2011-10-01から1ヶ月間の記事一覧

《「ラルシュ・かなの家」アシスタント大募集》

「ラルシュ・かなの家」アシスタント大募集 「わたしは長い間、知的障害者と言われる人々、いわゆる社会で弱い立場にある人々と共に暮らしてきました。そして今や、この人たちこそわたしたちの解放者であると、はっきり確信するようになりました。」(ジャン…

教会報11月号巻頭言「ただ一つ大切なもの」

カトリック六甲教会・教会報11月号巻頭言 ただ一つ大切なもの 10月中旬、イエズス会の仕事で仙台から石巻、女川、牡鹿半島を周ってきました。そのときの体験の中から一つ、牡鹿半島先端部にある十八成(くぐなり)地区で出会った信者さんのことをご紹介したい…

やぎぃの日記(121)福島のお母さんたち2〜食い違う見解

福島のお母さんたち2〜食い違う見解 4月になると、福島市内の各地で放射能の専門家たちによる講演会が行われるようになった。東京大学や東北大学、京都大学といった日本を代表する国立大学の教授たちやチェルノブイリに何度も足を運んだという医師たちが、一…

やぎぃの日記(120)福島のお母さんたち1〜誰が本当のことを?

福島のお母さんたち1〜誰が本当のことを? 今回の東北行きでぜひ会いたいと思っていたのが、福島市で子育て中の私の友人、稲葉景さんだ。稲葉さんは上智大学大学院で神学を学んだあと、福島で小学生6年生の息子を育てる傍ら、東京の大学で非常勤講師をしてい…

《秋の黙想会「祈りはよろこび」のお知らせ》

「わたしが福音を告げ知らせても、それはわたしの誇りにはなりません。そうせずにはいられないことだからです。」Ⅰコリント9:16) パウロはなぜ福音を告げ知らせずにいられなかったのでしょう。それは、心の底から湧き上がる救いの喜びを、人々と分かち合わ…

フォト・ライブラリー(185)太陽の塔

太陽の塔 コスモス畑を満喫したあと、せっかくだから有名な「太陽の塔」を見ておこうと歩き始めました。1971年生まれのわたしは万博を知らず、「太陽の塔」の実物を見るのもこれが初めてのことでした。 もっと小さなものかと思っていたのですが、近づいてみ…

バイブル・エッセイ(221)自分を愛するように

自分を愛するように ファリサイ派の人々は、イエスがサドカイ派の人々を言い込められたと聞いて、一緒に集まった。そのうちの一人、律法の専門家が、イエスを試そうとして尋ねた。「先生、律法の中で、どの掟が最も重要でしょうか。」イエスは言われた。「『…

フォト・ライブラリー(184)万博公園のコスモス

万博公園のコスモス 大阪で行われた若手司祭の集いの帰り道、とても天気がよかったので万博公園に立ち寄ってきました。運よく、コスモスが満開を迎えていました。 今年は台風が多かったのでコスモスはあまり期待できないかと思っていましたが、この公園のコ…

バイブル・エッセイ(220)ただ一つの道しるぺ

ただ一つの道しるべ 「あなたがたは、雲が西に出るのを見るとすぐに、『にわか雨になる』と言う。実際そのとおりになる。また、南風が吹いているのを見ると、『暑くなる』と言う。事実そうなる。偽善者よ、このように空や地の模様を見分けることは知っている…

《「被災地にとどけ、心の歌声〜テゼの祈りを神戸から」チラシ完成》

「被災地にとどけ、心の歌声〜テゼの祈りを神戸から」チラシ完成 先日ご紹介した祈りの集い「被災地にとどけ、心の歌声〜テゼの祈りを神戸から」、発表と同時に大きな反響があり、兵庫県内はもとより大阪府や京都府、遠くは高知県や山口県からも参加を申し出…

フォト・レポート(100)TSUNAMI

TSUNAMI 津波で破壊された牡鹿半島、鮎川浜地区の様子です。郵便局で働いていた4人の方が流され、亡くなられたと聞きました。牡鹿半島先端部にあって交通が不便なためか、未だ瓦礫の撤去が進んでいません。 津波で破壊され、傾いた家々がそのまま放置されて…

やぎぃの日記(119)東北被災地はいま5〜教派の壁を越えた友情

東北被災地はいま5〜教派の壁を越えた友情 遠藤さんの案内で、十八成浜地区と、お隣の入り江にある鮎川浜地区を見て回った。驚いたのはその惨状だ。津波から7ヶ月以上が過ぎているにもかかわらず、まだ瓦礫の撤去がほとんど進んでいない。建物は窓や壁を無残…

やぎぃの日記(118)東北被災地はいま4〜牡鹿半島

東北被災地はいま4〜牡鹿半島 牡鹿半島先端部にある十八成浜に住む、カトリック信徒の遠藤さんを訪ねるため、わたしたちは女川から牡鹿半島に入った。ところどころ地震の影響で段差ができたり崩れたりしている道を揺られながら進んでいく途中、左手の海岸沿…

やぎぃの日記(117)東北被災地はいま3〜石巻・女川

東北被災地はいま3〜石巻・女川 東北に入って2日目、レンタカーを借りて仙台から石巻に向かった。石巻ペースを訪ねてスタッフから活動の現状を聞き、さらに、復興が進んでいないという牡鹿半島の被災地まで行ってそこに住む信者さんの話を聞くことが目的だっ…

バイブル・エッセイ(219)値高い硬貨

値高い硬貨 ファリサイ派の人々は出て行って、どのようにしてイエスの言葉じりをとらえて、罠にかけようかと相談した。そして、その弟子たちをヘロデ派の人々と一緒にイエスのところに遣わして尋ねさせた。「先生、わたしたちは、あなたが真実な方で、真理に…

やぎぃの日記(116)東北被災地はいま2〜カルカッタの折鶴

東北被災地はいま2〜カルカッタの折鶴 被災地の最新情報を聞いたあと、立ち去る前に手土産で持って行った2012年のマザーテレサ・カレンダーを成井神父に手渡した。最後のページに掲載されているマザーの墓とその上に乗せられた色とりどりの折鶴を見せながら…

やぎぃの日記(115)東北被災地はいま1〜カトリック仙台教区サポートセンター

東北被災地はいま1〜カトリック仙台教区サポートセンター 10月13日、カトリック仙台教区サポートセンターを初めて訪ねることができた。突然お邪魔したのだが、責任者の成井神父様が被災地の現状を丁寧に説明してくださった。 現在、仙台教区は津波で甚大な被…

バイブル・エッセイ(218)同じことをする人

同じことをする人 すべて人を裁く者よ、弁解の余地はない。あなたは、他人を裁きながら、実は自分自身を罪に定めている。あなたも人を裁いて、同じことをしているからです。神はこのようなことを行う者を正しくお裁きになると、わたしたちは知っています。こ…

バイブル・エッセイ(217)力ある言葉

力ある言葉 不義によって真理の働きを妨げる人間のあらゆる不信心と不義に対して、神は天から怒りを現されます。なぜなら、神について知りうる事柄は、彼らにも明らかだからです。神がそれを示されたのです。世界が造られたときから、目に見えない神の性質、…

フォト・ライブラリー(183)須磨アルプス縦走2

須磨アルプス縦走2 ここが須磨アルプス最大の難所「馬の背」です。標高200mくらいの低い尾根なのですが、風化した花崗岩が切り立つ難所。身を縮めて岩の間を潜り抜けたり、鎖を使ってごつごつした岩をよじ登ったりしながら少しずつ進んでいきます。 この岩…

バイブル・エッセイ(216)神の小羊の婚宴

神の小羊の婚宴 「天の国は、ある王が王子のために婚宴を催したのに似ている。王は家来たちを送り、婚宴に招いておいた人々を呼ばせたが、来ようとしなかった。そこでまた、次のように言って、別の家来たちを使いに出した。『招いておいた人々にこう言いなさ…

フォト・ライブラリー(182)須磨アルプス縦走1

須磨アルプス縦走1 1ヶ月ほど前になりますが、木曜日の朝に思い立ち、須磨アルプスを縦走してみることにしました。標高200-300mほどの低山が幾重にも連なる、ミニアルプスです。まずは最初の山、旗振山(252m)の山頂を目指します。 旗振山の山頂から見た、…

《「被災地にとどけ、心の歌声〜テゼの祈りを神戸から」のお知らせ》

被災地にとどけ、心の歌声〜テゼの祈りを神戸から 「かつての被災地、神戸に住む者として、現在の被災地、東北のために何かをせずにいられない。」そんな思いを共にするキリスト教徒たちが一堂に会し、東日本大震災被災地の方々のために祈りを捧げます。教派…

フォト・ライブラリー(181)テゼの祈りin神戸2009

テゼの祈りin神戸2009 ★2011年11月25日(金)19:00からカトリック六甲教会で行われる「被災地にとどけ、心の歌声〜テゼの祈りを神戸から」に先立って、2009年に行われた「テゼの祈りin神戸」の様子を再度アップいたします。前回参加された方はあの感動をもう一…

フォト・ライブラリー(180)彼岸花咲く葛城の道4

彼岸花咲く葛城の道4 だらだらとした坂道を下って、ある曲がり角を過ぎたとき、ひときわ鮮やかな赤に染まった彼岸花の群落が目に飛び込んできました。今回の散策で出会った中で、一番見事な群落でした。遠くには、金剛山が見えています。 棚田の土手が、赤と…

バイブル・エッセイ(215)収穫の取り立て

収穫の取り立て ある家の主人がぶどう園を作り、垣を巡らし、その中に搾り場を掘り、見張りのやぐらを立て、これを農夫たちに貸して旅に出た。さて、収穫の時が近づいたとき、収穫を受け取るために、僕たちを農夫たちのところへ送った。だが、農夫たちはこの…

バイブル・エッセイ(214)教会博士

教会博士 イエスは聖霊によって喜びにあふれて言われた。「天地の主である父よ、あなたをほめたたえます。これらのことを知恵ある者や賢い者には隠して、幼子のような者にお示しになりました。そうです、父よ、これは御心に適うことでした。すべてのことは、…

フォト・ライブラリー(179)彼岸花咲く葛城の道3

彼岸花咲く葛城の道3 田んぼの土手にも、彼岸花がたくさん咲いていました。秋の澄み切った空気が、空の青、稲穂の黄金色、彼岸花の赤を引き立てています。 この辺りは「高天原」伝説のある地域です。そう言われて見上げれば、天孫が降臨してきてもおかしくな…

《東日本被災地支援チャリティ・コンサート「いのりの花束」のお知らせ》

東日本被災地支援チャリティ・コンサート「いのりの花束」 マザー・テレサ生誕100年記念写真展のテーマ・ソング「大好きなマザー・テレサ」を作詞作曲し、あちこちの会場で歌ってくださった音楽家のこいずみゆりさんが、神戸市で行われる東日本大震災被災地…

フォト・ライブラリー(178)彼岸花咲く葛城の道2

彼岸花咲く葛城の道2 澄み切った空の青さ、遠くに連なる金剛山の緑、秋風に揺れる稲穂の黄金色、そして燃え上がるような彼岸花の赤。神の恵みで鮮やかに彩られた、秋の葛城古道です。 「実るほど、頭を垂れる稲穂かな」の言葉通り、たわわに実って頭を下げた…