2010-10-01から1ヶ月間の記事一覧
大黙想のお知らせ 10月25日(月)の晩から11月25日(木)まで、大黙想のため外部との連絡が一切取れなくなります。そのため、この間はブログの更新、コメントへの応答などはできませんので、どうぞご理解とご協力をお願いいたします。 大黙想は、第三修練の要と…
ロザリオの祈りをささげるマザー。聖体行列の前に、ザビエル・カレッジの校庭にて。 Copy Right:片柳弘史 《最新情報》 1.カトリック雪の下教会「雪の下ウェルカム祭2010」 10月23日(土)から鎌倉市のカトリック雪の下教会で、地域に開かれた教会作りを目指し…
かつての港湾倉庫群が、貧しい人たちのための居住区になっていました。20棟ほどある倉庫で数千人の人たちが暮らしているとのことでした。 外側からだとわかりませんが、中に入ると生活の匂いがあちこちに漂っています。 倉庫の内部は、このように板で区切ら…
海沿いの、最も貧しい地域に入りました。ゴミ拾いで生計を立てている人たちの家です。ここまで来ると、もはや水道も電気も何もない生活になります。 子どもたちも、スラムの他の地域に比べて元気がありません。栄養状態がよくないのでしょう、できものある子…
埋め立て地の一番奥で、今も埋め立てが続いています。投棄されたゴミの中から金属やプラスチックを探している人たちがたくさんいました。 ゴミ拾いをしていた子どもたちです。手に持っている鉤型の道具でゴミを拾い集めます。 ゴミを目当てに、犬たちも集ま…
ゴミで埋め立てられた広大な土地が続いています。 女の子たちが集まってきてポーズを決めてくれました。 小さな子どもたちの中には、丸裸の子や上着しか来ていない子もいます。きっと着替えが間に合わないのでしょう。 ゴミの中から見つけた鉄砲のおもちゃで…
炭の材料である古タイヤが積み重ねられていました。あたりにはゴムを燃やすひどい悪臭と黒い煙が漂い、健康への害を心配せずにいられませんでした。 炭焼き小屋のすぐちかくで、子どもたちが元気に遊んでいました。まるで天使のような子どもたちでした。 シ…
Smoky Mountain 2010年10月17日(日) スモーキー・マウンテンと呼ばれるスラム街の入り口です。埋め立て用のゴミから集められた金属、プラスチックなどがあちこちに山積みにされていました。 シスターたちの姿を見て、子どもたちが集まってきました。ここでも…
倉庫群 海沿いのスラム街を後にして、わたしたちは埋め立て地に隣接する倉庫群に向かった。かつて港から陸揚げされた貨物を入れるために作られた20棟の大きな倉庫が、貧しい人たちの住まいになっているという。政府が貧困者対策として、老朽化したこれらの倉…
スカベンジャー 鼻をつくようなゴムの悪臭がただよう広場を後にして、シスターたちはさらに海の方へと進んでいった。まだ最近埋め立てられたばかりの地面にはおびただしいゴミが散らばり、無数のハエが飛んでいた。やがて、海沿いの埋め立て現場が遠くに見え…
炭焼き小屋 スラム街を抜け、埋め立て地の入り口に着いた。ここからは、真っ黒な泥でぬかるんだ道を進まなければならない。道の両側には質素な家が立ち並び、あちこちに再生可能な金属ゴミやプラスチックのゴミが積み上げられていた。おそらく、埋め立て地の…
再訪 先月、マザー・テレサの記念日に「神の愛の宣教者会」を訪れたとき、日本人のシスターがスモーキー・マウンテンの話をしてくれた。煙を上げていたゴミの山とその周辺のスラムは1995年に政府によって閉鎖され、住民は郊外などに強制移住になったという話…
10月17日(日) スモーキー・マウンテン再訪 「神の愛の宣教者会」のシスターたちに誘われて、スモーキー・マウンテンのスラム街を訪ねてきた。 18年前の記憶 スモーキー・マウンテンという名前は、かつてこのスラム街の隣に存在した巨大なゴミの山に由来して…
《お知らせ》10月18日(月)から10月21日(木)まで、大黙想前の休暇で留守になります。この間、ブログの更新やコメントへの返事はできなくなりますので、どうぞご理解とご協力をよろしくお願いいたします。次回の更新は21日の晩の予定です。 夜明けのマリキナ・…
こちらを見つめるマザー・テレサ。1995年、カルカッタ、聖マリア教会にて。 Copy Right:片柳弘史 Mother Teresa Calendar2011「闇に輝く光」発売中 早いもので、今年も残すところ2ヶ月あまりとなりりました。遅くなりましたが、今年もドン・ボスコ社に「マザ…
10月16日(土) 大黙想に向けて 10月も半ばを過ぎ、いよいよ大黙想が間近に迫ってきた。大黙想に備えて、今週はずっと『霊操』のテキストを読みながら講義を受けたり体験の分かち合いをしたりしていた。 大黙想というのは、聖イグナチオが記した祈りの手引書『…
スラム街の人たちのための再定住エリアの一角に、原住民ドゥマガ族の子どもたちを学校に通わせるための寄宿舎がありました。現在、9人の子どもたちがここから近隣の学校に通っているそうです。 庭に咲いていたきれいな花です。「スパニッシュ・レディー」と…
Resettlement Area 2010年10月10日(日) 広大な敷地に、小ざっぱりとした清潔な家が5軒ほど建っていました。これから70軒にまで増やしていく予定だそうです。 再定住用住宅の内部です。太陽の光をたっぷりと取り入れて、日中は蛍光灯をつけなくても生活できる…
再定住エリアの建設が行われているのと同じ敷地の中に、近隣の山の中に住む原住民、ドゥマガ族の子どもたちのための寄宿舎も設けられていた。 ドゥマガ族は、この辺りから遠くバギオまで続くルソン島の脊梁山脈、シェラネバダの山中に生活している原住民で、…
10月11日(日) 再定住エリア ナボタスのスラム実習をお膳立てしてくれたNGOが、マニラの郊外にスラム住民たちのための再定住エリアを準備しているというので見学してきた。スラム街の人口過剰を解消するために、ある程度生活にゆとりがある家族に郊外の家を提…
赤ん坊を抱えた男の子と出会いました。ここでは、子どもたちが親を手伝って赤ん坊の世話をするのが当たり前のようです。 どっしりと頼りがいのあるお母さんが、子どもを抱えて足場の上を小走りに通り過ぎていきました。 足場の上につくられた広場で、青年た…
海上の足場の上を歩いているわたしたちを、家の中から子どもたちが珍しそうに見ていました。 海上に組まれた足場の上ですが、陸上と同じような日常生活が営まれていました。 カラオケで歌っているお父さんたちの近くで、女の子たちが遊んでいました。 女の子…
子どもたち 手をつないで足場の上を走り回っていた2人の子どもです。きっと兄弟なのでしょう。 赤ん坊を抱いた女の子が、わたしたちの後についてきました。 家の窓から、女の子が立ち並ぶスラムの屋根を見つめていました。一体、何を思っているのでしょうか。…
子どもたち どこのスラム街を訪れても共通なのは、道端でたくさんの子どもたちの姿を見かけることだ。貧しい人たちは、たくさんの子どもを産み育てることで将来に希望を託すと聞いたことがある。ティト神父のホームステイ先の家にも3人の子どもがいた。新し…
マザー・ハウス2階の聖堂の前にて。1994年5月撮影。 Copy Right:片柳弘史 『カルカッタ日記〜マザー・テレサに出会って』増刷のお知らせ 1994年から1995年にかけてカルカッタでボランティアとして働いていたときの様子を記した拙著『カルカッタ日記〜マザー…
スラム街 ティト神父に案内されながら建物の間の細く薄暗い道を進んでいくと、急に視界が開けて海が見えてきました。聞いていた通り、海岸沿いに作られた足場の上にたくさんの家が建っていました。 海上に作られたスラム街に入りました。足場がしっかりと組…
ミサの後、インドネシア人の第三修練者、ティト神父の案内でスラム街の中を見学させてもらった。ティト神父は、今回ナボタスの中でも一番貧しい地域でホームステイしている。なんと彼の暮らしている辺りの家はみな、海に組まれた足場の上に建てられていると…
《最新情報》 1.こいずみゆりさんミニ・コンサート マザー・テレサ生誕100年記念写真展のテーマソング「大好きなマザー・テレサ」を作詞・作曲してくださった音楽家のこいずみゆりさんが、神戸でコンサートをするそうです。「大好きなマザー・テレサ」のほか…
感謝の典礼に入り、第三修練者たちが祭壇を囲みました。いよいよ司祭としての本領発揮です。 教会の入り口付近から撮った写真です。聖堂の席は埋め尽くされ、立ったまま参列している人たちもたくさんいました。 ミサが終わって家路につく信者さんたちです。…
Navotas訪問 2010年10月3日(日) San Jose de Navotas教会でのミサ 入堂を待っている第三修練者たちです。祭服に着替えると、一人一人が司祭であることがはっきりしますね。 今回のミサでは、韓国から来たリー・ジョンジン神父が説教を担当しました。ドイツや…