気な子どもたちが、わたしたちを歓迎してくれました。兄妹なのかもしれません。 スラム化した仮設住宅を外から見…

マニラ日記(34)M.C.初誓願式Ⅱ〜マザー・テレサの呼びかけ

マザー・テレサの呼びかけ 説教が終わって、いよいよ初誓願の宣立が始まった。最初に誓願を立てる6人のシスターが1人1人誓願宣立の決意を表明するのを聞いているだけで、わたしはもう涙がこみ上げてきた。彼女たちはこれから、財産も家族も何もかも後に置き…

マニラ日記(33)M.C.初誓願式Ⅰ〜15年前の記憶

12月5日(土) M.C.初誓願式 15年前の記憶 第三修練仲間のティト神父、プスポ神父と一緒に、トンドのサント・ニーニョ教会で行われた「神の愛の宣教者会」(Missionaries of Charity,略称M.C.)の初誓願式に行ってきた。 M.C.の初誓願式にはカルカッタで4回、ロ…

マザー・テレサ生誕100年記念写真展News(55)宇部・下関からの報告

カルカッタ、マザー・ハウス前の大通りの雑踏。 Cppy Right:片柳弘史 《宇部からの報告》 11月に宇部で行われたマザー・テレサ生誕100年記念写真展について、カトリック宇部教会からご報告がありましたので紹介させていただきたいと思います。これほどたくさ…

マニラ日記(32)ハッピー・ランド訪問Ⅴ〜スモーキー・マウンテン

スモーキー・マウンテン スモーキー・マウンテンに入って行くと、中心部を通る道で日本人らしい人を見かけた。話しかけると、日本からボランティアで来たカメラマンの方だった。近くの「バスーラの家」という施設でボランティアをしているという。映画『スカ…

マニラ日記(31)ハッピー・ランド訪問Ⅳ〜仮設住宅

仮設住宅 ミサが終わった後、わたしたちは仮設住宅地域へと向かった。窓もなく、大きな倉庫にしか見えない建物に、数千人の人々が生活している地域だ。 建物の入り口付近は泥水でぬかるみ、詰まった排水溝から汚水がすさまじい臭いを発しているのはここも同…

マニラ日記(30)ハッピー・ランド訪問Ⅲ〜スラム街のミサ

スラム街のミサ 海沿いの家々を回って歩いたあと、わたしたちはミサに出るためにハッピー・ランドの中心部にある教会へと向かった。スラム街の家屋の中にあっては大きくて立派な建物だが、それでも通常の教会に比べればずいぶん簡素だ。屋根の上に立てられた…

マニラ日記(29)ハッピー・ランド訪問Ⅱ〜海沿いの家々

海沿いの家々 わたしたちはまず、海沿いに広がるスラム街に向かった。ナボタスと同じで、ここでも人々は海の中にまで足場を組んで家を建てて暮らしている。ナボタスとの違いは、ほとんどの家に水道や電気が通っていないということだ。水は、何か所かにある共…

マニラ日記(28)ハッピー・ランド訪問Ⅰ〜信じがたい現実

ハッピー・ランド訪問 2010年11月28日(日) 信じがたい現実 日曜日にマザー・テレサのシスターたちと一緒にハッピー・ランドと呼ばれるスラム街を訪問してもう数日が過ぎたが、あまりにもショックが大きすぎてまだ立ち直れないでいる。思い出すと腐敗したゴミ…

フォト・レポート(27)Sapang Palay 2010-Ⅲ

スラム街の中の道は迷路のように入り組んでいますが、生まれたときからこの街で暮らしているネンの後についていけば安心です。 井戸水を汲んでいる女性と出会いました。サーパン・パライの大半の場所には水道と電気が通っていますが、まだ井戸も健在のようで…

フォト・レポート(26)Sapang Palay 2010-Ⅱ

斜面を少年が駆け下りていきます。この下に、さらに家が立ち並んでいます。 道で遊んでいる子どもたちと出会いました。メンコやゴム飛び、石けりなどが主な遊びのようです。昔の日本みたいですね。 女の子たちは恥ずかしがって隠れてしまいましたが、男の子…

フォト・レポート(25)Sapang Palay 2010-Ⅰ

Sapang Palay 2010 2010年11月25日(木) サーパン・パライのメインストリートです。急な斜面の中腹に作られた道ですが、この道の両側にたくさんの家が立ち並んでいます。わたしが通っていた教会もこの道沿いにあります。 1999年から2000年にかけて、半年間通…

マザー・テレサ生誕100年記念写真展News(54)コンサートのお知らせと各地からの報告

ドイツから来た司祭と話すマザー。1995年、マザー・ハウスの中庭にて。 Copy Right:片柳弘史 《コンサートのお知らせ》 こいずみゆりクリスマス・コンサート マザー・テレサ生誕100年記念写真展のテーマソング「大好きなマザー・テレサ」を作詞・作曲してく…

マニラ日記(27)サーパン・パライ再訪Ⅲ〜厳しい現実

厳しい現実 一軒の家は、昔は他の家と同じようにむき出しのコンクリート・ブロックの壁にトタン屋根を乗せただけの家だったのに、驚いたことに2階建ての立派な家に建て替えられていた。ご主人のジャンク屋が成功したのだという。子どもたちも皆、お父さんの…

マニラ日記(26)サーパン・パライ再訪Ⅱ〜懐かしい人々

懐かしい人々 バスを降りると、歩いて10分ほどでエリアGと呼ばれる地域に到着する。わたしが昔通っていた地域だ。 サーパン・パライは、マルコス大統領時代、政府がマニラ市内の路上で生活していた人々を山の中に強制的に再定住させたことに起源を持つスラム…

マニラ日記(25)サーパン・パライ再訪Ⅰ〜思わぬ再会

11月25日(木) サーパン・パライ再訪 思わぬ再会 大黙想が始まる前に、思わぬ再会があった。ノバリチェスの黙想の家に到着して、部屋を案内してもらっているときのことだ。係りの女性がわたしに突然「よく戻ってきてくれましたね、ヒロシ」と話しかけてきた。…

《大黙想終了のお知らせ》

大黙想終了のお知らせ 本日、11月25日の朝をもって30日間の大黙想が無事に終了しました。皆様のお祈りに、心から感謝いたします。 10月25日の晩から今日まで、わたしたちはケソン市郊外にある黙想の家で、完全沈黙のうちに祈りの日々を過ごしていました。ミ…

《大黙想のお知らせ》

大黙想のお知らせ 10月25日(月)の晩から11月25日(木)まで、大黙想のため外部との連絡が一切取れなくなります。そのため、この間はブログの更新、コメントへの応答などはできませんので、どうぞご理解とご協力をお願いいたします。 大黙想は、第三修練の要と…

マザー・テレサ生誕100年記念写真展News(53)鎌倉、和歌山、宇部での写真展のご案内

ロザリオの祈りをささげるマザー。聖体行列の前に、ザビエル・カレッジの校庭にて。 Copy Right:片柳弘史 《最新情報》 1.カトリック雪の下教会「雪の下ウェルカム祭2010」 10月23日(土)から鎌倉市のカトリック雪の下教会で、地域に開かれた教会作りを目指し…

フォト・レポート(24)Smoky MountainⅥ

かつての港湾倉庫群が、貧しい人たちのための居住区になっていました。20棟ほどある倉庫で数千人の人たちが暮らしているとのことでした。 外側からだとわかりませんが、中に入ると生活の匂いがあちこちに漂っています。 倉庫の内部は、このように板で区切ら…

フォト・レポート(23)Smoky MountainⅤ

海沿いの、最も貧しい地域に入りました。ゴミ拾いで生計を立てている人たちの家です。ここまで来ると、もはや水道も電気も何もない生活になります。 子どもたちも、スラムの他の地域に比べて元気がありません。栄養状態がよくないのでしょう、できものある子…

フォト・レポート(22)Smoky MountainⅣ

埋め立て地の一番奥で、今も埋め立てが続いています。投棄されたゴミの中から金属やプラスチックを探している人たちがたくさんいました。 ゴミ拾いをしていた子どもたちです。手に持っている鉤型の道具でゴミを拾い集めます。 ゴミを目当てに、犬たちも集ま…

フォト・レポート(21)Smoky MountainⅢ

ゴミで埋め立てられた広大な土地が続いています。 女の子たちが集まってきてポーズを決めてくれました。 小さな子どもたちの中には、丸裸の子や上着しか来ていない子もいます。きっと着替えが間に合わないのでしょう。 ゴミの中から見つけた鉄砲のおもちゃで…

フォト・レポート(20)Smoky MountainⅡ

炭の材料である古タイヤが積み重ねられていました。あたりにはゴムを燃やすひどい悪臭と黒い煙が漂い、健康への害を心配せずにいられませんでした。 炭焼き小屋のすぐちかくで、子どもたちが元気に遊んでいました。まるで天使のような子どもたちでした。 シ…

フォト・レポート(19)Smoky MountainⅠ

Smoky Mountain 2010年10月17日(日) スモーキー・マウンテンと呼ばれるスラム街の入り口です。埋め立て用のゴミから集められた金属、プラスチックなどがあちこちに山積みにされていました。 シスターたちの姿を見て、子どもたちが集まってきました。ここでも…